誰でも実践できるオーガニックライフの3つのキーワード3:肉食を減らそう-身体の声を聴けていますか?

今回は誰でも実践できるオーガニックライフの3つのキーワード3: 肉食を減らそうというテーマの元、
・地球温暖化と肉食の関係
・肉食が身体に与える影響と肉食を減らすメリット
この2つの柱を菜食主義のことや私の実例も混ぜ込みながらお伝えしていきます

そもそも地球温暖化を引き起こす温室効果ガスって何?という基本的なところにも触れて進めていきながら、何かを減らすことや無くすことが反って生活を豊かにしてくれるということもお分かりいただければ嬉しいです

まずお尋ねしたいことがあります
あなたのその食事は自分の身体の声を聴けていますか?

私が肉食を極端に減らしたきっかけは、世界中のビックデータ、メタデータと言われるもののみを取り上げたある食に関する本(*)との出会いで、試しに肉と卵を一切食べずに数か月過ごしてみたことでした
これは身体のためでした
それでもメリットの方が大きかったのです!!

のちに地球温暖化との関係を知るうちに、肉食を減らすことのメリットが増えた部分もありますが、自分の身体の声に耳を傾けて、何を欲しているのか何が今の身体状態に必要なのかを頭で考えるのではなく身体に聞くこと、これこそ私にとっての自然体だと気づけました

私が食材の買い物をするとき、お肉は基本的に買いませんが、人と会うときはフリーにしています。なぜならビーガンではないし、ルールから入る食事というのは長続きしないから

ビーガン食は好きですが、ビーガンになるつもりはないですし、私はビーガンではありません
ビーガンにならない個人的な理由としては食において何か(ルールのある)グループに属するような食事をするというのは自然体ではないように感じられるから
動物愛護の理由からビーガンになるということは個人的に納得できず…だって植物も生きているでしょう?しかもマメ科の植物からタンパク質を多く摂ることになるビーガンはどんなマメを選ぶかで反って環境負荷の大きな栽培方法のマメや野菜を食する可能性が高くなります

自分の身体が喜ぶものを食べていたら結果的にビーガンだった、というのはとても良いことだと思います


食事法の何か1つで全てを網羅することは難しく、食という分野で広く網羅できるとしたらそれは、オーガニックである、ということではないでしょうか?

何も、肉食をゼロにするなど過激なことを言うつもりはありません
ただ、人間の社会生活や食生活の変様が地球温暖化のリズムを約10万年早めているというのは見逃せない事実であり、それと肉食は深い関係があります

では、地球温暖化と肉食の関係から見ていきましょう

地球温暖化と肉食の関係
まず、地球温暖化って?
地球の大気中には温室効果ガスと言われるものがあります
二酸化炭素、、メタン、一酸化二窒素、フロンガスなど
これらは太陽からの熱を地球上にとどめておく働きがあり、地球上の温度を生物が過ごしやすい程度の温暖な状態にしておくのに必要なガス
しかしそれが増えすぎてしまうと太陽からの熱をとどめる力が強すぎて、地球上の温度は上昇する一方となります
温室効果ガス排出量全体の9割以上を占めるのは二酸化炭素とメタンガスです
これが環境問題とされる地球温暖化現象のざっくりとした内容です

農業から排出される温室効果ガスは、世界で排出される温室効果ガスの1/4超を占めています
農業の分類は世界的な決まりがなく、地域や団体によって変わりますがここでは栽培するもの別にみたときに2つあると捉えてください
耕種農業:野菜・果物・米・綿花など植物を育てる農業
畜産農業:牛・豚・鶏などの動物を育てる農業
農業には、生産だけでなく種苗の調達元での作業工程や運搬・流通など全てのプロセスが含まれたものであり、耕種・畜産農業にそれぞれにおいてそういったプロセスが含まれた広義的な意味合いが多いです

今回は肉食についてお話をするので、農業の中の畜産農業と地球温暖化の関係についてだと考えてください

世界で排出される温室効果ガスの1/4超を占める農業から排出される温室効果ガス(以下:農業温室効果ガス)のうち
最大排出は動物(家畜)の腸内発酵、つまり動物が食べたものを消化して出るゲップを通して放たれるメタンガスは農業温室効果ガス中の39%を占めています(2011年)

これを人為的に排出される温室効果ガス中の割合でみると、
14%を占めます

ちなみにメタンガスは二酸化炭素の20倍の温室効果があるガスです

農業の他の分野と比較してみましょう
合成肥料を使用して放出される温室効果ガス排出量は、農業温室効果ガス中の14%で増加量が最大となっています(2011年)
水田での生物学的プロセスの結果生じるメタンガスは農業温室効果ガスの10%
これだけでも畜産農業で排出される農業温室効果ガスの割合の高さが見えますね

2011年の農業関連での温室効果ガス排出量の割合を世界の地域別で見てみましょう
45% アジア
25% アメリカ
11% ヨーロッパ
4%  オセアニア

1990年ではアジアは今よりも排出量は低く、ヨーロッパがはるかに高かったのですが今や大逆転の数字となっています
これはドイツ、デンマーク、スウェーデンは食肉税を検討するなどヨーロッパ全体として農業温室効果ガスの排出を低減させる取り組みがなされている効果が出ていると考えられます

また、牛は鶏や豚に比べて、排出する温室効果ガスが6倍以上と言われています
(FAOデータ)

肉食を減らすなら、まずは牛から!
というのもお手軽かもしれませんね
一番高価なお肉ですし焼肉やステーキハウスなどにあえて足を運ばなければ無くしていけそうな肉です

肉食が身体に与える影響と肉食を減らすメリット
まずはデータを見てみましょう
今回は肉に関してをメインにし、加工肉(ハム・ソーセージなど)は少々触れる程度に
加工肉が身体によくないというのは基本的な部分ですが、肉をやめることより加工肉の摂取を控えることや無くしていくことは日本では非常に簡単だと思いますので今回は短縮させていただきます

肉の分類は
牛・豚・羊・馬:赤い肉
鶏:白い肉
とします(地中海式食事の分類としてもマクロビでも同じように考えます)

赤い肉の摂取量が増えると大腸がん(結腸がん・直腸がん)のリスクが高くなる傾向があります(国立がんセンター*)
これは日本の広い地域に住む人を対象とし、45~74歳の約8万人を8~11年追跡した研究です
赤い肉の摂取量に応じて5つのグループに分けた結果
女性は1番多いグループは1番少ないグループと比べて結腸がんリスクが48%増加
男性は統計的有意差はないが結腸がんリスクの増加傾向

