持続可能なオーガニックライフを送るための3つのポイント

今回は概念的な話です
サステイナブルなオーガニックライフを送るための考え方、工夫の仕方をお伝えしていきたいと思います

5年後も10年後も50年後も、地球と生物に配慮した生活を送れるように日々を過ごすことがキーポイント
世の中はめまぐるしく変わるし、自分の生活も刻々と変化があります

今この瞬間だけものすごく頑張ってオーガニックライフを送ったとして
それが数年後には続かなかった…これではもったいない!

ポイントを3つ
・罪悪感に苛まれない
・自分にとって心が平穏でいられる生活環境をつくる
・持ちつ持たれつでいいじゃない

これらをお伝えしていきます!

1つ目のポイント:罪悪感に苛まれない
例えば、オーガニックライフを送る上で一番取り入れやすい、食についての例として
-有機食材を買えなかった
-オーガニックデリやレストランがないからどんな食材が使われているかわからないお惣菜を買ってしまった
-環境問題のことを考えて肉食を減らさなきゃいけないのに肉を食べてしまった

これらのことはオーガニックライフを送り始め、色々知っていくと出てくる問題ではないでしょうか?
他にも沢山あると思います

農薬や化学肥料、排水による汚染、大気汚染、地球温暖化、不正賃金労働などなど製品の裏側に隠れているストーリーを知れば知るほど、身の回りで手に取れるものを購入することが怖くなることがあります

これを考えるとこれは買えない
これはこうだから買えない

真面目に真正面から社会が抱えている問題を受け止める人の中には、何かを買うこと、何かを食べることさえ怖くなる人もいるかもしれません

私もそう思うときがありました

まず肩の力を抜くためにお伝えしたいことがあります

私たちが生きるには何かを購入したり、あるいは人からもらったりして生活する必要があります(自給自足については後述)。そして日本において無農薬・無化学肥料栽培野菜や果物、有機畜産の精肉、衣類から掃除洗濯などの居住環境を整えるものまで、全てオーガニックで揃えることは容易ではありません
購入できるお店が限られているし、私たちの生活時間だって限られている
家を出てすぐそこにあるお店がオーガニック食品・製品で溢れている地域の方が少ないのが現状です

だから、
今日は帰りが遅くなってしまってオーガニックスストアに寄れないからオーガニックじゃないものを買うことになる
週末にまとめ買いもできなかったし
全然ダメじゃん自分、みたいな

そんなことを思わないでください
本当は選びたい商品や食品ではないものの方が手に入りやすい世の中なのです

だから良いのだということではなく
そういう状況になる時って大体はお仕事がみっちりだったりすることがほとんど(私は)
今日は、もしくは今週は私も頑張ったのだから、明日または来週からまた頑張ればいいじゃない?
そしてこの内容は2つ目のキーポイントにも関係してきます

少し余談で、オーガニックのことや環境問題を気にしてビーガンになる場合に気をつけてほしいことがあります
ビーガンやベジタリアンの人たちには2種類います
概念や思想からそうなった人(頭で考えてなった人)
自分の体質に合っていたからそうなった人(身体の視点から入った人)

残念ながら前者にも後者にも両方に当てはまる人ばかりではないです
前者の場合、始めはこうやって食を送ることは環境にも動物にとってもいいんだわ!と思って始めていたのに、段々と食べられるものの制約から神経質な性格になってしまったり、食の違いから人付き合いをしていくことが窮屈になってしまって、それがストレスとなり不健康な見た目になっていく人たちをよく見かけます
後者の場合、自分の身体が喜ぶものを分かっていてそういった食を送っているので肌艶もよくとてもポジティブで健康的な印象が強いです

ビーガンやベジタリアンの人は肉を食べない分、サプリメントを摂取している人もいます
また、肉から得られない栄養素は他の植物食材でその栄養素を補うという食事になります

こんな研究がありました
1970年代、βカロテン(体内ではビタミンAに変換される)が含まれる緑黄色野菜や果物を豊富に摂っていた人たちには肺がん・胃がんが少ないという報告があがり、βカロテンの摂取ががん予防になるかもしれないことが期待されました
1990年代、喫煙者およびアスベスト暴露のある人たちを対象としたランダム化比較試験が行われ、ビタミンAとβカロテンのサプリメント効果を評価しました
そうしたらどうなったでしょうか
βカロテンサプリメントの摂取は反って肺がんリスクを上げたのです*
βカロテンの健康被害はそれだけでなく、死亡率と心筋梗塞リスクを上げ**、膀胱がん発症率約50%増加***、喫煙者では肺がんと胃がんのリスクを10~20%増加させる****ことが様々な研究から報告されました
ここから言えることは、ある栄養素を摂取する場合にサプリメントではなく食材からとることが重要だということです
大事なのは成分ではなく食材そのものなのです
ある食材に豊富に○○が含まれていてこれに効果的!という謳い文句はよく聞きますが、その食材に含まれる栄養素成分はそれ以外にもあり、それらが相互に存在することで効果を発揮することも考えられます。そのため、ある食材のある栄養素を他の食材から代用しようとしても同じような効果がヒトの体内で起きるとは限らない、とも言えます
つまり、肉食をゼロにして他の植物に含まれる成分のみで補うことは身体のことを考えれば良いとは言えません

環境のことを考えて肉食をゼロにするという行為は、人間だからするものです
他の動物は草食動物でもない限りそんなことはしません

体質としてビーガンやベジタリアンの方が合っていると感じる人は迷わず続けていって良いと思います

大事なのは、必要な量を必要な時に食べること
それを感知する癖をつけることです
自分の身体を内観し、常に声を聴いてあげるようにしましょう

ただし環境のために肉食を減らす、という点については必要な観点でもあります
無くすのではありません、減らすのです


これは以前のブログでお伝えした、2017年スイス有機農業研究所(FiBL)、国際連合食糧農業機関(FAO)、欧州各国の大学の研究者らが、「有機農業でサステイナブルに世界を養う戦略」という共同研究論文に書かれたオーガニックで世界人口を養う3つの条件のうちの1つ
肉食を現行の1/3に減らす
こちらを意識してみたら良いかと思います

まずは、今現在あなたの肉を食べる頻度や量を1/3にしてみてください
毎日3食とも肉を食べていれば1日1食に(中々いないと思いますが。笑)
毎日1食は肉を食べるのであれば3日に1回にする
など、状況は人それぞれだと思いますので、自分の今のスタイルを振り返って少し変化をもたらしてみてください

肉の代わりに魚を食べるようにしてみてください
身体はとても軽くて楽になると思いますよ

ちなみに研究報告として最もヒトの身体を健康にする食事として地中海食(パレオエシック)があり、その推奨摂取頻度は
牛肉・豚肉などの赤い肉は月に数回
鶏肉など白い肉は週に数回
魚も週に数回
そしてあらゆる肉より魚の方が良い、とされています*****

これらも参考に肉を今の1/3にしてみてはかがでしょうか

これは今日何を食べたか?を意識する上でも大事な要素ですのでぜひ実践してみてほしいことの1つです

身体は健康な充実した日々を送るための基本なので、持続可能な身体を作りましょう

2つ目のポイント:自分にとって心が平穏でいられる生活環境をつくる
1つ目のキーポイントにも出てきた例を含めて現在の生活環境がオーガニックライフを送りにくくしている例を挙げてみます
今日は帰りが遅くなってしまってオーガニックスストアに寄れないからオーガニックじゃないものを買うことになる
マイボトルでお水を持参したが、勤務時間が長すぎたあるいは想像以上に暑く水分補給が必要になって、などの理由でペットボトル飲料を買うことになってしまった
などなど

これは私の経験から挙げた例です
おそらくありがち

私がこのような問題に直面したときに心底思ったことは、今の働き方も変えなくては改善するのは難しいということでした

職種を変えるつもりはないけれど、勤務形態・時間・場所など変えられることは変えて、無理なく心理的にも楽にオーガニックライフを送る生活環境にすることは可能だと考えています
早く開業したいのはそれもある・・・(笑)

私にとってオーガニックライフを送るということは生活の軸であり、ライフスタイルの重要な部分なので優先度が高いからそう思えるのもあります

今の職場なり居住環境に身を置くメリットが大きいのか?
そこでなければいけない理由は?
人生で大切にしたいものは何?
職を変えることもできるのでは?
いま、ハッピー?

