食への無頓着も自分への暴力-オーガニックライフで自分を愛そう
自分を愛する生き方、できてますか?
野菜は土から生まれ、果物は木になり、魚は海や川にいて、鶏は山にいる
こんな当たり前だと思ってしまうようなことを知らない大人も世の中にはいます
私は幼い頃から図鑑を見るのが大好きで、類目科や生態、生息域まで穴があくほど読み込んでいました。図書館で借りる本もシートン動物記やファーブル昆虫記がお気に入りで。「小学校時代、友達いなさそう(笑)」と友人に言われてもうなずける集中力を発揮していた小学生だったと思います
親に買ってもらった動物図鑑ももちろん読み込み、全て覚えていましたし、
写生までするほど
イラストは描けないけれど写生は得意でした
ありのままを見つめる、ことは私にとって自然のことだったのでしょうね
ありのままを知りたい、探求心が強いのかもしれません
基本的にそんな嗜好なので、野菜もどこでどのようにできて、これはどこでどのように作られたものなのか、これらを考えることは自然の流れでした
鍼灸マッサージ師になって、多くの女性がんサバイバーたちと出会って、
その人たちのありのままを知りたくなってしまうのですね
それは根掘り葉掘り、ずかずかと土足でその人の心に踏み込むということではなく、
なぜこの人たちは癌を患うことになり、それはどこから生まれたのか?
探求したい気持ちから、癌という病態を学び、病気になる特徴を知り、私たちの身体内にある細胞のDNAとは違うDNAを癌細胞が持っていることを知り、さらにオーガニックに出会いました
オーガニックと癌の関係において、様々な研究論文はこの世に出ています
私が目を通す研究論文や文献は、基本的にメタデータやビックデータと言われる研究母体の大きなものだけ。人の生死にも関わりうるかもしれない情報を母体数の少ないものから引っ張ってこられないからです
しかし、研究からはオーガニックと腫瘍性の癌との明らかな関係性を示すものは(ほとんど)出てきません
これはまだまだ研究の余地があるということでもあると考えられます
多くの文献や論文では、癌(主に腫瘍性)と食物の関係において、食べるべき食材という観点で書かれていて、それについては多くのメタデータも出ています
これは皆さんもネット検索や書籍で目を通されているのではないでしょうか?
それらはもちろん病気になりにくい食事法としてとても有益だし、基本中の基本だと思います
私はそれに加えて、オーガニックライフをオススメしたいのです
その理由は
私自身、食事法にはとても関心が高く、10代~20代の頃に様々な食事法を実践してきました
パレオエシック、マクロビオティック、ケトジェニック、低糖質、糖質オフ、完全採食、ベジタリアンetc…
色々試して、自分の身体を実験台にして思ったのです
食事法は決められたルールを守らなければその均衡は崩れ、サイクルは回らなくなるのだと
そして生まれる疑問
この食事法を一生するの?一生できるの?
この食事法たちに何か共通点はないか考えました
そう、共通点は食材が存在すること!
当たり前のことですが(笑)
あらゆる食事に共通する食材にこそ気を配ることが、真の健康に近づけるのではと考えました
現代の社会では、自分自身が農家などでない限り誰かがつくり運んでくれた食べ物を何かしたのかたちで口にしていますよね
自宅で家庭菜園している人もいらっしゃるとは思いますが、全ての食材を賄える量ではないはずです
ではどこから買うか?
どんなものを買うか?
そこにオーガニックという選択肢があってほしいと思います
オーガニック食材には、無農薬栽培、減農薬栽培、特別栽培(米)、自然栽培これら全てが含まれていて
オーガニック食材だからといって無農薬栽培ではないのです
農薬量を減らす、あるいは無くす、有機農業というのは農家さんの多くの努力によって実現できていることですから、安く手に入れられないのも頷けます
むしろそうでなければ
また、お金の行先としてそれがストレートに農家さんに届いているのかも気になりますよね
それが気になる方は農家さんから直接購入したり、近所の産直売り場や市場にいくなどするとより安価でお金の行先も分かりやすいお買い物ができると思います
何を食べているか分からないで食べているというのは、思っているより恐ろしいことで
今や、食材の表記だって言葉から受け取る純粋な意味でないこともご存じですか?
例えば「遺伝子組み換えでない」表記はよく目にしますが、遺伝子組み換え食材が0%ではない、という意味ではないのです。厳密には、現行の表記で「遺伝子組み換えでない」には意図せざる混入が5%まで認められています
これは欧米諸国からみるとまだまだ高い値
2023年にはこの表記がより厳正化され、遺伝子組み換え作物の混入可能性があるものと、全くないもので表記が変わるとされています(消費者庁より)
これはより安全性の高いものを見極められる判断材料ができる反面、関心のない人つまり食品成分表示を見ないで購入を決めることや食に無頓着な人はどんどん悪いものを取り込んでしまう可能性も高まるかもしれません
オーガニック表記のある食材には遺伝子組み換え作物は意図せぬ混入(人の手での仕分けの段階で多少の混入があり得るなど)以外の遺伝子組み換え作物は含まれないことも約束されています
オーガニック食材であること、出どころが分かっている食材であることは私たちの身体の安全を高めることに繋がるのです
健康はすべての生活の資本となる、とはよく言われますが
食べることで私たちの身体は構成されています
動けなくなってから、または何かを損ねてから、人は気づくのでしょうね
全てが計画通りにはいきませんし、ロジックで運命が決まる訳ではありませんが、
健康を第一に生活をすることは、必ずあなたの人生を豊かにする見えない支えとなります
動けなくなってから、「自分の足で青空の下に行き、たい焼きが食べたい」
何かを損ねてから、「あの頃はあぁだった」
そうして気づいて、そこからまた強くなる強さをヒトが持ち合わせていることも知っている私は、全てを計画通りに健康のために行動すべきだ、とも思いませんが、
ライフスタイルの1つとしてオーガニックライフという選択肢があって
オーガニックライフはあなたの生活の基盤を見えないかたちで支えてくれていて、
オーガニックライフはあなただけでなく、あなたが手に取ったそのものを取り巻く環境や人々にも影響を及ぼしていて
あなたが1つの歯車として何かのサイクルに組み込まれる
実はそんな広がりのあるライフスタイルなのだと、
オーガニックライフは教えてくれます
何かに気を配ってみると、また別の何かが見える
その繰り返しでオーガニックというものの楽しさに気づいてみてほしいな、と思います
その始まりが自分のためでも他者のためでも、どちらでもいいけれど
結局は自分のためになるのですよね
さて、今日は何を食べましたか?
明日は何を食べますか?
あなたの心身は幸せですか?
最後までお読みいただきありがとうございました