また、赤い肉の摂取量が1日あたり100~120g増えると脳卒中リスクは11%増加(5つの論文をまとめたメタ分析ですが、日本人におけるエビデンスは不十分*)

ちなみに加工肉の摂取量が増えると、全死亡率、脳卒中や心筋梗塞など動脈硬化による死亡率、がんによる死亡率がいずれも上昇することは、世界中の論文でデータとして出されており、9つの論文をまとめたメタ分析からも明らかとされています(*)

まとめると、
赤い肉摂取量↑:大腸がんリスク(とくに結腸がんリスク)↑
加工肉摂取量↑:全死亡率と脳卒中、心筋梗塞、がん、全ての死亡率↑

代わりに何を食べれば良いか?
鶏肉(白い肉)はbetter
魚がbest

ちなみに、卵についてのデータをほんの少し紹介(*)
卵は1日に1個以上食べると、2型糖尿病(後天性の糖尿病)の発症リスクが42%上がります
1日に2個以上食べると心不全のリスクが62%も上がります
これは1日に食べる個数だけを言っているのではなく、これを継続的に頻度を持って食べた場合のこと
食べるならば1週間に6個まで、これが身体的に考えると病気リスクを下げます

ここにあげたデータは全て1つの本に集約された論文たちがベースになっています
さっそく私は摂取するタンパク質を肉なし、卵なし、魚と豆類だけからという生活にしてみました
元々、肉の中で一番好きなのは鶏(ムネかササミ)
完全栄養食の卵は、一人暮らしの救世主としてよく食べていました
データ上では身体的には何の問題もないのですが、それではつまらないので一切肉と卵を口にしない(たまにある人との会食を除く)で過ごしてみようと思い、図らずもベジタリアンの一種をスタート(笑)

魚や納豆など豆類はしっかり食べるようにして数か月・・・

そしたらどうでしょう

ヘロヘロになりました(笑)

といのも、鍼灸マッサージ師という職業は割と肉体労働でして。苦笑
しかも私の働き方はおそらく世間一般の人以上の仕事の詰め込み方をしているのか、家族には呆れられるほど。苦笑
唯一の休みの日も勉強会やセミナーに出かけることがほとんど、朝はのんびりの日もありますが帰りはだいたい22時を過ぎるのは当たり前、23時を過ぎることはザラでお昼は食べないというようなことはよくあります
(たぶん鍼灸マッサージ師あるあるなのだけどなぁ。笑)

しかもこの食事内容を切り替えた時期がまた猛烈に忙しい頃で
3か月を過ぎる頃からヘロヘロし始め
もう少し経ってから久しぶりに卵が食べたい!と身体からの欲求が聴こえてきまして
TKGにして食べてみたら・・・

・・・!

なんてパワーの出る食材なんだ!!!
と、卵が完全栄養食と言われる理由を身体で感じました

こりゃ、これを日常的に食べたら栄養過多になって、東洋医学的に言う「実」の状態に傾くのは当たり前だと納得

まだ肉を買わない生活は継続していたある日、血の滴るような肉が食べたい!牛肉!!という身体の声がまた聴こえてきまして
オージービーフのステーキ用をどーーんと焼いて食べたら・・・

・・・!

すごい、身体がスポンジのように全部の栄養を吸っているような感覚!
血まで美味しい!笑

卵も肉も大げさに言っているのではなく、本当にそう感じたのです

数か月の完全に肉と卵なしの生活をしてみて分かったことは
これらは身体が欲したときに食べれば良いもの
そして、日常でも身体が何を欲しているのか常に感じながら食を選ぶということの大切さです

私は今も、自宅で1人で肉や卵を買って食べることはほぼゼロ
身体が欲したとき(ほとんどない笑)と人と食事するときのみ
何の支障もなく仕事もプライベートも過ごせています

肉より魚の方が少々コストがかかるようなと思われますが、時期に見合った魚を選んだりそれこそ食材売り場の割引対象のものをまとめ買いして調理で工夫したり、やりようは色々あります!魚にしたからと言って食費が上がったということはありません

ただ、魚を選ぶときに気をつけてほしいのは産地と生息の仕方(天然・養殖)
例えばチリ産養殖の鮭は要注意、など細かいことになるのでこれもまた別の機会に(汗)
分かりやすい見分け方ですと、MSC認証ラベルがあるかどうか
これは日本のスーパーではかなり見かけないマークなのですが、養殖ものを避けて買われる方は多い中でこの認証にまで目が言っている人は少ないはず
このMSC認証とは持続可能なシーフードのために天然ものを自然の生態系を壊さない程度の数しか漁をしないことが保証されているシーフードにつけられるマークです
ASC認証というのもあり、それは養殖のシーフードへの認証マークです
これらも認証を取らなければいけないので、このマークがあるから良くて他がダメということではありませんので、あくまで情報としてさらに調べてみてください(ネットですぐに出てきます)

話は肉に戻り、肉などを(あえて)食べるタイミングも私にはありまして
それは女性特有の身体リズムにも関係するお話・・・また別の機会に触れられたらと思います

私個人としては、病気になりたくなくてそのために肉を減らしたのではなく

肉を減らしてみたら身体の調子は良くなり、スッキリしました

しかも地球温暖化緩和につながる

現代の食に困らない環境で生きている人たちは、今一度自分と向き合ってみていただきたいのです

その1つの手段として肉食を減らす
チャレンジとして肉食を無くす

これはとてつもなく有意義な発見を与えてくれます

人間は脳みそが発達しすぎて、身体が発信している本音を脳みそが打ち消すことが多々あります

せっかく動物として生まれてきたのだから身体の声を聴かなくちゃ、もったいない

何かを無くしていくこと、削いでいくことは
新しい何か豊かなものに気づかせてくれます

私にとってその大きなものは肉食を減らすことでした

最後に私の好きな言葉をご紹介します
Less is more
(by ドイツ出身の建築家ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ氏)

あなたを豊かにしてくれるものは何ですか?