どうか、これを読まれている皆さんにもオーガニックライフを送る楽しさを感じて、オーガニックライフではないとしても人生を豊かにするものは何か?を今一度考え直してみてほしいと心から思います

これもまた、何年後もその生活を続けられるか?という問いかけだけでなく

身体がダメになったら終わりだということも考えさせられます

3つ目のポイント:持ちつ持たれつでいいじゃない
オーガニックを突き詰めていくと、地産地消、自給自足という小さなコミュニティで完結していくことが望ましいというところに行き着きます
それはつまり、自分を満たして幸せにしてくれるものは案外とても小さなことだということの気づきにも繋がります

それは置いておき

地産地消はできても、みんなが完全なる自給自足をすることは難しいです
私なりの考えでは、完全自給自足生活を地球上の全員が行うことは土地の使用方法問題だけでなく、あらゆる職がなくなるので社会が排除排除の方向へ向かうと想像するため、ベターとは言えません。何より変革が大きすぎる。それよりは、ある職というのは必ず何かのためになっているのだから、それぞれの分野のプロフェッショナル同士が情報・知識・物資を共有したり交換すればいいと考えます。
私には野菜を作るノウハウも経験もないけど、鍼灸マッサージというどんな時代でも消えない技があります。だから食を自給自足できないけど、鍼灸マッサージをすることでいただく対価としてのお金を、農家さんや何か購入する先にまたその商品の対価としてのお金を渡す
こんな循環があればいいのでは、と思うのです

私個人としては、甘えを生むのではなく個々人が考えをもって行動し、自分のできることを全うすることが大前提で、
持ちつ持たれつで支え合って生きていきましょうよ
と思います

どうか、日々の生活にオーガニックという要素を上手く取り入れて
何年後も絶やさずに続けていけますように

オーガニックライフを送りやすい世の中にしていくためには

今日できなくても必ず明日やろう

周りに配慮した行動を少しずつ積み上げて重ねていくこと

その輪を広げていくこと

塵も積もれば山となる

頑張りすぎて積み上げことをストップするのはもったいないから

大きくライフスタイルを見たときにそれが周りに配慮された行動で埋め尽くされていますように

いかがでしたでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀

出典:
*Omen GS, Goodman GE, Thornquist MD, Balmes J, Cullen MR, Glass A, Keogh JP, Meysken FL, Valanis B, Williams JH, Barhart S, Hammar S. Effect of combination og beta carotene and vitamin A on lung cancer and cardiovascular disease. N Engl J Med. 1996;334(18): 1550-1155
**Goodman GE, Thornquist MD, Balmes J, Cullen MR, Merskens FL Jr, Omen GS, Valanis B, JH Jr. The Beta-Carotene and Retinol Efficacy Trial: incidence of lung cancer and cardiovascular disease mortality during 6-year follow-up after stopping beta-carotene and retinol supplements. J Natl Cancer Inst. 2004; 96(23): 1743-1750
***Jeon YJ, Myung SK, Lee EH, Kim Y, Chang YJ, Ju W, Cho HJ, Seo HG, Huh BY. Effect of beta carotene supplements on cancer prevention: meta-analysis of randomized controlled trials. Nutr Cancer. 2011; 63(8): 1196-1207
****Druesne-Pecollo N, Latino-Martel P, Norat T, Barrandon E, Bertrais S, Galan P, Hercberg S. Beta-carotene supplementation and cancer risk: a systematic review and metaanalysis of randomized controlled trials. Int J Cancer. 2010; 127(1): 172-184
*****Oldways Preservation & Exchange Trust 1994

誰でも実践できるオーガニックライフの3つのキーワード3:肉食を減らそう-身体の声を聴けていますか?

今回は誰でも実践できるオーガニックライフの3つのキーワード3: 肉食を減らそうというテーマの元、
・地球温暖化と肉食の関係
・肉食が身体に与える影響と肉食を減らすメリット
この2つの柱を菜食主義のことや私の実例も混ぜ込みながらお伝えしていきます

そもそも地球温暖化を引き起こす温室効果ガスって何?という基本的なところにも触れて進めていきながら、何かを減らすことや無くすことが反って生活を豊かにしてくれるということもお分かりいただければ嬉しいです

まずお尋ねしたいことがあります
あなたのその食事は自分の身体の声を聴けていますか?

私が肉食を極端に減らしたきっかけは、世界中のビックデータ、メタデータと言われるもののみを取り上げたある食に関する本(*)との出会いで、試しに肉と卵を一切食べずに数か月過ごしてみたことでした
これは身体のためでした
それでもメリットの方が大きかったのです!!

のちに地球温暖化との関係を知るうちに、肉食を減らすことのメリットが増えた部分もありますが、自分の身体の声に耳を傾けて、何を欲しているのか何が今の身体状態に必要なのかを頭で考えるのではなく身体に聞くこと、これこそ私にとっての自然体だと気づけました

私が食材の買い物をするとき、お肉は基本的に買いませんが、人と会うときはフリーにしています。なぜならビーガンではないし、ルールから入る食事というのは長続きしないから

ビーガン食は好きですが、ビーガンになるつもりはないですし、私はビーガンではありません
ビーガンにならない個人的な理由としては食において何か(ルールのある)グループに属するような食事をするというのは自然体ではないように感じられるから
動物愛護の理由からビーガンになるということは個人的に納得できず…だって植物も生きているでしょう?しかもマメ科の植物からタンパク質を多く摂ることになるビーガンはどんなマメを選ぶかで反って環境負荷の大きな栽培方法のマメや野菜を食する可能性が高くなります

自分の身体が喜ぶものを食べていたら結果的にビーガンだった、というのはとても良いことだと思います


食事法の何か1つで全てを網羅することは難しく、食という分野で広く網羅できるとしたらそれは、オーガニックである、ということではないでしょうか?

何も、肉食をゼロにするなど過激なことを言うつもりはありません
ただ、人間の社会生活や食生活の変様が地球温暖化のリズムを約10万年早めているというのは見逃せない事実であり、それと肉食は深い関係があります

では、地球温暖化と肉食の関係から見ていきましょう

地球温暖化と肉食の関係
まず、地球温暖化って?
地球の大気中には温室効果ガスと言われるものがあります
二酸化炭素、、メタン、一酸化二窒素、フロンガスなど
これらは太陽からの熱を地球上にとどめておく働きがあり、地球上の温度を生物が過ごしやすい程度の温暖な状態にしておくのに必要なガス
しかしそれが増えすぎてしまうと太陽からの熱をとどめる力が強すぎて、地球上の温度は上昇する一方となります
温室効果ガス排出量全体の9割以上を占めるのは二酸化炭素とメタンガスです
これが環境問題とされる地球温暖化現象のざっくりとした内容です

農業から排出される温室効果ガスは、世界で排出される温室効果ガスの1/4超を占めています
農業の分類は世界的な決まりがなく、地域や団体によって変わりますがここでは栽培するもの別にみたときに2つあると捉えてください
耕種農業:野菜・果物・米・綿花など植物を育てる農業
畜産農業:牛・豚・鶏などの動物を育てる農業
農業には、生産だけでなく種苗の調達元での作業工程や運搬・流通など全てのプロセスが含まれたものであり、耕種・畜産農業にそれぞれにおいてそういったプロセスが含まれた広義的な意味合いが多いです

今回は肉食についてお話をするので、農業の中の畜産農業と地球温暖化の関係についてだと考えてください

世界で排出される温室効果ガスの1/4超を占める農業から排出される温室効果ガス(以下:農業温室効果ガス)のうち
最大排出は動物(家畜)の腸内発酵、つまり動物が食べたものを消化して出るゲップを通して放たれるメタンガスは農業温室効果ガス中の39%を占めています(2011年)

これを人為的に排出される温室効果ガス中の割合でみると、
14%を占めます

ちなみにメタンガスは二酸化炭素の20倍の温室効果があるガスです

農業の他の分野と比較してみましょう
合成肥料を使用して放出される温室効果ガス排出量は、農業温室効果ガス中の14%で増加量が最大となっています(2011年)
水田での生物学的プロセスの結果生じるメタンガスは農業温室効果ガスの10%
これだけでも畜産農業で排出される農業温室効果ガスの割合の高さが見えますね

2011年の農業関連での温室効果ガス排出量の割合を世界の地域別で見てみましょう
45% アジア
25% アメリカ
11% ヨーロッパ
4%  オセアニア

1990年ではアジアは今よりも排出量は低く、ヨーロッパがはるかに高かったのですが今や大逆転の数字となっています
これはドイツ、デンマーク、スウェーデンは食肉税を検討するなどヨーロッパ全体として農業温室効果ガスの排出を低減させる取り組みがなされている効果が出ていると考えられます

