健康は生活の資本である、とよく言われますね
その健康をつくるのは自分自身だ、ということも嫌というほど耳にしていると思います

明日はどうなっているか分からない、人生のピリオドがどこでやってくるのか誰にも分らない、と思えば常にベストで過ごしていきたいと私は考えています

私たちは日々、すべてのことに決断を下し生活していると思います
例えばそれがどんなに小さなことであっても
朝は何時に起きよう?ご飯は何を食べよう?どの順番で仕事をこなそう?買い物は何をしよう?誰とどこで遊ぼう?・・・あげたらキリがないくらいに決断の嵐なのです

今現在のあなた自身は、過去に行ってきたそれらすべての決断の積み重ねで出来上がっていますよね

今がとても充実していて、充足感にあふれ、満足を感じていたとしても
たとえ今の自分に納得がいかず、自分を愛せなく、途方にくれ、情けないと感じていたとしても
それは過去の自分がその時にベストだと思って決断したことの積み重ね

今のあなたの感情が後者だとしたら、過去にあんなことをしていたから今がこうなったんだ!と後悔の念がこみ上げるかもしれません

私も昔はそう考えていました

しかし、違う見方もできるな、と気づきました

これは私がまだ本当のオーガニックに出会う前のこと

新しいことにぶち当たり、何か新しいことを成し遂げようとするとき
そしてそれに他の誰かを巻き込まねばならないとき
一人ならどんなに楽だろうかと思います(笑)

若造がおこがましいですが、新しいことで誰かの責任も担うことになるというのは責任重大

未体験のことに多く出会い、それが成功なのか失敗なのかの判断すらできない

その時の自分の知識や経験がベストだと判断をくだした言動により、物事は進んでいきます

やるべき事を全うし無事にローンチしたとしても、それが成功か?
何年も経った今でも、私には未だに成功か否かの判断は下せていません

自分の思い描くようなことにはなっていないかもしれないし、社会的には失敗だと言われるのかもしれないし、もしかして気づかないうちに誰かを傷つけているのかもしれないし(King Gnu”白日”ではありません。笑)

でも、たとえそれが何らかの視点から見たら“失敗”だとしても、そこからまた学び、あなたは強くなる

それはもはや、“失敗”でしょうか?

そこから学び得た何かで、成功と感じることにたどり着けたときには、それは失敗になっていないはずなのです

だって、そのことが土台となり、その上に今があるからです

だいぶスピスピした話(スピリチュアルな話)になってしまいましたが(笑)

健康に話を戻しましょう

オーガニックは健康にいいのか?

・・・間違いなく、いいです

でも、オーガニック食材の方が非オーガニック食材より栄養価が高いのか?と聞かれたら

その答えはグレーです

畜産物において、オーガニック/有機畜産の方がオメガ3脂肪酸を多く含む
牛乳において、オーガニック/有機の方が鉄分、ビタミンEを多く含む
米においては、オーガニック/有機栽培の方が重金属類は少ない
総フェノール(抗酸化物質)は、オーガニック/有機食材の方が多く含まれている
といった報告があります*

一方で、ビタミンの含有量には差異がないようです*

ただし、忘れてほしくないのは、オーガニック/有機のものには農薬や化学肥料の使用が少ないということ

そして、何かが生まれる裏には必ず誰かが関係していて、地球環境も関係しているということ

これら農薬や化学肥料などは、残留性有機汚染物質(POPs)や環境ホルモン(内分泌かく乱物質)に分類される有害化学物質の一部で、どちらの区分にも含まれているものなのです

POPsはとくに難生分解性という特性があり、生物に蓄積しやすく、長距離を移動します
環境ホルモンも難生分解性で、体内でホルモンのような影響を与えるものです。ホルモンと聞くとよいもの?と思われそうですが、実際の作用はその逆でホルモンを良い方向に補ってくれるのではなく、破壊的に、または蓄積することで様々な疾病を生み出させる物質なのです

これら、POPsや環境ホルモンの生体毒性についての研究は多くなされており、神経障害や奇形児出産、脳の発育不全、知的障害の発症、発がんなどのリスクを上げるとされています

しかしこれらの研究は、まだまだ進行段階であります

というのも、オーガニックには様々な物事が関わっていて、多くのヒト、動物、植物、土、水、大気に至るまで研究に必要な同じ条件下での検討というのが非常に難しいからという側面があります

オーガニックはヨーロッパで生まれた反社会運動により推進されてきたもの

かつて世界中が貧しかったときに、どうにか大量の安い食べ物を人々に供給しなければいけなかったような時代に生まれた同時の化学の叡智であった農薬や化学肥料などが、それを使用し続けることにより、健康被害が数多く起こってしまった

こんな世の中はおかしい!と市民が立ち上がったのです

それが、オーガニックムーブメントの始まりでした

現代はその時からさらに時代は変わりましたよね

非オーガニックのものを食べ続けたら病気が増えるのか?
この問いについては、オーガニックのものを摂っていた方がいいでしょう、という答えになります

これは、私たちがオーガニック食材を選ぶようにし、どのような健康状態になっていくかを証明し続けることでしか本当の答えは見出せません

そんな先のことが見えないものへの投資として、非オーガニックに比べて値段の高いオーガニック食材は買えない、そんな声が聴こえてきそうです

とても分かります

だから全部じゃなくていいから、月に1週間はオーガニック食材で生活してみるとか、調味料だけはオーガニックのものにしてみるとか、

野菜は地元の農家さんから買うとか

そんなことでいいと思うのです

先のことは考えても仕方ないからこそ、ある時にふと立ち返ったときに、その時の自分がベストであるクセをつける

そのリストの1つにオーガニックライフを送ること、が入ってみてもいいのではないでしょうか?

1度やってみても、損はありませんよ?

だって、結果的にそのことが誰かのためになっている。そんな幸せなことはないのだから

オーガニックなもので囲まれる生活をすることは、自分のためだけでなく結局は誰かのためになっていて、たとえあなたが一人で生活をしてるとしても世界のどこかと常に繋がる感覚をシェアするハブとなるはず

今日もあなたがあなた自身のために生き、それが結果として誰かのために生きていることになっていますように

今日は何をしますか?
今日はどんな1日でしたか?誰と過ごしましたか?

最後までお読みいただきありがとうございます

出典:
*Brandt, K., et al., 2011.
Smith-Spangler, C., et al, 2012
Baranski, M., et al., 2014