最後までお読みくださり、ありがとうございました🍀

*参考図書:津川友介著「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」

フードロスを減らすこともオーガニックな生き方

今回は食に関して栄養学的にヒトが要する量と実際の供給量のギャップから、オーガニックライフのコスト節約につながることをお伝えします

世界の人口は現在、約77億人いると推計されています(2019年国連調べ)

そのうち、世界の7億9500万人が飢餓状態にあります
日本の総人口は2020年4月20日時点で1億2596万人(総務省統計局推計)
これと比較しても世界で飢餓状態にある人の多さに驚くと共に悲しみもあります

人口は増加傾向を続け、2050年までに90億人台に達する見込みだと言われています(2019年国連調べ)

栄養学的にヒトが摂取するべき良質なタンパク質を世界人口約70億人で計算すると(体重1kgあたり0.7~1.0gとする)年間約1.5億トン*
一方で、2012年には約1.9億トンのタンパク質が供給されているデータがあります*
(タンパク質が主要な農作物・畜産物―コムギ・コメ・ダイズ・牛肉・牛乳・卵・豚肉・鶏肉。ダイズは生産高の半分が飼料として消費されると想定)

ちなみに運動習慣のある人やアスリートが必要とするタンパク質量は体重1kgあたり1.2~2.0gです

さらにちなみに、ヒトは元来、農耕民族ではなく狩猟採集民族
約100万年前に狩猟採集民として暮らしていた頃のヒトの遺伝子と現在の私たちの身体の遺伝子はほとんど変わりがなく、狩猟採集民が1日に要していたとされるエネルギーあたりの栄養所要量はタンパク質で15~30%**
これから計算しても体重1kgあたりの必要タンパク質量は0.57~1.15g(小数点第三位以下切り捨て)となるので、上記の数字は栄養学的に広く妥当だと推定されます

栄養学的にヒトが必要とする量に対して供給量が多いにも関わらず、世界で7億9500万人が飢餓の状態にある

これってとてつもないハテナ

これは地域によって食の潤沢さに大きな差が生じているということです

食料が潤沢な地域と貧困な地域の差をなくすためには、貧困な地域に住む人たちが栄養のある食べ物にアクセスできる環境にすること、つまり流通の改善や時には政治的解決が必要になることも考えられます

私たちにできる身近なことはフードロスを減らすこと
必要な分を購入消費すること、必要な分を食すること

このフードロスを減らすことの重要性は、2017年スイス有機農業研究所(FiBL)、国際連合食糧農業機関(FAO)、欧州各国の大学の研究者らが出した、「有機農業でサステイナブルに世界を養う戦略」という共同研究論文にも書かれています

その研究にある、世界人口約90億人を有機農業で養うために変えるべき3つの条件

  1. 肉の消費量を現行の3分の1に抑える
  2. 人間の食料となる穀物を家畜の餌としてできるだけ利用しない
  3. 食品ロスを減らす

食品ロスを減らすことはつまり、生活コストの無駄を減らすことにも繋がりますね!

あなたは今日、何を食べましたか?

さて、明日は何を食べようか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀

出典:
*2014,間藤徹,有機農業2.0
**M. Konner and S. B. Eaton(2010), Paleoethic nutorition: 25 years later: Nutoriton in Clinical Practice 25: 594-602

生き方は自由!だけど知ってて損はない水田で使われた農薬が河川や環境に与える影響

今回は、水田で農薬が使われると河川の水や環境にどのような影響が出るのか?ということを研究報告を基にお伝えします

オーガニックライフをするヒトを増やすこと

これは誰もがオーガニックライフを過ごしやすい生活環境にしていくのに必要なことでもあり

出来るだけ多くの数の人がオーガニックライフを取り入れる必要があるという情報をこちらでお伝えできればと思います

今回お伝えする内容は主にメタ分析といわれる分類の研究からチョイスしていますので、より広い地域で言えることであり、多くの要素はすでに大きな研究がなされているものを基に構成されているので、より信頼性の高いものとなります

ちなみに以前お話した私の食費は、あそこにリストアップした内の生鮮食品類を食べきるのに2週間近くかかったので、実質の1日あたりの食材費は記載したものより低いことが分かりました

生活しながら更新していますので、ご容赦!

本題です

水田で使われる除草剤(農薬)が河川にどれほど流出するのか

そして河川に流れた農薬はどうなっていくのか

それらについての研究報告はいくつもあります

日本では米農業が盛んなので、水田と水田以外の環境の関係性は大きく

また水田は水を常に引き、河川に流すということを行う農業なので、その他の土壌で栽培する作物に比べて水田で使用した農薬などは他の環境に影響を与えやすいと考えられます

水田の水を河川に流すとき、その水田で除草剤が使われていればそれは水と一緒に河川に流れていきます
除草剤が河川に流れていき、その河川の流量(水の多さ:大きい川なら流量は多く、小さい川なら流量は小さい)により薄まり度合が変わります
その薄まり度合を一緒にするために、川の流量と使用された除草剤の量をなるべく精密に調査した上での研究報告によると、

まず除草剤が水中で消失する原因は3つ
分解
揮発
土壌への吸着

そして、水が滞留する時間が長いほど農薬は消失し易い

これが何を意味するかというと、流れが遅い川ほど農薬は消失しやすいということで
水中で成分分解されているか
空気に溶け込んでしまったか
水底の土壌に吸着されたか
の3つが挙げられます

分解に関しては、水中生物の体内農薬濃度を調べた研究もありますが今回はそれ以外の環境部分にフォーカスします

水田で使われた除草剤の河川への流出率は成分の物理化学性を反映します(*)

つまり、
除草剤に含まれる成分が水に溶けやすいものが多いのか
土に吸着されるものが多いのか
空気に溶け込むものが多いのか
によって河川で採取された水中の農薬濃度は変化するということです

例えば水に溶けやすい成分の多い除草剤が使われる水田から除草剤を含んだ水が河川に流されたら、
採取した水から検出される除草剤濃度は高くなりやすく

水に溶けにくく、土に吸着しやすい成分が多い除草剤の使われる田から除草剤を含んだ水が河川に流されたら、
採取した水から検出される除草剤濃度は低くなりやすい

ということです

研究をいくつか紹介します

除草剤濃度は、除草剤の使用実態を非常によく反映して変動していた
川上の水田から排出された農業用水はすでに除草剤を含んでおりその水が川下の水田で繰り返し利用される
水を反復利用することによって下流での除草剤濃度が高まっていく
(*)

河川水中から検出された農薬は使用時期を過ぎると速やかに検出されなくなる
また、魚類から検出された農薬も河川水の濃度低下に伴い急速に減少する
(宮崎ら, 千曲川支流における農薬の経年変化と生物蓄積,日本陸水学会講演要旨集 1C13)

瀬戸内海では74%以上の農薬が海底への堆積により海水から除去され、数%は外洋への流出拡散および光分解により除去されると推定
(Chikumbusko Chiziwa Kaongaら, 2015, 瀬戸内海における農薬の光分解と生分解過程および動態解析, 日本地球化学会第62回年会公園要旨集, 3B09)