また、牛は鶏や豚に比べて、排出する温室効果ガスが6倍以上と言われています
(FAOデータ)

肉食を減らすなら、まずは牛から!
というのもお手軽かもしれませんね
一番高価なお肉ですし焼肉やステーキハウスなどにあえて足を運ばなければ無くしていけそうな肉です

肉食が身体に与える影響と肉食を減らすメリット
まずはデータを見てみましょう
今回は肉に関してをメインにし、加工肉(ハム・ソーセージなど)は少々触れる程度に
加工肉が身体によくないというのは基本的な部分ですが、肉をやめることより加工肉の摂取を控えることや無くしていくことは日本では非常に簡単だと思いますので今回は短縮させていただきます

肉の分類は
牛・豚・羊・馬:赤い肉
鶏:白い肉
とします(地中海式食事の分類としてもマクロビでも同じように考えます)

赤い肉の摂取量が増えると大腸がん(結腸がん・直腸がん)のリスクが高くなる傾向があります(国立がんセンター*)
これは日本の広い地域に住む人を対象とし、45~74歳の約8万人を8~11年追跡した研究です
赤い肉の摂取量に応じて5つのグループに分けた結果
女性は1番多いグループは1番少ないグループと比べて結腸がんリスクが48%増加
男性は統計的有意差はないが結腸がんリスクの増加傾向

また、赤い肉の摂取量が1日あたり100~120g増えると脳卒中リスクは11%増加(5つの論文をまとめたメタ分析ですが、日本人におけるエビデンスは不十分*)

ちなみに加工肉の摂取量が増えると、全死亡率、脳卒中や心筋梗塞など動脈硬化による死亡率、がんによる死亡率がいずれも上昇することは、世界中の論文でデータとして出されており、9つの論文をまとめたメタ分析からも明らかとされています(*)

まとめると、
赤い肉摂取量↑:大腸がんリスク(とくに結腸がんリスク)↑
加工肉摂取量↑:全死亡率と脳卒中、心筋梗塞、がん、全ての死亡率↑

代わりに何を食べれば良いか?
鶏肉(白い肉)はbetter
魚がbest

ちなみに、卵についてのデータをほんの少し紹介(*)
卵は1日に1個以上食べると、2型糖尿病(後天性の糖尿病)の発症リスクが42%上がります
1日に2個以上食べると心不全のリスクが62%も上がります
これは1日に食べる個数だけを言っているのではなく、これを継続的に頻度を持って食べた場合のこと
食べるならば1週間に6個まで、これが身体的に考えると病気リスクを下げます

ここにあげたデータは全て1つの本に集約された論文たちがベースになっています
さっそく私は摂取するタンパク質を肉なし、卵なし、魚と豆類だけからという生活にしてみました
元々、肉の中で一番好きなのは鶏(ムネかササミ)
完全栄養食の卵は、一人暮らしの救世主としてよく食べていました
データ上では身体的には何の問題もないのですが、それではつまらないので一切肉と卵を口にしない(たまにある人との会食を除く)で過ごしてみようと思い、図らずもベジタリアンの一種をスタート(笑)

魚や納豆など豆類はしっかり食べるようにして数か月・・・

そしたらどうでしょう

ヘロヘロになりました(笑)

といのも、鍼灸マッサージ師という職業は割と肉体労働でして。苦笑
しかも私の働き方はおそらく世間一般の人以上の仕事の詰め込み方をしているのか、家族には呆れられるほど。苦笑
唯一の休みの日も勉強会やセミナーに出かけることがほとんど、朝はのんびりの日もありますが帰りはだいたい22時を過ぎるのは当たり前、23時を過ぎることはザラでお昼は食べないというようなことはよくあります
(たぶん鍼灸マッサージ師あるあるなのだけどなぁ。笑)

しかもこの食事内容を切り替えた時期がまた猛烈に忙しい頃で
3か月を過ぎる頃からヘロヘロし始め
もう少し経ってから久しぶりに卵が食べたい!と身体からの欲求が聴こえてきまして
TKGにして食べてみたら・・・

・・・!

なんてパワーの出る食材なんだ!!!
と、卵が完全栄養食と言われる理由を身体で感じました

こりゃ、これを日常的に食べたら栄養過多になって、東洋医学的に言う「実」の状態に傾くのは当たり前だと納得

まだ肉を買わない生活は継続していたある日、血の滴るような肉が食べたい!牛肉!!という身体の声がまた聴こえてきまして
オージービーフのステーキ用をどーーんと焼いて食べたら・・・

・・・!

すごい、身体がスポンジのように全部の栄養を吸っているような感覚!
血まで美味しい!笑

卵も肉も大げさに言っているのではなく、本当にそう感じたのです

数か月の完全に肉と卵なしの生活をしてみて分かったことは
これらは身体が欲したときに食べれば良いもの
そして、日常でも身体が何を欲しているのか常に感じながら食を選ぶということの大切さです

私は今も、自宅で1人で肉や卵を買って食べることはほぼゼロ
身体が欲したとき(ほとんどない笑)と人と食事するときのみ
何の支障もなく仕事もプライベートも過ごせています

肉より魚の方が少々コストがかかるようなと思われますが、時期に見合った魚を選んだりそれこそ食材売り場の割引対象のものをまとめ買いして調理で工夫したり、やりようは色々あります!魚にしたからと言って食費が上がったということはありません

ただ、魚を選ぶときに気をつけてほしいのは産地と生息の仕方(天然・養殖)
例えばチリ産養殖の鮭は要注意、など細かいことになるのでこれもまた別の機会に(汗)
分かりやすい見分け方ですと、MSC認証ラベルがあるかどうか
これは日本のスーパーではかなり見かけないマークなのですが、養殖ものを避けて買われる方は多い中でこの認証にまで目が言っている人は少ないはず
このMSC認証とは持続可能なシーフードのために天然ものを自然の生態系を壊さない程度の数しか漁をしないことが保証されているシーフードにつけられるマークです
ASC認証というのもあり、それは養殖のシーフードへの認証マークです
これらも認証を取らなければいけないので、このマークがあるから良くて他がダメということではありませんので、あくまで情報としてさらに調べてみてください(ネットですぐに出てきます)

話は肉に戻り、肉などを(あえて)食べるタイミングも私にはありまして
それは女性特有の身体リズムにも関係するお話・・・また別の機会に触れられたらと思います

私個人としては、病気になりたくなくてそのために肉を減らしたのではなく

肉を減らしてみたら身体の調子は良くなり、スッキリしました

しかも地球温暖化緩和につながる

現代の食に困らない環境で生きている人たちは、今一度自分と向き合ってみていただきたいのです

その1つの手段として肉食を減らす
チャレンジとして肉食を無くす

これはとてつもなく有意義な発見を与えてくれます

人間は脳みそが発達しすぎて、身体が発信している本音を脳みそが打ち消すことが多々あります

せっかく動物として生まれてきたのだから身体の声を聴かなくちゃ、もったいない

何かを無くしていくこと、削いでいくことは
新しい何か豊かなものに気づかせてくれます

私にとってその大きなものは肉食を減らすことでした

最後に私の好きな言葉をご紹介します
Less is more
(by ドイツ出身の建築家ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ氏)

あなたを豊かにしてくれるものは何ですか?

最後までお読みくださり、ありがとうございました🍀

*参考図書:津川友介著「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」

誰でも実践できるオーガニックライフの3つのキーワード2: パーム油-食品・化粧品類・衣類洗濯すべてに関わる環境負荷の高い生物資源

今回は誰でも実践できるオーガニックライフの3つのキーワード2: パーム油について

パーム油にフォーカスする理由があります
パーム油は食品やシャンプーなどの化粧品類、衣類洗濯用洗剤などあらゆる製品に使用されていて、私たちの生活に空気のように当たり前に存在しているからです
広く使われるのは、固形から液体まであらゆる形として存在し得るパーム油の性質もあります

植物油脂という成分表示に隠された情報と、パーム油ってそもそも何?どこでどうやって作られているの?という基本的な背景から、

なぜパーム油がいけないのか?
パーム油が使われた製品をあえて選ぶ必要があるか?
パーム油を使われていない製品を選ぶ生活の工夫(食品・化粧品類・衣類用洗濯洗剤)
をお伝えしていきます

製品の成分表示の表記に気をつけて商品を選ぶだけでもオーガニックライフの大きな一歩となることをお分かりいただけたら嬉しいです

オーガニックライフとは、自分以外の周りへの配慮をする生き方だからです

もしお家にマーガリン、チョコレート、スナック菓子、アイスクリーム、パンなどの加工食品があれば、裏面の成分表示や名称を見てみてください
植物油脂あるいは植物性油脂と書いてあるものがあるはずです

植物ってなんとなく身体に良さそうなイメージだけど、何の植物?と思いませんか?

