久しぶりのゆるゆる漢方ライフ
年明けから怒涛の日々を過ごしており、ずっと何かに追われ、見えない何かと闘いながら(笑)、過ごしていたら
こめかみに吹き出物ができました・・・!
私は元々ニキビなどはできにくい肌質で、皮脂分泌が盛んになりやすい思春期もニキビ一つできませんでした。
そんな私がアラサーとなり、仕事が趣味のような生活を送る日常に輪をかけて駆け抜けるように生活していた
今日この頃
左右のこめかみにだけ、赤い吹き出物ができてしまったのです(泣)
しかも痛くも痒くもない。ただ赤く部分的に集結してできていて見た目はあまり良くなくテンションだだ下がり。
東洋医学的には、顔に浮かびあがる状態は五臓六腑が反映されていると考えられているので、身体の内部が悪いそうだ、
とあたりをつけつつ、知り合いの美容師に「シャンプーの洗い残しでしょうか?」と聞いてみました。
美容師いわく、「シャンプーの洗い残しだと、そのような出方にならないから、内臓とかじゃない?」と。
う、やはり、、、(私の心の声)
オーガニックライフを送る私は、西洋医学を目の敵にしているわけではありません。
ただ自分が何かの不調を訴えたときは治す方法を色々と試せるチャンスなので、どうやってこの吹き出物をおさらば
するか考えていたところ、その美容師からある提案が・・・
「漢方どうですか?」
私は以前、漢方薬局に通っていたことがあり、その時も効き目を感じていました。
ただ誤解しないでいただきたいのが生薬からつくられる漢方も薬は薬であるということです。
“ナチュラル”なイメージが強い漢方ですが、西洋医学で扱われる薬剤の成分も元を辿れば大体が自然界にあるものから
抽出されたもので、カタカナの成分名になっているからケミカルに見えている一面もあるのです。
しかし、ある自然界にあるものから抽出をされる過程で添加物がある可能性は否定できません。
なので、きちんと生薬から挽いてつくられた漢方はそういう意味では、より”ナチュラル”と言えますね。
そして、勧められた漢方が「逍遥酸」
皆さんも聞いたことがあるでしょう、婦人科の三大漢方ともいわれる加味逍遥散は、この逍遥酸に2つの成分(牡丹皮・
山梔子)を足した漢方です。
加味逍遥散・逍遥酸はいわゆる婦人科の症状(PMS・更年期諸症状・精神不安定など)に効くもので、東洋医学的には
補血をしてくれる作用のあるお薬です。
私は血(東洋医学の指す血とは血液とは異なりますが、身体を満たす栄養の総称のようなものと考えてください)が不足
しやすい自覚はあり、いわゆる肝血虚体質です。
以前服用していたのは当帰芍薬散で、血虚状態を補うお薬ではありますが、逍遥酸は当帰芍薬散よりも体力がやや
あるタイプで神経症へのアプローチが主となるお薬
さて、どうだろうか?と一瞬考えましたが、これが漢方のいいところでよほど体質に合わない薬でない限りは、
効果の良し悪しの出方が緩やかなので、ひとまず試してみることに。美容院の帰り道にネットで注文しました。
1日3包との指示でしたが、私はランチを基本的に食べないので、多くても1日2包だなと自分なりに計算(笑)
服用前の様子がこちら↓
分かりづらい写真ですみませんが、こめかみにポツポツとあるのが見えますか?
これでも少し赤みが引いてきていたところですが、明らかに吹き出物があり、髪の毛が生えているところにまで
症状が出ていました(あまり綺麗な画ではないので、不快に思われた方はすみません)
約3週間後
結局、食事時間との関係できちんと服用できたのは1日1包が限界で、とてもゆるゆるな漢方ライフとなりましたが、
飲み続けると吹き出物が薄くなってきたような気がします
約3週間後の様子がこちら↓
光の加減が違うので比較しにくいかもしれませんが、むしろ明るいところで撮っているのに吹き出物が小さくなって
います。
変わってなくない?と思われるかもしれないくらいの写真力のなさですが(笑)、吹き出物による凹凸が小さくなり、
髪の毛が生えているところの吹き出物の数が明らかに減っているのです(主観評価にしかならない。笑)
これを撮影したあと数日さぼっていたら、また少し出てきそうだったのでしばらく飲み続けたいと思います。
最終的には日々の生活の見直しが大事!
お肌は人体最大の臓器と言われています。
肌の状態は身体の内部を表していて、もちろん肌質により外力への抵抗力が異なるので外部からの影響も受けますが、
結局は食べるもの、食べたものを消化吸収する力(消化器)、吸収したものを巡らせる力(循環器)、そしてそれらの働き
を調整している神経系の力が何よりも大きいのです。
食材にも気を遣うべきでしょう。
添加物や砂糖類は控え、体内の酸化を防ぐ努力は必ず報われます。
また農薬の被害も侮れません。農薬は血液を汚し、神経を毒する作用のあるものです。もちろん食品に付着する農薬は
その1口を食べたからといって目に見えてすぐに何かの症状を呈するものではありません。
しかし、農薬というのは脂溶性の物質が多いので、体内に蓄積されやすい性質があります。
定期的に、10 日間でもいいので農薬フリー・化学物質フリーな習慣を持つと、農薬などの有害物質が対外へ排出されるという
調査結果もあります
また、神経系の力が肌の状態に影響するというのは、つまり日々のストレスコントロールが大切ということです。
その人の元々の体質にもよりますが、ヒトは何かしらのストレスを抱えているとき、脳は慢性疲労状態になり、呼吸は
浅く酸欠状態、体内のphは酸性へと傾きます。そして自律神経系は動きを省エネモードへと切り替えていくので体内循環
と言われるものは低下してく一方に。
これでは、健やかな臓器の働きは難しく、結果として最大の排出器官である肌へとその影響が出てきます。
まさに、今の私の状態ですね(笑)
忙しく過ごす中でどうやって健康維持をするのか?の基本軸は「食べるもの」への配慮です。
私自身はオーガニック食、そしてプラントベース食を意識した食生活を心掛けています。たまには添加物のあるものや
脂っこいものも食べるし、会食は何でも食べます。嫌いなものもほとんどありません。
それでも、こうして身体はSOSを出すわけですから、身体は様々な要素が複雑に密接に関係していることを教えてくれ
ますね。
ありがとう、私の身体!
年明けから、ちょっと、だいぶ、大変だったけど
今、幸せに過ごせていると思います
心身が健やかに
生活はオーガニックに
自分のためにオーガニックライフを送ることから始めてみても、
それは遠いどこかの誰かの何かのためにもなっていて、
巡り巡ってまた自分のためになる
生命のゆらぎこそが不変にみえる成り立ちをカタチづくっている。それを集約したものの一部が、オーガニックライフかもしれません。