水底の堆積物から水へのPOPsの回帰が示唆
(B. M. Miskimmin, D.C. G. Muir, D. W. Schindler,
G. A. Stern, N. P. Grift: Chlorobornanes in Sediments and Fish 30 Years after Toxaphene Treatment of Lakes, Environ. Sci. Technol., Vol. 29,
No.10, pp. 2490-2495 (1995))

POPsというのは、残留性有機汚染物質のことでPOPsの6割以上は農薬として使用されるものです
この研究ではさらに、水中の表層と深層でPOPs濃度が違うことを述べていて、表層では揮発するので濃度は低く、深層では滞留していることや表層での揮発により水中濃度が下がった分堆積物から水に溶けだしていることも書かれています

この4つの研究が教えてくれることは、
同じ地点の河川中の農薬濃度は、水が流れていってしまえば、除草剤を使用していない期間は下がる
つまり、除草剤を使えば使っただけ、使ったときに河川の農薬濃度が高くなるということ
そして河川の農薬濃度が低くなったからOKということではなく、水底の土壌・堆積物に吸着されていること
されにその吸着された農薬(を含むPOPs)はまた水に溶けだすということ

これらの研究を行っていくことで、どれだけ河川に除草剤(農薬)が流れているのかを知るだけでなく、農薬が環境でどう存在するかの特性がわかります

ただ、農薬を含む有害化学物質というのはものすごい種類がありまして
なんと約1500種

これら全ての細かい特性を知る必要はないと思うので割愛です

私たちは広い意味での”農薬”と捉えて、これらの研究を踏まえてさらに想像することができます


農薬の使用量と使用頻度が高くなれば河川濃度は常に高くなり得るということ


一度環境にでた農薬はゼロになることはなく蓄積されているということ


そして目に見えない土・空気・水への農薬汚染があるということ

これってナチュラルだろうか?

人間が始めたことなのだから、人間がどうにか方法を考えなくてはいけないのではないだろうか?

1つの河川に対して流れてくる元の水田は1つではありません

だから数か所の農家さんが頑張っても、それよりも多くの水田で農薬が沢山使われていれば河川の環境破壊は進む一方

だから、オーガニックがスタンダードとなる必要がある

そのために私たちができることは、そうやって頑張る農家さんを応援すること

商品を購入し、需要を高めること

消費者があげられる声の大きな1つは消費するものを選ぶこと

これを購入するということが何を意味するのか

一度手に取って、一呼吸おいて、その商品の奥にあるストーリーを想像してみると購入の仕方が変わるはず

どうやって生きるかは自由!

一度きりの人生、自分の満足のいくように自由に生きたらいい!

でも、ストーリーを想像するのはけっこう楽しいですよ

いかがでしたでしょうか?

毎日更新を目標としていましたが、施術との兼ね合いで難しいことが分かったので(汗)

週1回は更新していきたいと考えていますので、ぜひ覗いてみていただけたら嬉しいです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀

*飯塚宏栄, 1989, 水田除草剤の水系における動態, 農業環境技術研究所, 6, p.1-18(1989-03)

こちらで引用されている文献名は省略しています

オーガニックの健康の原理

前回、健康体であるために自分のためにすることが皆のためになるということをお話しました

今回はその健康について鍼灸マッサージ師としての目線から少し掘り下げ、それがオーガニックにどう結びつくのか、をお伝えしたいと思います

私は鍼灸マッサージ師という職業柄、様々な身体的特徴の方と接します

そこで出会う中には健康だなぁと感じる方もいれば、う~ん健康的とは言えないなぁと感じる方がいます

その健康かどうかの境目は、疾患の有無、症状の有無、ではないと思うのです(個人的視点)

例えば、脳卒中や脊髄損傷によって麻痺のある方、進行性の病で次第に身体機能に変化が出てくる方、先天性で関節に変形のある方、病院では原因が特定しにくい耳鳴りやめまいがひどい方、抗がん剤による全身性浮腫で歩行に苦労される方、がん治療を10年以上前に終えているが手足に痺れが残る方

このように状態だけを取り上げると身体的苦労の多い方は沢山いらっしゃいますが、少なくとも私がお会いする方々はとても健康な方が多いです

・・・健康とは何か?

「Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.(世界保健機関憲章前文の一部抜粋)
健康とは、単に病気でないとか脆弱でないということだけでなく、身体的、精神的、社会的に満たされた状態のことである」(平沼訳)

これはWHO(世界保健機関)憲章前文の一部に書かれた健康の定義です

昨今イロイロと話題になったWHOですが・・・この定義は様々な側面を包括していて無駄のない文だと私は考えます

人により様々な生活背景がありますが医療は誰しも受ける権利があり、健康体でいる権利があります

身体的苦痛は、時に精神的苦痛をつくり出すことがあります

社会的苦痛が精神的苦痛をつくることもあります

身体的苦痛が社会的活動を抑制してしまうことがあります

この文に出てくる3つの要素は人間がこの社会で生きる上ですべて関係し合うのです

身体的苦痛は時にその人の生きる希望さえ失わせることがあり、どう生きたいかというところに目を向けられなくすることがある。私はそんな人たちにも出会ってきました

私が鍼灸マッサージ師としてその人たちにできることは、できる限り寄り添い、少しでも身体的苦痛を減らすこと

どう生きるかに目を向けられるような身体状態にすること、つまり健康な状態に近づけること

鍼灸マッサージ師として最大限できることはそこまで

でも、”健康”をつくる構成要素は身体面・精神面・社会面だけではないような・・・?と続くモヤモヤ

私たちの生きる社会のことだけを考えていて健康でいられるか?

だって生きるには、空気と水が必要で、食べ物も必要で

人間社会や1つの身体という枠から視野を広げて

というか宇宙から地球を見るように私たちを見たとき

地球上の大気や水、光、ヒト以外の動物、植物と1つの身体との関係性は?と

さて、次にオーガニックで初めての国際基準となったIFOAM(国際有機農業運動連盟)の打ち出す有機農業の原理4つの中から1つ、健康の原理を紹介します

「健康とは、全体のことであり生物システムの完全さである。それは、単に疾病や病気が無い状態でなく、身体的・精神的・社会的・生態的に満たされた状態が維持されてい
ることである。免疫・回復・再生が健康の鍵である。」(IFOAM 有機農業の原理より抜粋)

生態的に満たされた状態

私の中で何かがストンと腑に落ちました

オーガニックライフを勧めたいのは、鍼灸マッサージ師としての枠を超えた平沼穂香個人としての活動なのです

いかがでしたでしょうか?

