オーガニックとは何か?

巷にはオーガニック食品、オーガニックコスメ、赤ちゃん用品から生活用品、衣類まで、オーガニック・サステナブルの考えが反映された商品が沢山あります
しかし、オーガニックが指す本当の意味やオーガニックが目指すゴールを知っているのと知らないのとでは、そのような商品たちに出会ったときの私たちのリアクションに大きな差が出てくると私は考えています。 さて、オーガニックとは何でしょうか?

オーガニックとは、「ある製品が出来上がるに関わるすべてに配慮がなされたプロセスのこと」

はい、お堅い表現だと思います(笑)
これはどういうことなのでしょうか?
例えば、ある人参をスーパーで見かけるとします。
その人参が消費者の手元に渡るまでを6つのプロセスに分けて、それぞれ関わるだろうことを【】内に上げてみますね。
①種を調達する【関わること:種、調達する人】
②土壌作りをする【土、土中の微生物や虫など、土地に根付く動植物、土壌作りをする人】
③種を植えて、育てる【土、水、大気、土地に根付く動植物、農家】
④人参を収穫する【土、大気、土地に根付く動植物、農家】
⑤出荷する【出荷する人、出荷に必要な道具、梱包する人、出荷先の人】
⑥市場での取引や店頭販売【買い付け人、売る人、消費者】
このプロセスは、現代の消費社会においてはあらゆる製品が生まれてから消費者の手元に渡るまでの基本的な流れです。
【】内に記載した関わることは、大まかに書きましたが、これ以外にも関係することは沢山あります。

プロセスに関わるモノコトを想像してみよう

⑤の出荷するプロセスでは、出荷時に車を使えばその排気ガスも考慮する必要があり、大気も関係すると言えるでしょう。
また梱包時にも梱包材に何を使用するのかでも、その梱包材の生産と廃棄時におけるCO2排気量に変化がでます
③のプロセスでは、土や大気、動植物が入っています。これは、農薬や化学肥料を使用することにより土中の生物や土地
周囲の動物・植物へも影響を及ぼすことから入れました。また農薬は揮発性がある特徴から大気中に乗って遠方まで飛んで
いくこと、水田で農薬を使用すれば川に流れ、ゆく果ては海へと農薬が垂れ流されていくこと、このような大きな広がりを
持って考えるとその影響範囲というのはとても大きなものだと捉えることもできます

オーガニックは広がりのあるストーリーを教えてくれる

このように、オーガニックというのは、私たちが目にする1つの物事に奥行きと幅を持たせる広大なストーリーを見せてくれる考え方なのです
現代の日本において、多くの人は、どこかで・誰かから・何かを買って・生活していると思います
そのモノは、どこで・誰が・どのように作り・どうやって今目の前にあるのか、考えてみてください
そして、そのモノが今ここにあるまでにどのようなコトが関わっているか想像してみてください
そこには、果てしないストーリーが広がっているのです
ワクワクしませんか?
そこにそれが存在するにはプロセスがあって、そのプロセスにはヒト・動植物・大地・水・大気など膨大な要素が関わっていて、今ここにあるのです
あなたが今ここに在るのも、様々なプロセスがあって、そのプロセスには多くの要素が関わっていて、これからもその要素は増えていく
私はオーガニックというものに、生きる実感を感じざるを得ません

オーガニックはライフタイルの1つ

オーガニックライフはライフスタイルの1つの選択肢でありながら、他者を大切にするために自分を大切にすることができる生き方です
ヒトは1人では生きられないから
オーガニックについて、もっともっと知り、生活に取り入れてみてください

このブログでは、主にオーガニックについての本質的な知識や情報、医療とオーガニックに関わること、そしてライフスタイルについて触れていきます
最後までお読みいただきありがとうございました