術後リンパ浮腫運動戦略ベーシックシリーズを開催しました
すっかりご無沙汰の更新となってしまいました。
前回のブログ投稿をみたら、なんと2025年5月…言い訳もできないほどの月日が経ちましたが、平沼もといBOSそしてKINGYOBACHIはブログの投稿も疎かになるほどに充実した日々を過ごしておりました。
また、投稿を再開していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、2026年1月23日~2月1日
術後リンパ浮腫・むくみのための運動戦略ベーシックシリーズ〈全6回〉オンライン講座を開催しました。
今回ご参加いただいたのは、がん専門運動指導士・理学療法士・パーソナルトレーナー・看護師など様々な現場で活躍されている6名(アーカイブ参加を含む)でした。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
昨年に下肢編・上肢編と単発開催をしておりましたが、ベーシックシリーズでは下肢・上肢・理論と、術後リンパ浮腫への運動療法の幅を広げるために生理学・解剖学・運動学からみた「リンパ負荷」を体系立てて考える講座としてお伝えをしました。
リンパ浮腫患者さんたちは、「重いものを持たないで」「運動は控えて」「無理をしないで」「仕事もできる範囲で(場合によっては辞めてるように)」といったことを指導されることがあります。
しかし、リンパ浮腫を抱えた身体でも人生でやりたいこと、楽しみ、達成感を叶えていけるのではないか?
これが、私が日々お客様とお会いしていて浮かんだ素朴な問いでした。
では、それらの「負荷」に耐えられる身体つくりをしてみたらどうだろうか?
と、誰に見せるつもりもなく、リンパ浮腫への「運動の在り方」「リンパ負荷」を要素分解し、動作や動きに当てはめて考え、実践しつづけたことが、こうして言葉となり人に伝わるかたちになったこと、とても嬉しく思うと同時に少し不思議な気持ちになりました。
術後リンパ浮腫やリンパについての研究は近年加速的に積みあがってきているようですが、未だに”よくわからない”個々のケースに当てはめて検討すべき身体特徴であることは変わりありません。
その中で、運動はとてもダイナミックな力を持つからこそ、リンパ浮腫へは”危ない”ことのように扱われるときがあります。
私個人の見解にはなってしまいますが、リンパ浮腫クライアントの人生の中での時間割として、セラピストや医師と過ごす時間よりも長い時間をプライベートで過ごされます。その私たちセラピストにとってはアンコントロールな時間をいかに安全に過ごせる身体つくりをするか?という視点は、その人の生活を支えるためにプロがサポートできることではないか、と思うのです。
また、私が運動をお伝えするときに大切にしていることは「運動の本来持つダイナミックさを失わない」ということです。
このダイナミクスが危険になるときもあるのは、術後リンパ浮腫には限らないこと。一方で、このダイナミクスが私たちにもたらしてくれる労り・癒し・喜び・前進感は、運動のもつ特有のチカラのように思えます。
だから、術後リンパ浮腫があったり、リスクのある人たちにもこのパワーを受け取ってほしいのです。
話は講座にもどり。
ご参加者からの質問や対話の中で、クライアントのQOLにとどまらずウェルビーイングを考える視点が垣間見えたことも、ひっそりと嬉しい瞬間でした。
45分〈全6回〉のベーシックシリーズでは、運動やトレーニングを行う上で大切な基本の考え方から、リンパ浮腫への運動療法に必要なリンパ管機能解剖と運動学との関連までを整理しました。
リンパ浮腫患部の状態の鑑別についても、臨床上で考えられる様々な整形外科的疾患との併存の可能性にも触れ、より現場ですぐに使える講座として出せたのではないかと思います。
現在、2週間限定でアーカイブ再販もしております。
【アーカイブ受講に含まれるもの】
・事前視聴用動画「術後リンパ浮腫とは」
・運動戦略ベーシックシリーズ〈全6回〉収録動画
・質疑応答動画
・講義資料
お申し込みは、こちらから。
次回開催もお楽しみに!