目に見えないオーガニックの価値を可視化していくのも現代のオーガニックの動きの1つです

最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀

自分のためにしたことが皆のためになる

前回、オーガニックの2つの側面についてお話しました

今回はオーガニックのパーソナルベネフィットがソーシャルベネフィットになる、ということについてお伝えします

パーソナルベネフィットがソーシャルベネフィットになる
つまり、自分のためにしたことが皆のためになる

オーガニックライフによって得られるパーソナルベネフィット(個人が受け取れるいいこと)は、健康体でいられること

健康のためにオーガニックを取り入れる

すごくいいと思います!

でも、お聞きしたい

・・・なんで?

私がオーガニックに行き着いたのはがん患者さんたちとの出会いだと第1回目でお伝えしました

それにはさらに背景がありまして

私は大学時代、身体について学んでいました(ざっくり笑)

元々、食への興味が強く自分を実験台にするのが好きで、学生時代に色々な食養生・食事法・ダイエット・トレ―ニングを試したり勉強していました(ちなみに大学の専攻は神経生理学の分野)


パレオエシック(地中海式食事)
ケトジェニック
マクロビオティック
糖質制限・オフ
カロリー制限
断食
腸クレンズ
重曹+レモン水クレンズ
などなど

試したのが古いのだともう10年くらい前のものもありますが(汗)、ここに上げた食事法というのは今でも変わらずに存在するものです

そこに鍼灸マッサージ師としての臨床経験や知識を深めていったものが加わり、食事法への考えも深まりました

食事法は、どこに重きを置くかで視点が変わるのでミックスしにくいということ(食事に限らず言えることですが)
すごくざっくりと言うと、クレンズを除くある食事法には目指す身体があり、その食事法が異なれば目指すものも変わってしまうということです

しかも人によって体質が異なるだけでなく、そこには人種差なども出てきて、これは面倒くさい、と思ってしまったんです(笑)

というか、どの食事を摂ったって病気になるときはなってしまうし、対症療法(ある症状に対して行う治療法 反意義語:根本治療)的な食事ではある病気は対処・予防できても違う病気のリスクが上がる
※食事だけで病気は防げないということは大前提としてお伝えしておきます

・・・めんどくさい

何か1つにまとめられる部分がないだろうか?

というか、物質という意味での”何”を摂るか、ばかりに目を向けるから食い違いが出てくるのでは?

と考えました

そして、ある共通点に気づいたのです

全ての食事法に共通するのは、原材料があるということ

いや、当たり前でしょ!って話なのですが

何か食材、素材があって食事は成り立ちますよね

その素材自体に何かがあるのでは?

そここそが大事なのでは??

ということで、オーガニックです

食事法というのは自分のために始める健康法の1つです

それを生活に取り入れようと思うとき、ぜひ原材料をオーガニックにしてほしいのです

オーガニック食材の健康上のメリットというのも研究報告はあるので、それはまた別の機会に

だからそこが知りたい!という声が聞こえてきそうですが(笑)

オーガニックを取り入れることによって、パーソナルベネフィットであった食事法が結果的にソーシャルベネフィットになる

(前回のブログ「どんな世界に住みたいか」をお読みいただいた方にはその意味が分かると思います)

これって、とても素敵なこと!

今回は、自分のために取り組むことも、オーガニックライフを送ることで皆のためになり得るというお話でした

最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀

どんな世界に住みたいか

今回は、いよいよオーガニックの真に触れていきます!


前回の長いプロローグを読んでいただいた方は、オーガニックライフは誰のためのものか考えてみていただけたでしょうか?

オーガニックとは、動物と自然つまりは地球上のものすべてに配慮したプロセスのことだと以前ちらっとお話しました

そう、”プロセス”全てがオーガニックであり
オーガニックライフは地球上のすべてのもののためになります

例えば、ある製品が開発され売り出されるとしたら、それに関わる全てのプロセスに関わる人・ヒト以外の動物・自然に配慮されていることが”オーガニックである”ということです

そうしたら、あまりに目に見えないし、基準もバラバラになってしまうのでは?
と思いますよね

現代の”オーガニック”製品・食品といわれるものには認証団体によるそれぞれの基準が設けられていて、それを満たすものは誰が見ても分かりやすいオーガニックのかたちだと言えます


今回はそんなオーガニックの真に触れていきます


1回で全てをお伝えすることは難しいので、今回はコアになる部分をお伝えしていきます

オーガニックライフとは地球上のすべてのもののため

これが私が要約した全てを表す一文です

オーガニックの2つの側面からお話していきます

オーガニックにはパーソナルベネフィット(個人の利益)ソーシャルベネフィット(社会全体の利益)の2つの側面に大きく分けられます

この場合のベネフィットとは、金銭面の利益のみを指すのではなく受け取れる”いいこと”と捉えてください

1つ目のパーソナルベネフィット(個人が受け取れるいいこと)は、健康体でいられることです
健康体は資本であり、健康な身体なくして仕事はできないし育児はできない、ましてや子供を産むことすら難しくなりますね。
健康とは、5体満足である必要はないと思っています。自然に生まれてきた姿で生きられている状態であれば、それは健康であると私は考えています

次のソーシャルベネフィット(社会全体が受け取れるいいこと)がとても大切なのです
-生物多様性
-土壌や水質の汚染低減
-地球温暖化防止への貢献
-貧困撲滅
-フェアトレード などなど

挙げたらキリがないほどなので、さっそく例を挙げていきます

この回まで、食に関しての面を多くお話してきたのでそれに関連して
農薬を例にしていきましょう

農薬とは野菜や果物などの作物を栽培するときに、より手入れが簡単に、より多くの作物を出荷するために使われます
作物など植物は虫や動物が食するもので、だから私たちヒトも食べていますね
しかしヒトの口に入るためには、つまりお店に置けるような作物を育てるためには虫食いがあったり動物にかじられたものを出荷するわけにはいきません

ヒトが食べるために育てた作物に対しては、本来自然にいたはずの虫や動物たちは天敵となるのです
なので、それらを排除・駆除する殺虫剤や誘引剤(香りなどで引きつける薬)などを使ってその天敵を遠ざけます

また、田畑の手入れは土壌も含まれます
雑草が生えていては狙った作物の栄養も吸い取られてしまうので雑草を取り除くために、除草剤が使われたりします
この除草剤も農薬に含まれます
また土壌を栄養するために肥料を混ぜ込むのですが、これにも化学肥料などを使われることがあります

