オーガニックの印象が変わった?-ちょっと感動オーガニックストーリー
オーガニックというものへ、縛りだけが強いような悪い印象を植え付けられてしまった方から、素敵な贈り物をいただきました
今回は、そんな個人的な感動ストーリーをお伝えしたいと思います
私の施術を通してオーガニックや食について色々と聞かれ、それにお答えし続けていました
お話をしていて印象的だったのは、
身体にはきっといいものだから取り入れたい、という明るい気持ちと
オーガニックを取り入れられない自分はダメなのではないか、という暗い気持ちが
共存していらっしゃるということ
“オーガニック”というワードで傷つけられてしまった方なので、言葉選びは慎重に、でも本当のオーガニックの姿をお伝えし続けていました
少しでも自分にいいものに出会う選択の幅が広がってほしかったからです
オーガニックやオーガニックライフというのは、
スピリチュアルでも、
私たちを縛るものでも、
我慢をするものでもなく、
私も周りも豊かにしてくれるものです
「抗がん剤治療中で食べたいと思えるものに限りがある」
と仰るので、
ジャムパンとマドレーヌしか食べられなくても、
①質をオーガニックにしてみること
②油の種類には気を遣うこと
③砂糖はなるべく控えること
この3点だけは気にしてみたらいかがですか?
とお伝えしていました
①については、オーガニックのパーソナルベネフィットとソーシャルベネフィットをお話しました
なぜ、あえてこの話をしたかというと、「身体にいいものだから」というパーソナルベネフィットだけを強調してしまうと、がん治療中の自分は身体にベストなものを食べなければいけないのにそれができない、という自己否定に繋がってしまうからです
取り入れるのは、自分のためであり他者のためである、という点をお伝えすることで、目的の矛先が自分自身以外にも向いて伝わり方がマイルドになるかなと考えたからです
それに、オーガニックの本質というのはソーシャルベネフィットにこそ存在していると思っています
一方で、自分のことが幸せにできてないのに他者を幸せにはできない、という頭も持ち合わせていますから、その点でもオーガニックは私にとってパーフェクトなのです
現代的な社会生活において、ーガニックな食事やオーガニックな製品の中で暮らすことは、自分自身の心身にも良いことは多く、悪いことは少ないです。結果としてオーガニックライフを送るだけで、他者のためにもなる最高のライフスタイルだと私は思っています
②については、食事療法の1つになります。
脂質には様々なタイプがあり、オメガ3やオメガ6、飽和脂肪酸や不飽和脂肪酸、という単語は今やよく耳にするものになってきたのではないでしょうか?
この細かい話も大事なのですが、何より身体を酸化させない食べ物や食べ方というざっくりとした解釈が食事を選ぶ上で基本となる考え方になるので、その観点から肉より魚や植物から油をとるようにしてみてほしいという簡単な話から始めました
パンには砂糖やラードが使われることが多いのでその点もパン食は注意が必要となります
③についてはダイレクトに、砂糖が、がん細胞のエサになるという話。
がん細胞は私たちの身体を構成する細胞とは異なるDNAを持った異生物と同等であり、がん細胞を成長させるのは砂糖であるということは科学的にも証明されている事実です
がんであるかを抜きに考えても、健康な身体を目指すなら砂糖は控えることは大切です
ただ、私も甘いものは食べます、、、(笑)
これらの話を毎回の施術中に少しずつ、事実のみを伝えていくことを継続しました
やらねばならないものでもないですし
やらない自分が否定されることでもない
という点を強調して、選ぶのは自分だが、健康にいいことはこうですよ、と
そして、その方から頂いたものがサプライズでハッピーなものでした
内容はパン(食パンとバケット)、ジャム(イチゴとママレード)ですが、ただのパンとジャムではありません
パンは油ゼロ、砂糖ゼロ
ジャムは果物、甜菜糖、レモン汁
原材料はとても少なくシンプルで、しかもイチゴジャムのイチゴは着果期間中は農薬不使用と書かれていました
これらの食べ物たちをみたとき、とても感動しただけでなく、涙がでそうでした(笑)
きっと気を付けてくださっていたのだなぁと嬉しくなりました
だって私も不安だったから
オーガニックがこの人をまた苦しめないだろうか?
オーガニックの本質から逸れず、楽なオーガニックライフをお伝えできただろうか?
不安で仕方なかったのです
正義だけを振りかざすなら、それはプロのやることではありません
いいものはいい、わかるでしょう?では傷つく人が沢山いる世の中なのですから
とにかく、この贈り物は私に元気をくれました
とても美味しくいただいています
がん治療中の方は、自分で色々なことを調べられる勉強家が多いです
今はネットに多くの情報があるので反って何を信じたらいいのか分からないという不安が付きまとうようです
私は、これからも真摯に、客観的に確かな情報をお伝えし続けていきたいと改めて心に誓ったエピソードでした
いつも患者さんから学ぶことばかりであります
感謝
最後までお読みいただきありがとうございました