植物油脂とは植物由来の油の総称で、
常温で固まるものを植物脂
常温で液状のものを植物油
といいます

植物油脂として表記され、使われている代表的な油脂は
なたね油、パーム油、大豆油

実はどれも危険な植物油脂!
危険というのは健康面のことだけではなく、環境への負荷が大きな生産をされているものたちでもあるのです
厄介なのは、多くの製品で植物油脂がどの油脂を使用しているかの成分表記が詳しくされていないことがあります

それを踏まえて今回はパーム油に絞ってお話をします
植物油脂が健康面で危険な理由などは世の中のブログに沢山書かれているので、ぜひ検索してみてくださいませ

では、始めましょう

キーワード2: パーム油
Q.パーム油とは?
A.アブラヤシという植物の実から採れる油のこと

原産国は中南米など赤道直下の暑い国
ちなみにヤシ油とはココナッツから採れる油のことで、同じヤシでも別物です

このパーム油、現在世界消費1位の油!
アブラヤシは通年で実をつけるため安価で安定した供給ができることが世界中で使われる理由の1つです

ならいいじゃない?、とはいかないのです

環境負荷の高い生物資源であるパーム油
パーム油の原材料となるアブラヤシを栽培するために、もともとは熱帯雨林や泥炭林だった土地を開拓してアブラヤシの植栽培地とするのです

インドネシアで2001〜2013年にパーム油生産のために森林伐採された土地の総面積は約1600万ヘクタール(Global Forest Watch)
北海道の総面積で約1.9個分
私のホーム神奈川県の総面積で約66.2個分(平沼が計算)
この10年ちょっとでこれだけの国土がアブラヤシ油農園になったのです

この農園を開拓するだけでも地球温暖化促進への影響が大きいのです
森林伐採をし、農園とするために土地の整備をするのに使われる多くの機械から温室効果ガスの1つであるCO2が排出されます
また油農園では除草剤を含む化学農薬や化学肥料が使われていることが多く、それらを広い油農園に行き届かせるための機械の使用、生産・加工・流通などの輸送によりCO2が排出されます(アブラヤシは実が木から離れてすぐに成分分解が始まるため、切り落としたらすぐに輸送して加工しなければならないのです)

さらに、泥炭林の土壌には何千年もの期間で枯れた木が湿地に堆積し泥炭化することで貯蔵された膨大な炭素が含まれています。これが開拓されることによって炭素の分解が始まり、大量のCO2を排出することになります。
インドネシアの泥炭林開発によるCO2排出量は日本のCO2総排出量をはるかに超えているとされています

また、化学肥料からは亜酸化窒素が大気中に出ます
亜酸化窒素はCO2の310倍の温室効果があるガスです

化学農薬や化学肥料の使用により土壌の生物多様性は損なわれ
森林伐採によりそこに生息していた動植物たちは排除されてしまいます

パーム油は生物由来の資源でありながら、ガソリンや石油よりも環境負荷が高い資源なのです

低賃金労働の上に成り立つ消費
インドネシアでは世界有数のパーム油生産大国として、パーム油による収益は増えているとされていますが現状はその賃金が平等に分配されてはいません
低賃金で手作業の労働を強いられる労働者が沢山いて、実際の収益を得ているのは経営者などの上層階級の人だけであったり。その上に成り立つ生産と私たちの消費なのです

パーム油の性質
パーム油に含まれる脂肪酸は
40% 飽和脂肪酸(パルチミン酸)
40% 不飽和脂肪酸(オレイン酸)

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸という呼び方は最近では聞き馴染みあるかと思います
飽和脂肪酸は低い温度で溶けにくく固まりやすい脂
ラードなどは脂が固まっているのを想像していただければ分かりやすく、動物性の脂に含まれる脂肪酸です
一方で不飽和脂肪酸は低い温度で溶けやすく常温では液体で存在することが多い油
オリーブオイルなど植物性油や魚に多く含まれる脂肪酸です

この2つの脂肪酸の違いの1つは、液状で存在する温度の違いにあります
パーム油に含まれるパルミチン酸(飽和脂肪酸)の液状になる温度は63度~
オレイン酸(不飽和脂肪酸)の液状になる温度は13度~

パーム油が含有するこの2つの脂肪酸を分別して
不飽和脂肪酸を減らせば固体のパーム油(パーム・ステアリン)として
飽和脂肪酸を減らせば液体のパーム油(パーム・オレイン)として
様々なかたちで食品や製品に応用することができるのです

また、パーム油の成分にはラウリン酸があります
これはシャンプーなどの界面活性剤や歯磨き粉の発泡剤として使用されることの多い成分で、

成分表示には
ラウリル硫酸ナトリウム
ラウリルグルコシド
など、「ラウリル○○」と表示されいるので注意して見てください

とくにシャンプーなどでは「ナチュラル系」のものでも成分表示の最後の方に書かれていたりしますので、ザッとでも良いから目を通すことをオススメします
シャンプーやコンディショナーは身体に直接触れるものでもあります。人間の身体は頭からつま先まで1つのつながりあるものであり、1枚のつながった皮膚で覆われています。また髪の毛も成分としては皮膚の一部が分化したもの


頭髪も皮膚の一部であり、どこの部位の皮膚であれ界面活性剤はダメージを与えます
界面活性剤は肌をツルツルにするものであり、そう”見せる”もの
実際は必要な皮膚上の皮脂も流してしまって、皮膚の地力が損なわれます
「肌力」についてはまた別の機会に触れたいと思います

要は、体にとっても環境にとってもラウリル○○という成分は必要ないもの

しかもパーム油の使用・不使用で食品に関してはやや値段の差は出てきますが、生活用品ではそこまで多額な差が出てきません

ならば買う理由がありますか?

最近では薬局でも界面活性剤フリーという表記のあるシャンプーなどは売られていますが、そのようなものでも必ず成分表示をご覧ください

実際のところ環境負荷がゼロに近い本物のオーガニックなシャンプーは製造が難しく、本当の本当にオーガニックにするためにはシャンプーなどを使わない入浴法や洗髪法にしていく必要があることもお伝えしておきます

ナチュラル系衣類用洗濯洗剤に要注意
「ナチュラル系」の商品は本当に気をつけてください
世界的な基準として、オーガニックであるという表記が法的に確立されているのは食品のみとなります
一般的なスーパーでもナチュラル系衣類用洗濯洗剤が売られていますが、大半はパーム油が使われています
私は成分表示を見たら確実に買いません

ではオーガニックな洗濯は?
私の実践例では、ランドリーナッツ(化学農薬・化学肥料不使用、別名ソープナッツ)を使っています
ランドリーナッツはライチの仲間のムクロジの果実を乾燥させたもの(ネットで購入できます)
洗濯物量4-5kgに対して小さな綿袋にナッツを10個ほど入れて洗濯機に入れて洗濯するだけ。洗濯が終わったら袋のまま乾かして、また使います。
ナッツがバラバラになるまで10回程度は使えて、1回あたり約13円
(洗濯量に対してナッツの個数は調整してください)

多少の匂いがあるので、気になる方は精油を振り入れるのがオススメ
私は消臭・抗菌効果のあるユーカリとラベンダーのオーガニック精油を数滴たらし入れていて、それでも少しやわらぎます
それでも気になる場合は、正直、、、水だけでもかなりの洗濯効果があるのでこれはお好みになりますが自分スタイルを探してみてほしいです

衣類洗濯となると排水のことも気になるので、その面で今はランドリーナッツを使用しています

ランドリーナッツ以外の方法も模索中です!

いかがでしたでしょうか?

日本人の一人当たりのパーム油摂取量は年間平均4kgと言われています

この消費を減らす工夫は案外、簡単そうではありませんか?