戦前というのは雑草を抜くなどの手間暇は全てヒトの手によって行われていました
それが戦後の食糧供給の増大に伴い、人手だけで自然農法を行うのはあまりに大変で作業・出荷効率が悪くなるので農薬の使用が広まっていったという背景もあります

これは日本に限らず、世界大戦後からこの流れというのは世界中の発展国で広まっていったのです

この農薬、田畑で働く人たちを楽にするためと使われてきました
しかし強い毒性があり、後に大きな健康被害をもたらすことになったのです


農薬の毒性は身体の様々なところに影響をもたらします
発達障害・精神異常・生まれてくる子のIQ低下・生殖器異常(不妊など)・発がん他


農薬の特徴はさらに、
-揮発性(空気に混ざって長距離を移動する)
-蓄積性・難分解性(生物が食べたら体内で蓄積されやすい)
-複合毒性(農薬が複数合わさることで毒性があがる)
などあり、とても恐ろしいものです

もちろん農薬には、人口的なものだけでなく毒性のない重曹や植物由来のものもありますし、農薬の食物への残留基準というのが国で決められています

日本は超ゆるい、と言ってもいいでしょう

まず、日本は面積当たりの農薬使用量世界第3位(WHO,2015)
農薬残留基準は生産者のためにあり、消費者のために定めらたものではないということ

だって農薬は生産効率を上げるためのもの

こんなに増えた人口を支えるための食料供給のために生まれたもの

だけどそれが皮肉なことにそれを口にする消費者よりも身近に浴びているのが、生産者

生産者の健康については、なんと国に守られていないのでしょう

こういったいわゆる化学的な農薬・肥料を使う農法を慣行農法といいます
そして化学的なものを(極力)使わない農法を有機農法・自然農法といいます

この慣行農法をしていけばいくほど、そこから抜けられなくなるのです
殺虫剤により虫たちはいなくなり、除草剤により雑草など草花がなくなります

農薬はヒトに対してだけでなくあらゆる動物に対して毒性があるため、農薬を使用した土壌はあらゆる生物の命が危機的になり、生物多様性は失われていきます
そこにあった多様な生物循環によって保たれていた土壌の質が下がるために化学的な肥料に頼らざるを得なくなる悪循環

そしてこの土壌環境に耐えられる作物を育てていくことになるので、単一的な農作物が増えていき、これも種の多様性を失うことになります

難分解性だから排水として河川や海にも流れ込んでも自然の力では分解しにくく、それにより海洋生物の体内にも蓄積されていくのです

体内に農薬が蓄積されているかもしれない海洋生物を私たちが口にしているかもしれないのです

揮発性により農薬を使用した田畑以外の自然にも影響を及ぼし、木々を枯らすことにもつながり得て、地球温暖化は促進されます

農薬を浴びて健康被害を受ける人が増え、不妊や生まれてくる子たちの健康状態やIQに変化が出たり、奇形児出産が増えてしまったりしたら、、、しかもこれが不自然に増えるとしたら(あくまで自然発生は良く、私は遺伝子に優劣をつけたくはありません)

いかがですか?

負の連鎖しか生まない農薬

農薬1つを取り上げてもこんなにも社会に、地球に影響を与えるのです

ヒトのために広まった農薬によって結局は自分たちの首を絞めることに

これは何かがおかしい・・・

農薬を使うことはある生産者にとっては生きていくために必要、なのかも、しれない

生産者つまり農家さんの中には、その化学的な農薬や肥料の恐ろしさを分かっていて、ヒトのためだけでなく土地のため、生物のためにそれらを使わないような農法をされている方々がいます

私はそういう農家さんたちを応援したいのです

だって私には農業のノウハウはなく、多くの人間に食料供給をする術なんてない

私も農家さんたちによって生かされている1人

だから、私はそうやって慣行農法だって大変なのにそれ以上の手間暇かけて作物を育て、環境を大切にする農家さんを応援するために有機栽培の農作物を購入します

私の購入がその人たちへのエールであり、国に対する消費者の1票

1つ98円の慣行農野菜が、1つ280円支払うことになっても、今の私にとっては高くない

その182円を節約することが私たちの未来を左右することを知ったから

金額のその先にある、私たちがつくりたい未来を考えたらきっと見え方が変わるはず

だ・け・ど

生きていくにはお金も必要なのでその辺もバッチリと伝えていきたいと思います

さぁ、あなたはどんな世界に住みたいですか?

次回はさらにオーガニックの真価についてお話していきますね

最後まで読んでくださり、ありがとうございました🍀

オーガニックライフは誰のためのもの?

今回は私の実際の食費を公開しながら”食”においてもオーガニックである必要がある、ということのプロローグ

焦らしてすみません(笑)でも、この回を読んでいただいてオーガニックを始める敷居をもう少し下げてから真に触れたいと思いますので、ぜひ読んでみてください!

前回、あなたにとってのオーガニックとは?とお尋ねしました

答えは何か浮かんだでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・

(考えていなかった方のための考える時間。笑)

・・・・・・・・・・・・・・・

私にとってのオーガニックとは、ありのままに生きるためのライフスタイルです

ありのままに、というのは自分自身を受け入れるということ以上に、

地球上に存在するヒトという生物として、今私が身を置いている環境でできる限りありのままの姿で生きるということです

私は、です

人によって変わっていいのです

(余談で私が自分を受け入れることを学んだのは、ヨガです)

さて、本題です(やっと笑)

ここに私のつい先日、1週間分+αとして買った食料品とその値段を羅列します

アボカド        ¥398
新玉ねぎ        ¥256
グリーンアスパラ(4本) ¥381
カーリーケール     ¥280
ケール菜の花      ¥280
全粒粉ペンネ      ¥269
グレープフルーツ    ¥360
真鯛(大切り身4切れ)  ¥798
銀鮭(天然2切れ)    ¥314
納豆(3つ入り)×2   ¥296
大葉の苗        ¥380
合計金額        ¥4,342(税抜)

もちろん野菜果物はすべて有機(無農薬・化学肥料不使用)、納豆やペンネも有機表記ありのもの

大葉の苗は、大葉をよく使うので育ててみようと思い、無農薬・無化学肥料のものが売っていたので購入してみました(笑)

私は基本的に1週間分の食料を1回でまとめ買いし(外出自粛前から)、もし足りないものや切らしたものが出てくれば追加で買うやり方をしています(勤務時間的にもお店が開いている時間に帰宅できないことが多々あるため)