ぜひ生活に楽しく取り入れてみていただけたら嬉しいです

最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀

参考文献:バイオマス本当の話

誰でも実践できるオーガニックライフの3つのキーワード1:プラスティックー見せかけのリサイクル率

今回は日常で環境に配慮した生活を送るために誰でも実践できることを3つのキーワードからお伝えします

1プラスティック:見せかけのリサイクル率/使い方と捨て方/マイボトル習慣
2パーム油:植物油脂、界面活性剤という表現に注意しよう
3肉食を減らそう:車からの排気より大量の温室効果ガスの排出をする肉食/肉食を減らすことと健康の関係から見たメリット

3つのキーワードを1回に1つずつお伝えする形式にしますので、ぜひ3シリーズお読みくださいね(全部にしたら、1つでもとても長くなってしまい、私自身が長すぎるブログを好まないので3回シリーズにすることにしました(笑)

まず始めに、あなたは忙しい人ですか?

私は29歳、一人暮らし、猫は同居していますがパートナーはいません
すんごく自由気ままな身で、忙しいとは感じていません
週6日は仕事で、大体は世のお店が開く前に出かけて、帰宅する頃には夜遅くまで開いている一般的なスーパーかコンビニなどしか寄れないような生活が多く、休みの日も1日中家にいるわけじゃない。仕事も流動的なので労力も時間も日々刻々と変動したり
オーガニックを取り入れ始めて慣れるまでは、自由な身なりにオーガニックライフを送るのに適した仕事の仕方ではないと疲れることもありました
だって私が生活を送るための活動をできる時間帯に寄れる一般のスーパーでオーガニックでエコな食品・日用品を日本ではほとんど売っていないから

きっと、子育てをしているママや、在宅治療・介護をされている人々、私よりももっと働いている沢山の人たちも同じなのではないか、と思います

仕事、育児、介護など人によって種類は違えど、忙しい人にとって共通することは「時間の制限」があることではないでしょうか?

あれもこれもは疲れる
オーガニックライフは長く続けられものでなくては!
そこで、これだけは気をつけて買い物をしてみよう、生活してみよう、というポイント3つと最後に1つお伝えします

この3つのキーワードが行き着く先の環境問題のメインは地球温暖化

地球は温暖と寒冷を繰り返してこの46億年を過ごしてきましたが、現代の地球温暖化現象はこれまでのリズムの10万年は速いスピードで起きていると言われていて、これはヒトの生活環境が影響していると考えざるを得ません

ぜひ3シリーズすべて最後までお読みくださいね!

では、始めていきます

キーワード1 プラスティック:見せかけのリサイクル率/使い方と捨て方/マイボトル習慣

日本はプラスティックゴミ大国でありリサイクル劣等生
日本のプラゴミのリサイクル率は見せかけであることをご存知でしょうか?

日本のプラゴミ総量は年間約903万トン(2017年)
国内で行われている3つのリサイクル方法別にみると、
マテリアルリサイクル:211万トン
ケミカルリサイクル:40万トン
サーマルリサイクル:524万トン

リサイクル方法について説明します
マテリアルリサイクル:洗浄・粉砕などされて粒上の再生原料となりまた別の製品に生まれ変わるリサイクル方法(ISO規格ではメカニカルリサイクリングといわれる)
ケミカルリサイクル:化学的に分解し、化学処理を行って再び製品可能な再生原料にするリサイクル方法(ISO規格ではフィードストックリサイクリング)
サーマルリサイクル:ゴミを焼却して発電などに有効利用するリサイクル方法(ISO規格ではエネルギーリカバリー)

ISOというのは国際標準化機構の略称で、世界基準でのリサイクリング名として載せました

このISOで定められているリサイクルの定義にサーマルリサイクルは含まれません。なぜなら、せっかく合成して作られたプラスティックを燃やしてしまったら何も残らなく資源の循環がなくなるからです
世界的にはリサイクルとは認められない方法を日本では発電などに利用しているからという理由でリサイクルと位置付けています日本での焼却による発電は主に公共施設にのみ利用でき、大半はただ燃やしてしまいCO2の排出量を増やし、地球温暖化を促進させることになります

一方で、リサイクル率の高いヨーロッパの中でもスウェーデンでは、サーマルリサイクルによる発電は一般家庭の暖房のエネルギーをまかなっていたり、反って有効な資源としてプラゴミを輸入し活用する取り組みもされています

その他にもドイツではペットボトルの回収はデポジット制にしています。ペットボトル飲料には預り金が課金されていて(少し高価になる)、ペットボトル回収箱に入れるなどするとデポジットが返金されるシステムが定着してきているようです。

プラゴミを焼却するときには大量のCO2が排出されます
CO2は温室効果ガスの1つであり、燃やせば燃やすほどCO2が出ます
さらに問題になった、ダイオキシンなどの有害物質はプラスティック単体で起きるものではなく、洗われていない汚れたままのプラ製品を焼却することで付着していた調味料や加工食品と合わさり有害物質を発生するなどの問題が浮き彫りにされてきました

汚れたままのプラ製品は仕分けられて焼却に回されてしまうということもあります

なので、プラゴミを出すときは洗いましょう!

プラリサイクルの見せかけがもう1つ存在します
マテリアルリサイクル:211万トン
このうち約130万トンは海外へ輸出しています
2018年に中国がプラゴミ輸入受け入れ禁止を表明するまでは中国へ主に送られていました。その中国では、綺麗に洗浄されていない不衛生なプラゴミたちを人手で低賃金で仕分けし、結局は仕分けられないような汚れ具合などのものも多く、それらを焼却することなどにより現地の人々と環境へ多大な被害がありました

また、プラスティックが海洋に流れるということも大きな問題です
プラスティックはとても簡単に言うと、石油由来の炭素と水素の結合によりできています。人間も体重の半分は細胞の炭素によりできており、プラスティックも人間も同じ有機化合物なのです。しかし、様々な化学反応工程をすることでプラスティックはより強固で自然界では100年経っても分解されない、腐らないものとなってしまいました

しかもプラスティック自体の有毒性だけでなく、周囲の汚染物質や有毒物質を吸着する性質があり、また脂質に溶けやすい性質があります

それが海に漂っていたら・・・

直接的に海にゴミが出される以外にも、洗濯・化粧品・食器洗い・お風呂などの生活排水から海にプラゴミを流しているということも注視すべき点です
これについてはまた別の回で触れたいと思います

ここまでで、日本は自国でのプラスティック循環がほとんどできていない国だということがお分かりいただけたでしょうか?

プラゴミの問題は個人の取り組みだけでなく企業や政府組織が取り組むことでより大きな解決を生むことになるとされていて、世界中の100の企業や政府組織が取り組めば100万トンのプラゴミが減らせると提言されています(WWF)

そもそも、個人がプラ製品を使う頻度や量を減らす努力も必要ですね

とくにストローって必要でしょうか?無くても飲めますよね!

個人の取り組みとして、私たちにできることをいくつか挙げたいと思います
・マイボトル習慣をもつ(ペットボトルからのプラゴミ減らす)、マイストローを持つ
・お買い物用マイバックを常に持ち歩く、小包装バックもなるべく断る
・プラ容器に入っているテイクアウト食品やパウチ食品を避ける
・量り売りを利用したり、袋や容器を持参する努力をする
・プラ製品は必ず洗って捨てる
・トレイ回収箱などを利用する

私はいつもマイボトルを2本持ち歩き、バッグはいつも買い物袋を入れています
一日家を空ける時間が長いのと、職場にポットなどないため補充ができないので買わなくてもいい量を持参します。涼しい時期は500mlほどのを2本、熱い時期は約500mlと700mlを1本ずつ
重いですし、この量でも1日外出していると不足に感じることは多いです

なので働き方改革も必要だと常々感じています(笑)

また、自宅には取り付けタイプの浄水器があるのでそちらを常飲しています
浄水器の無い方は前日に水をボトルに入れ、1日放置して塩素を抜いてから飲むようにしてくださいね。または竹炭やろ過石を入れるなどしましょう。夏場の熱い時期は腐る可能性もあるので冷蔵庫で1日放置してください

また、石や炭は水にミネラル分を含ませる効果もあるのでオススメです!

世界一キレイと言われる日本の水道水は、胃腸炎になるような菌の検出などに対して非常に厳しい基準がある反面、その消毒のために他国よりも大量の塩素が使われ、また塩素の性質により長時間残留します。またその残留性が高いものというのも日本で使われる理由の1つでもあります

もちろんそれで死に至るような量の混入はされていませんし、健康被害に対して考慮された使用量が定められています。塩素は大量に摂っていいものではありませんが、揮発性があるため1日放置すれば水道水から抜けますのでご安心を

本当のところは浄水やミネラルウォーターをオススメします

かと言って、ペットボトル入りのミネラルウオーターを常用してしまうのもゴミを増やすことになりますのでご注意あれ

ペットボトルは焼却の観点では単一のプラスティック原料であったり汚れていない状態で回収されることも多いことから、食品包装プラ製品よりはマシとされていますが、減らせるものは減らしましょう

しかも、マイボトルにすると超節約になります!水だけでなくコーヒーや紅茶も持参すればさらに節約できますし、コンビニでは買えないオーガニックでフェアトレードのコーヒーを常飲することもできます

便利になりすぎてしまった世の中で面倒に感じることもあるかもしれませんが

何を優先させるのか、それは私次第であり、あなた次第

キーワード2つめのパーム油についてもお楽しみに!