一人暮らしなので1週間の食材の使いまわしを頭の中で考えながら買い物します

色々な無駄を減らすことにもなるのでまとめ買いは良いと思います

こちらに羅列した食料品の中にはその時にたまたまいいのを見つけたために買ってストックに回したものも含まれているので、1週間で食べた分の実質料金は

¥3,123(以下)

個人的な外食は滅多にしません(特に今は)

出来合いのお惣菜も買いません(自宅から出るゴミを減らすためでもある)

1つ付け加えるとすれば、患者さまよりよく物を頂戴することが多く、昨年の夏は3週間くらい自分では買わずに無農薬野菜を食せたりすることがあるなど、ラッキーな身分でもあります

たまにパンを買ったりなどありますが、だいたいこんな感じの食費

この¥3,123を7日等分すると

¥446.1(少数点第2位以下四捨五入)/日

もちろんここにすでに家にストックしてある玄米などを含めて食事していますし、調理にかかる水道・ガス光熱費は入っていません

人によるとは思いますが、それでもこれって高いですか?

この週は購入していませんでしたが、私は豆乳(有機・無調整/1本200ml¥108)を常飲していて、何回かに分けてよく飲みます

それを丸々1本入れたって¥554.1/日

やっぱりそんなに高くないと私は思います

元々、オーガニック生活を始める前のこと、学生で実家にいた頃は一家の食事係でした。家族4人分の朝~夕飯、お弁当まで用意していました。その頃は1つ98円の野菜を買ったり、なるべく安くてきれいなものを見つけるようにやりくりしていました

その頃の経済観念もあるので、もっと食費を削れることは重々分かっているつもりです

そこでやはり、”食”においてもオーガニックである理由が必要になるのです

大学で身体のことを学んでいた私は栄養の知識はあるのでその面では身体にいいものをという考えはありましたが、なるべく安く済ませようということも優先していた私は、大ざっぱな産地特性などによる安全性の知識はあっても、その食材が”どういうもの”なのか、そこまで深く考える知識がありませんでした

オーガニックは健康にいいもの?

オーガニックは自分のためのもの?

オーガニックは、誰のためのもの?

自分の身体的健康を最優先にオーガニックを始めようと思っているとしたら、あまりオススメしません

入口としては何でもいいのですが

なぜなら長続きしにくく、生活に根付かないと私は感じてしまうからです

私はオーガニック生活に切り替え始めて1年半以上が経ちました

今は生活のほとんどがオーガニックなものに切り替わりました

それはまたこちらのブログで少しずつ紹介していきますね

今ではオーガニックライフ以外考えられません(婚期が遠のきそうな発言・・・笑)

続く理由はただ1つ

オーガニックは私にとってだけでなく、誰か・何かのためだから

料理も同じではないでしょうか?

自分のためだけに作るより、誰かのために調理して一緒にシェアするから丁寧に作るし美味しい

仕事だって自分の生活費を稼ぐだけでなく、誰かのためになるやりがいがあるから頑張れる

それは見返りを求めるということではなく

貢献をするということに幸せを感じる

それこそ、ヒトの本来あるべき姿、元々みんなが持っている本質であるように思えてならないのです

自分の対面する物事が”好き”だからである以上にパワーのあるものだと私は思います

多くのヒトがあまりにも地球を大切にしてこなさ過ぎました

今の私たちにできることは何でしょうか?

みなさんは、いかがですか?

長い長いプロローグでした(笑)

次回は更にオーガニックの真に触れていきます

最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀

あなたにとってのオーガニックとは?

オーガニックとは、

動物と自然、つまり地球上のものすべてに配慮したプロセス

ヒトも動物

だけど、ヒトだけが資源を使い尽くし、土地を枯らし、生物循環の流れを操作している

しかも一部の人間が

現代の私たちに沿った生き方がある

何も100万年前の暮らし方をする必要はない、というか日本ではほぼ出来ないでしょう

ただ私たちの遺伝子は100万年前のヒトと差ほど変わっていないのです

遺伝子の変化以上のスピードで変わるヒトの社会

だから、現代の生活環境では身体的ミスマッチが起きる

現代なりの、ありのままのヒトとして生きる

それをオーガニックは教えてくれます

次回、詳しくお伝えしますね

あなたにとってのオーガニックとはどんなものか?ぜひ想像してみてください!

最後まで読んでくださりありがとうございました🍀

92粒の手間賃は?

今回はコストの裏側のお話

コストと言っても第2回目のように数字ばかりでは疲れるので(私が笑)

ある”物”の値段の裏側にフォーカスしたいと思います

消費者に見えている”コスト”というのは、主に生活費用に関わる製品などの値段のことを指すと思います

ある製品が作り出されるとき

又はある食材が出荷されるとき

そこにはどれだけのプロセスがあるでしょうか?

供給元・生産(者)・加工(者)・流通(者)・販売(者)・消費(者)

大きく分けてもこれだけの段階をあげられます

コーヒーを例にあげてみます(コーヒーが大好きなので前回に引き続き。笑)

コーヒーの生産国の多くは赤道直下のいわゆる発展途上といわれる国

そこの農園で木になるコーヒーの実を1つずつ採り

天日にさらすために1つ1つ重ならないように広げて干されます

それは全て手作業で行われるのです

手作業、です

そこで、コーヒーの実を見たことがあるでしょうか?(見たことがない方はぜひ検索を!)

コーヒー豆を見たことのある人は多いと思います

コーヒーの実にはコーヒー豆が2つ入っています

私が1杯のコーヒーを淹れるとき、コーヒー豆を何粒つかうか数えてみました

92粒

・・・92粒!(改めて数えたらビックリ)

コーヒー豆46個分です

1杯のコーヒーのために46個の実を手作業で1つ1つ木からもぎ取ることを想像すると、生産者には感謝しか出てきません…大切な1杯です

そこで今このブログを読んでくださっているあなたが日常で飲むコーヒーを想像してみてください

もし、1杯100円のコーヒーを飲んでいたとします

その100円の売り上げの分配は最初に出てきた製品の生産プロセスの供給元・生産(者)・加工(者)・流通(者)・販売(者)にそれぞれ割り当てられます

ものすごい単純計算をしてみますが、これをそれぞれに平等に5分割した場合、20円になりますね

ところがこれが平等に分割ということには中々ならない…

ある製品が作り出されるとき、各プロセスで賃金の契約はなされています

けれどそれが等分の賃金かというと、中々そうはならない

コーヒーなど輸入品は輸入先の国との物価の差も生じますから、日本円と全く同じ金額である必要はないということも1つあげられます

もし、その賃金が搾取されているとしたら・・・?