最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀

フードロスを減らすこともオーガニックな生き方

今回は食に関して栄養学的にヒトが要する量と実際の供給量のギャップから、オーガニックライフのコスト節約につながることをお伝えします

世界の人口は現在、約77億人いると推計されています(2019年国連調べ)

そのうち、世界の7億9500万人が飢餓状態にあります
日本の総人口は2020年4月20日時点で1億2596万人(総務省統計局推計)
これと比較しても世界で飢餓状態にある人の多さに驚くと共に悲しみもあります

人口は増加傾向を続け、2050年までに90億人台に達する見込みだと言われています(2019年国連調べ)

栄養学的にヒトが摂取するべき良質なタンパク質を世界人口約70億人で計算すると(体重1kgあたり0.7~1.0gとする)年間約1.5億トン*
一方で、2012年には約1.9億トンのタンパク質が供給されているデータがあります*
(タンパク質が主要な農作物・畜産物―コムギ・コメ・ダイズ・牛肉・牛乳・卵・豚肉・鶏肉。ダイズは生産高の半分が飼料として消費されると想定)

ちなみに運動習慣のある人やアスリートが必要とするタンパク質量は体重1kgあたり1.2~2.0gです

さらにちなみに、ヒトは元来、農耕民族ではなく狩猟採集民族
約100万年前に狩猟採集民として暮らしていた頃のヒトの遺伝子と現在の私たちの身体の遺伝子はほとんど変わりがなく、狩猟採集民が1日に要していたとされるエネルギーあたりの栄養所要量はタンパク質で15~30%**
これから計算しても体重1kgあたりの必要タンパク質量は0.57~1.15g(小数点第三位以下切り捨て)となるので、上記の数字は栄養学的に広く妥当だと推定されます

栄養学的にヒトが必要とする量に対して供給量が多いにも関わらず、世界で7億9500万人が飢餓の状態にある

これってとてつもないハテナ

これは地域によって食の潤沢さに大きな差が生じているということです

食料が潤沢な地域と貧困な地域の差をなくすためには、貧困な地域に住む人たちが栄養のある食べ物にアクセスできる環境にすること、つまり流通の改善や時には政治的解決が必要になることも考えられます

私たちにできる身近なことはフードロスを減らすこと
必要な分を購入消費すること、必要な分を食すること

このフードロスを減らすことの重要性は、2017年スイス有機農業研究所(FiBL)、国際連合食糧農業機関(FAO)、欧州各国の大学の研究者らが出した、「有機農業でサステイナブルに世界を養う戦略」という共同研究論文にも書かれています

その研究にある、世界人口約90億人を有機農業で養うために変えるべき3つの条件

  1. 肉の消費量を現行の3分の1に抑える
  2. 人間の食料となる穀物を家畜の餌としてできるだけ利用しない
  3. 食品ロスを減らす

食品ロスを減らすことはつまり、生活コストの無駄を減らすことにも繋がりますね!

あなたは今日、何を食べましたか?

さて、明日は何を食べようか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀

出典:
*2014,間藤徹,有機農業2.0
**M. Konner and S. B. Eaton(2010), Paleoethic nutorition: 25 years later: Nutoriton in Clinical Practice 25: 594-602

生き方は自由!だけど知ってて損はない水田で使われた農薬が河川や環境に与える影響

今回は、水田で農薬が使われると河川の水や環境にどのような影響が出るのか?ということを研究報告を基にお伝えします

オーガニックライフをするヒトを増やすこと

これは誰もがオーガニックライフを過ごしやすい生活環境にしていくのに必要なことでもあり

出来るだけ多くの数の人がオーガニックライフを取り入れる必要があるという情報をこちらでお伝えできればと思います

今回お伝えする内容は主にメタ分析といわれる分類の研究からチョイスしていますので、より広い地域で言えることであり、多くの要素はすでに大きな研究がなされているものを基に構成されているので、より信頼性の高いものとなります

ちなみに以前お話した私の食費は、あそこにリストアップした内の生鮮食品類を食べきるのに2週間近くかかったので、実質の1日あたりの食材費は記載したものより低いことが分かりました

生活しながら更新していますので、ご容赦!

本題です

水田で使われる除草剤(農薬)が河川にどれほど流出するのか

そして河川に流れた農薬はどうなっていくのか

それらについての研究報告はいくつもあります

日本では米農業が盛んなので、水田と水田以外の環境の関係性は大きく

また水田は水を常に引き、河川に流すということを行う農業なので、その他の土壌で栽培する作物に比べて水田で使用した農薬などは他の環境に影響を与えやすいと考えられます

水田の水を河川に流すとき、その水田で除草剤が使われていればそれは水と一緒に河川に流れていきます
除草剤が河川に流れていき、その河川の流量(水の多さ:大きい川なら流量は多く、小さい川なら流量は小さい)により薄まり度合が変わります
その薄まり度合を一緒にするために、川の流量と使用された除草剤の量をなるべく精密に調査した上での研究報告によると、

まず除草剤が水中で消失する原因は3つ
分解
揮発
土壌への吸着

そして、水が滞留する時間が長いほど農薬は消失し易い

これが何を意味するかというと、流れが遅い川ほど農薬は消失しやすいということで
水中で成分分解されているか
空気に溶け込んでしまったか
水底の土壌に吸着されたか
の3つが挙げられます

分解に関しては、水中生物の体内農薬濃度を調べた研究もありますが今回はそれ以外の環境部分にフォーカスします

水田で使われた除草剤の河川への流出率は成分の物理化学性を反映します(*)

つまり、
除草剤に含まれる成分が水に溶けやすいものが多いのか
土に吸着されるものが多いのか
空気に溶け込むものが多いのか
によって河川で採取された水中の農薬濃度は変化するということです

例えば水に溶けやすい成分の多い除草剤が使われる水田から除草剤を含んだ水が河川に流されたら、
採取した水から検出される除草剤濃度は高くなりやすく

水に溶けにくく、土に吸着しやすい成分が多い除草剤の使われる田から除草剤を含んだ水が河川に流されたら、
採取した水から検出される除草剤濃度は低くなりやすい

ということです

研究をいくつか紹介します

除草剤濃度は、除草剤の使用実態を非常によく反映して変動していた
川上の水田から排出された農業用水はすでに除草剤を含んでおりその水が川下の水田で繰り返し利用される
水を反復利用することによって下流での除草剤濃度が高まっていく
(*)

河川水中から検出された農薬は使用時期を過ぎると速やかに検出されなくなる
また、魚類から検出された農薬も河川水の濃度低下に伴い急速に減少する
(宮崎ら, 千曲川支流における農薬の経年変化と生物蓄積,日本陸水学会講演要旨集 1C13)

瀬戸内海では74%以上の農薬が海底への堆積により海水から除去され、数%は外洋への流出拡散および光分解により除去されると推定
(Chikumbusko Chiziwa Kaongaら, 2015, 瀬戸内海における農薬の光分解と生分解過程および動態解析, 日本地球化学会第62回年会公園要旨集, 3B09)

水底の堆積物から水へのPOPsの回帰が示唆
(B. M. Miskimmin, D.C. G. Muir, D. W. Schindler,
G. A. Stern, N. P. Grift: Chlorobornanes in Sediments and Fish 30 Years after Toxaphene Treatment of Lakes, Environ. Sci. Technol., Vol. 29,
No.10, pp. 2490-2495 (1995))

POPsというのは、残留性有機汚染物質のことでPOPsの6割以上は農薬として使用されるものです
この研究ではさらに、水中の表層と深層でPOPs濃度が違うことを述べていて、表層では揮発するので濃度は低く、深層では滞留していることや表層での揮発により水中濃度が下がった分堆積物から水に溶けだしていることも書かれています

この4つの研究が教えてくれることは、
同じ地点の河川中の農薬濃度は、水が流れていってしまえば、除草剤を使用していない期間は下がる
つまり、除草剤を使えば使っただけ、使ったときに河川の農薬濃度が高くなるということ
そして河川の農薬濃度が低くなったからOKということではなく、水底の土壌・堆積物に吸着されていること
されにその吸着された農薬(を含むPOPs)はまた水に溶けだすということ

これらの研究を行っていくことで、どれだけ河川に除草剤(農薬)が流れているのかを知るだけでなく、農薬が環境でどう存在するかの特性がわかります

ただ、農薬を含む有害化学物質というのはものすごい種類がありまして
なんと約1500種

これら全ての細かい特性を知る必要はないと思うので割愛です

私たちは広い意味での”農薬”と捉えて、これらの研究を踏まえてさらに想像することができます


農薬の使用量と使用頻度が高くなれば河川濃度は常に高くなり得るということ


一度環境にでた農薬はゼロになることはなく蓄積されているということ


そして目に見えない土・空気・水への農薬汚染があるということ

これってナチュラルだろうか?

人間が始めたことなのだから、人間がどうにか方法を考えなくてはいけないのではないだろうか?

1つの河川に対して流れてくる元の水田は1つではありません

だから数か所の農家さんが頑張っても、それよりも多くの水田で農薬が沢山使われていれば河川の環境破壊は進む一方

だから、オーガニックがスタンダードとなる必要がある

そのために私たちができることは、そうやって頑張る農家さんを応援すること

商品を購入し、需要を高めること

消費者があげられる声の大きな1つは消費するものを選ぶこと

これを購入するということが何を意味するのか

一度手に取って、一呼吸おいて、その商品の奥にあるストーリーを想像してみると購入の仕方が変わるはず

どうやって生きるかは自由!

一度きりの人生、自分の満足のいくように自由に生きたらいい!

でも、ストーリーを想像するのはけっこう楽しいですよ

いかがでしたでしょうか?

毎日更新を目標としていましたが、施術との兼ね合いで難しいことが分かったので(汗)

週1回は更新していきたいと考えていますので、ぜひ覗いてみていただけたら嬉しいです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀

*飯塚宏栄, 1989, 水田除草剤の水系における動態, 農業環境技術研究所, 6, p.1-18(1989-03)

こちらで引用されている文献名は省略しています

生活に根付くこと

医療は生活に根付いている必要がある

私たちの行う施術も受ける人にとって生活に根付いているべき

手が届かないような高価なもの、特別なもの、であってはいけないと思う

オーガニックライフも同じ

今日は満月

女性にとってはエナジーチャージの日

良い夜をお過ごしください

更新が遅くなってしまったので、また次回(汗)

お読みいただき、ありがとうございました🍀

オーガニックの健康の原理

前回、健康体であるために自分のためにすることが皆のためになるということをお話しました

今回はその健康について鍼灸マッサージ師としての目線から少し掘り下げ、それがオーガニックにどう結びつくのか、をお伝えしたいと思います

私は鍼灸マッサージ師という職業柄、様々な身体的特徴の方と接します

そこで出会う中には健康だなぁと感じる方もいれば、う~ん健康的とは言えないなぁと感じる方がいます

その健康かどうかの境目は、疾患の有無、症状の有無、ではないと思うのです(個人的視点)

例えば、脳卒中や脊髄損傷によって麻痺のある方、進行性の病で次第に身体機能に変化が出てくる方、先天性で関節に変形のある方、病院では原因が特定しにくい耳鳴りやめまいがひどい方、抗がん剤による全身性浮腫で歩行に苦労される方、がん治療を10年以上前に終えているが手足に痺れが残る方

このように状態だけを取り上げると身体的苦労の多い方は沢山いらっしゃいますが、少なくとも私がお会いする方々はとても健康な方が多いです

・・・健康とは何か?

「Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.(世界保健機関憲章前文の一部抜粋)
健康とは、単に病気でないとか脆弱でないということだけでなく、身体的、精神的、社会的に満たされた状態のことである」(平沼訳)

これはWHO(世界保健機関)憲章前文の一部に書かれた健康の定義です

昨今イロイロと話題になったWHOですが・・・この定義は様々な側面を包括していて無駄のない文だと私は考えます

人により様々な生活背景がありますが医療は誰しも受ける権利があり、健康体でいる権利があります

身体的苦痛は、時に精神的苦痛をつくり出すことがあります

社会的苦痛が精神的苦痛をつくることもあります

身体的苦痛が社会的活動を抑制してしまうことがあります

この文に出てくる3つの要素は人間がこの社会で生きる上ですべて関係し合うのです

身体的苦痛は時にその人の生きる希望さえ失わせることがあり、どう生きたいかというところに目を向けられなくすることがある。私はそんな人たちにも出会ってきました

私が鍼灸マッサージ師としてその人たちにできることは、できる限り寄り添い、少しでも身体的苦痛を減らすこと

どう生きるかに目を向けられるような身体状態にすること、つまり健康な状態に近づけること

鍼灸マッサージ師として最大限できることはそこまで

でも、”健康”をつくる構成要素は身体面・精神面・社会面だけではないような・・・?と続くモヤモヤ

私たちの生きる社会のことだけを考えていて健康でいられるか?

だって生きるには、空気と水が必要で、食べ物も必要で

人間社会や1つの身体という枠から視野を広げて

というか宇宙から地球を見るように私たちを見たとき

地球上の大気や水、光、ヒト以外の動物、植物と1つの身体との関係性は?と

さて、次にオーガニックで初めての国際基準となったIFOAM(国際有機農業運動連盟)の打ち出す有機農業の原理4つの中から1つ、健康の原理を紹介します

「健康とは、全体のことであり生物システムの完全さである。それは、単に疾病や病気が無い状態でなく、身体的・精神的・社会的・生態的に満たされた状態が維持されてい
ることである。免疫・回復・再生が健康の鍵である。」(IFOAM 有機農業の原理より抜粋)

生態的に満たされた状態

私の中で何かがストンと腑に落ちました

オーガニックライフを勧めたいのは、鍼灸マッサージ師としての枠を超えた平沼穂香個人としての活動なのです

いかがでしたでしょうか?

目に見えないオーガニックの価値を可視化していくのも現代のオーガニックの動きの1つです

最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀

自分のためにしたことが皆のためになる

前回、オーガニックの2つの側面についてお話しました

今回はオーガニックのパーソナルベネフィットがソーシャルベネフィットになる、ということについてお伝えします

パーソナルベネフィットがソーシャルベネフィットになる
つまり、自分のためにしたことが皆のためになる

オーガニックライフによって得られるパーソナルベネフィット(個人が受け取れるいいこと)は、健康体でいられること

健康のためにオーガニックを取り入れる

すごくいいと思います!

でも、お聞きしたい

・・・なんで?

私がオーガニックに行き着いたのはがん患者さんたちとの出会いだと第1回目でお伝えしました

それにはさらに背景がありまして

私は大学時代、身体について学んでいました(ざっくり笑)

元々、食への興味が強く自分を実験台にするのが好きで、学生時代に色々な食養生・食事法・ダイエット・トレ―ニングを試したり勉強していました(ちなみに大学の専攻は神経生理学の分野)


パレオエシック(地中海式食事)
ケトジェニック
マクロビオティック
糖質制限・オフ
カロリー制限
断食
腸クレンズ
重曹+レモン水クレンズ
などなど

試したのが古いのだともう10年くらい前のものもありますが(汗)、ここに上げた食事法というのは今でも変わらずに存在するものです

そこに鍼灸マッサージ師としての臨床経験や知識を深めていったものが加わり、食事法への考えも深まりました

食事法は、どこに重きを置くかで視点が変わるのでミックスしにくいということ(食事に限らず言えることですが)
すごくざっくりと言うと、クレンズを除くある食事法には目指す身体があり、その食事法が異なれば目指すものも変わってしまうということです

しかも人によって体質が異なるだけでなく、そこには人種差なども出てきて、これは面倒くさい、と思ってしまったんです(笑)

というか、どの食事を摂ったって病気になるときはなってしまうし、対症療法(ある症状に対して行う治療法 反意義語:根本治療)的な食事ではある病気は対処・予防できても違う病気のリスクが上がる
※食事だけで病気は防げないということは大前提としてお伝えしておきます

・・・めんどくさい

何か1つにまとめられる部分がないだろうか?

というか、物質という意味での”何”を摂るか、ばかりに目を向けるから食い違いが出てくるのでは?