発展途上の国では労働者への賃金が不当に支払われることは多く、

過重労働を強いられる上に収入は少なく、生活困窮に陥る人も少なくありません

とくに女性労働者は性差別も伴い不当な扱いを受けることは日常的であったり

いかがでしょうか?

1杯のコーヒーの背景にはこんなにも奥行きのあるストーリーがあります

私たちが消費した何かによって、誰かの生活や人生を脅かす加担をしているかもしれない

あなたは、私は、どうありたいでしょうか?

誰かの人生を踏み台にしているとしたら、それはとても悲しいことだと私は思います

今日飲んだそのコーヒーにあなたが支払ったお金の行き先を知りたくなりませんか?

コーヒーを飲むならフェアトレードやオーガニックの表記があるものを、ぜひ

または両方の表記があるものは更にハッピー!

フェアトレードとは、言葉の通り公正な(フェア)取り引き(トレード)

金銭のやり取りをフェアに行いましょうという約束です

オーガニックはSDGsの17の項目をすべて網羅し得るといわれており、SDGsの項目中にも「困窮をなくそう」「人や国の不平等をなくそう」といったものがあります

ただしフェアトレードの表記の基準は曖昧なので要注意

無表記のものよりは透明性は高いと思われますが、国際基準と独自基準のものがあり、独自基準ではある企業などが独自に設定したトレード方法になっていますので気になる場合はよく調べてから購入されることをオススメします

オーガニック(有機栽培)については表記に関する基準が定められているので、表記のあるものは信頼できます(ただし認証団体によって基準は異なります)

フェアトレードコーヒー、オーガニックコーヒーは買い求めやすいお店ですとイオングループ、KALDI COFFEE FARMにも売っています

このご時世、店舗に足を運ぶのが難しいことも多いと思いますので、ぜひネット検索してみてくださいね!

いかがでしたでしょうか?今回はトレードに関することにフォーカスしました

オーガニックの製品が値段だけとれば”高い”ように見えることがほんの少し垣間見えていたら嬉しいです

最後まで読んでくださり、ありがとうございました🍀

コンビニコーヒーを買うのかスタバコーヒーを買うのか

オーガニック生活を始めるとき、”食”から入るのが一番わかりやすく簡単だと思います

今回は日本人にとって一番身近な”お米”をベースにオーガニックと非オーガニックの食材の費用の差についてお話いたします

【前提】費用については主に私が普段購入しているものを題材とします。神奈川県横浜市内で購入することが多く、地域による値段設定の差、時価による差額も出てきますのであくまで参考として情報のサポートとなれば嬉しいです

言葉の整理:オーガニック=有機栽培=BIO(ビオ)

まずは、値段から(私が普段購入してるもの)
有機玄米(2kg) 1680円
有機白米(2kg) 1860円
有機雑穀(???) 980円*

ちなみに私は有機玄米・有機白米・有機雑穀を常に置いており、4:1:1くらいの割合で炊きます(2020年4月時点ではストックする品数を少なくするため玄米と雑穀のみを購入しています)

白米を入れる理由は、おにぎりにしやすくなるからというだけで無くてもよいと考えています

では一般的な”米”として、白米を取り上げてみます
有機でない白米も魚沼産コシヒカリ2kgは1680円します

今回は同じ品種で比べてみましょう
有機白米(富山産コシヒカリ)2kg 1860円
有機でない白米2kg(魚沼産コシヒカリ) 1680円
その差は180円

一膳は約150g(※)で、これは炊く前のお米で75gに相当します。
2kgで26.666杯のお米を食べられる計算

一膳あたりの値段を計算すると、
有機白米  69.751円
有機でない白米 63.001円

6.750円の差(小数点第4位切り捨て)

(驚き桃の木、山椒の木!)

コンビニのコーヒーを買うのかスタバのコーヒーを買うのか、よりも金額的に僅差ではないでしょうか??

余談で、有機魚沼産コシヒカリ2kgは2200円します。魚沼産のブランド力すごいですね~!
確かに魚沼産コシヒカリはザ・日本人好みのお米と思いますし、オーガニック生活をするまでは私も実家で好んで食べておりました。これを固めに炊くのが美味💕
が、高すぎる・・・!

あとは好みの変化もあり、この商品比較をした時と今購入している品種もまた違います

私の近所で有機栽培のものを購入できるお店がありまして、そちらで3つの白米を産地・栽培方法・値段で比較したところ
①有機魚沼産コシヒカリ→極力農薬の使用や合成肥料の使用を控えて栽培【2kg 2200円】
②有機富山産コシヒカリ→完全無農薬・合成肥料栽培【2kg 1860円】
③有機岩手産ひとめぼれ→合成農薬7回以内、合成肥料7割減 【2kg 1290円】

品種もさることながら、産地によってばらつきがあるのは有機栽培でもそうでなくても同じ

私にとっての問題は栽培方法の内容です
私はあえて②を選んでいます

なぜなら”無農薬”だからです

有機栽培=無農薬栽培ではない、というのも大事な隠されたポイント

私がこの3つから購入順を考えると、②→③→①になります
(もちろん①が高すぎるのもある。笑)
超ブランド米である①の栽培方法は「極力控えて」という記載で、これではどれくらいなのか分かりません

その点で③は割合の記載があるためまだ信頼性があると捉えました

どこに価値を置くかは人それぞれなので、品種による味わいの違いだけでなく栽培方法も考えながらチョイスする楽しみ方ができるのもオーガニック生活の良い面だと思います

いかがでしたでしょうか

オーガニック食材の敷居は思ったより低く感じられたのではないでしょうか?

食からオーガニックを取り入れる場合、私がおすすめするのは自分が一番口にする食材から変えていくことです

また、今現在家にあるものは極力使いきってからどんどん有機のものに切り替えていくことをおすすめします

フードロスを無くすためです

なぜ有機栽培のものを選ぶの?なぜ農薬はいけないの?

ここにはセラピストとして身体的健康をより良いものにすること以上の大切なことが隠されています

それはまた別の回で🍀

読んでくださりありがとうございました!

*有機雑穀のグラム数を記録し損ねました…1袋およそ500g程度と想像ください。豆知識で、雑穀は酸化しやすいため、なるべく少量ずつ購入または開封し冷蔵庫保存すると良いです

※厚労省の食事バランスガイドでは、小盛り100g/中盛り200gとされており、その間を取りました