と考えました

そして、ある共通点に気づいたのです

全ての食事法に共通するのは、原材料があるということ

いや、当たり前でしょ!って話なのですが

何か食材、素材があって食事は成り立ちますよね

その素材自体に何かがあるのでは?

そここそが大事なのでは??

ということで、オーガニックです

食事法というのは自分のために始める健康法の1つです

それを生活に取り入れようと思うとき、ぜひ原材料をオーガニックにしてほしいのです

オーガニック食材の健康上のメリットというのも研究報告はあるので、それはまた別の機会に

だからそこが知りたい!という声が聞こえてきそうですが(笑)

オーガニックを取り入れることによって、パーソナルベネフィットであった食事法が結果的にソーシャルベネフィットになる

(前回のブログ「どんな世界に住みたいか」をお読みいただいた方にはその意味が分かると思います)

これって、とても素敵なこと!

今回は、自分のために取り組むことも、オーガニックライフを送ることで皆のためになり得るというお話でした

最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀

どんな世界に住みたいか

今回は、いよいよオーガニックの真に触れていきます!


前回の長いプロローグを読んでいただいた方は、オーガニックライフは誰のためのものか考えてみていただけたでしょうか?

オーガニックとは、動物と自然つまりは地球上のものすべてに配慮したプロセスのことだと以前ちらっとお話しました

そう、”プロセス”全てがオーガニックであり
オーガニックライフは地球上のすべてのもののためになります

例えば、ある製品が開発され売り出されるとしたら、それに関わる全てのプロセスに関わる人・ヒト以外の動物・自然に配慮されていることが”オーガニックである”ということです

そうしたら、あまりに目に見えないし、基準もバラバラになってしまうのでは?
と思いますよね

現代の”オーガニック”製品・食品といわれるものには認証団体によるそれぞれの基準が設けられていて、それを満たすものは誰が見ても分かりやすいオーガニックのかたちだと言えます


今回はそんなオーガニックの真に触れていきます


1回で全てをお伝えすることは難しいので、今回はコアになる部分をお伝えしていきます

オーガニックライフとは地球上のすべてのもののため

これが私が要約した全てを表す一文です

オーガニックの2つの側面からお話していきます

オーガニックにはパーソナルベネフィット(個人の利益)ソーシャルベネフィット(社会全体の利益)の2つの側面に大きく分けられます

この場合のベネフィットとは、金銭面の利益のみを指すのではなく受け取れる”いいこと”と捉えてください

1つ目のパーソナルベネフィット(個人が受け取れるいいこと)は、健康体でいられることです
健康体は資本であり、健康な身体なくして仕事はできないし育児はできない、ましてや子供を産むことすら難しくなりますね。
健康とは、5体満足である必要はないと思っています。自然に生まれてきた姿で生きられている状態であれば、それは健康であると私は考えています

次のソーシャルベネフィット(社会全体が受け取れるいいこと)がとても大切なのです
-生物多様性
-土壌や水質の汚染低減
-地球温暖化防止への貢献
-貧困撲滅
-フェアトレード などなど

挙げたらキリがないほどなので、さっそく例を挙げていきます

この回まで、食に関しての面を多くお話してきたのでそれに関連して
農薬を例にしていきましょう

農薬とは野菜や果物などの作物を栽培するときに、より手入れが簡単に、より多くの作物を出荷するために使われます
作物など植物は虫や動物が食するもので、だから私たちヒトも食べていますね
しかしヒトの口に入るためには、つまりお店に置けるような作物を育てるためには虫食いがあったり動物にかじられたものを出荷するわけにはいきません

ヒトが食べるために育てた作物に対しては、本来自然にいたはずの虫や動物たちは天敵となるのです
なので、それらを排除・駆除する殺虫剤や誘引剤(香りなどで引きつける薬)などを使ってその天敵を遠ざけます

また、田畑の手入れは土壌も含まれます
雑草が生えていては狙った作物の栄養も吸い取られてしまうので雑草を取り除くために、除草剤が使われたりします
この除草剤も農薬に含まれます
また土壌を栄養するために肥料を混ぜ込むのですが、これにも化学肥料などを使われることがあります

戦前というのは雑草を抜くなどの手間暇は全てヒトの手によって行われていました
それが戦後の食糧供給の増大に伴い、人手だけで自然農法を行うのはあまりに大変で作業・出荷効率が悪くなるので農薬の使用が広まっていったという背景もあります

これは日本に限らず、世界大戦後からこの流れというのは世界中の発展国で広まっていったのです

この農薬、田畑で働く人たちを楽にするためと使われてきました
しかし強い毒性があり、後に大きな健康被害をもたらすことになったのです


農薬の毒性は身体の様々なところに影響をもたらします
発達障害・精神異常・生まれてくる子のIQ低下・生殖器異常(不妊など)・発がん他


農薬の特徴はさらに、
-揮発性(空気に混ざって長距離を移動する)
-蓄積性・難分解性(生物が食べたら体内で蓄積されやすい)
-複合毒性(農薬が複数合わさることで毒性があがる)
などあり、とても恐ろしいものです

もちろん農薬には、人口的なものだけでなく毒性のない重曹や植物由来のものもありますし、農薬の食物への残留基準というのが国で決められています

日本は超ゆるい、と言ってもいいでしょう

まず、日本は面積当たりの農薬使用量世界第3位(WHO,2015)
農薬残留基準は生産者のためにあり、消費者のために定めらたものではないということ

だって農薬は生産効率を上げるためのもの

こんなに増えた人口を支えるための食料供給のために生まれたもの

だけどそれが皮肉なことにそれを口にする消費者よりも身近に浴びているのが、生産者

生産者の健康については、なんと国に守られていないのでしょう

こういったいわゆる化学的な農薬・肥料を使う農法を慣行農法といいます
そして化学的なものを(極力)使わない農法を有機農法・自然農法といいます

この慣行農法をしていけばいくほど、そこから抜けられなくなるのです
殺虫剤により虫たちはいなくなり、除草剤により雑草など草花がなくなります

農薬はヒトに対してだけでなくあらゆる動物に対して毒性があるため、農薬を使用した土壌はあらゆる生物の命が危機的になり、生物多様性は失われていきます
そこにあった多様な生物循環によって保たれていた土壌の質が下がるために化学的な肥料に頼らざるを得なくなる悪循環

そしてこの土壌環境に耐えられる作物を育てていくことになるので、単一的な農作物が増えていき、これも種の多様性を失うことになります

難分解性だから排水として河川や海にも流れ込んでも自然の力では分解しにくく、それにより海洋生物の体内にも蓄積されていくのです

体内に農薬が蓄積されているかもしれない海洋生物を私たちが口にしているかもしれないのです

揮発性により農薬を使用した田畑以外の自然にも影響を及ぼし、木々を枯らすことにもつながり得て、地球温暖化は促進されます

農薬を浴びて健康被害を受ける人が増え、不妊や生まれてくる子たちの健康状態やIQに変化が出たり、奇形児出産が増えてしまったりしたら、、、しかもこれが不自然に増えるとしたら(あくまで自然発生は良く、私は遺伝子に優劣をつけたくはありません)

いかがですか?

負の連鎖しか生まない農薬

農薬1つを取り上げてもこんなにも社会に、地球に影響を与えるのです

ヒトのために広まった農薬によって結局は自分たちの首を絞めることに

これは何かがおかしい・・・

農薬を使うことはある生産者にとっては生きていくために必要、なのかも、しれない

生産者つまり農家さんの中には、その化学的な農薬や肥料の恐ろしさを分かっていて、ヒトのためだけでなく土地のため、生物のためにそれらを使わないような農法をされている方々がいます

私はそういう農家さんたちを応援したいのです

だって私には農業のノウハウはなく、多くの人間に食料供給をする術なんてない

私も農家さんたちによって生かされている1人

だから、私はそうやって慣行農法だって大変なのにそれ以上の手間暇かけて作物を育て、環境を大切にする農家さんを応援するために有機栽培の農作物を購入します

私の購入がその人たちへのエールであり、国に対する消費者の1票

1つ98円の慣行農野菜が、1つ280円支払うことになっても、今の私にとっては高くない

その182円を節約することが私たちの未来を左右することを知ったから

金額のその先にある、私たちがつくりたい未来を考えたらきっと見え方が変わるはず

だ・け・ど

生きていくにはお金も必要なのでその辺もバッチリと伝えていきたいと思います

さぁ、あなたはどんな世界に住みたいですか?

次回はさらにオーガニックの真価についてお話していきますね

最後まで読んでくださり、ありがとうございました🍀