ウエストライン減で乳がんリスクも減?ー30代以降のダイエットは合格点を目指すこと
「ダイエット」って、女性の永遠のテーマのように出てくる言葉だと思うんですよね。
それは、ルッキズム的なことだけを指すのではなく「美しく在りたい」という想いは、どの時代にも共通のことではないでしょうか?
美しさも時代や価値観により異なるものですが、その人それぞれの美しさを追求するときに「ダイエット」みたいなワードが出てくると思うのです。
そこで、今回はダイエットをするときに、リンパを流すことをプラスしてみて!ということをお伝えしたいと思います。
月曜日のブログ配信は、BOSからのメッセージになります。
なぜこれをテーマにしたかというと、痩せること=ボディラインを適切なカタチに保つこと≒体脂肪を適切な量にすることは、がんの予後にも影響を及ぼし、また未病状態の人の病気リスクを下げる可能性が高いからです。
(参考文献はこちら )
痩せる、ボディラインを適切に保つという話をするとどうしても見た目の美しさに走るようなイメージを持たれてしまうと思うのですが、健康維持がされている心身というのはどのようなカタチであれ、その人にとってベストな状態が大切であるということを初めに記しておきたいと思います。
さて、「痩せる」
皆さんはダイエットをしたことがあるでしょうか?
あるとしたら、どのようなダイエットをされたことがありますか?
ダイエットの基本は食事内容の見直しと運動量の増加にあります。
簡単に言うと、摂取カロリーと消費カロリーのバランスを消費カロリーが多くなるようにすればいい、それだけのことなのです。
運動量の増加といっても、単に運動時間や量を増やすにとどまらず質を高めることでさらに効率化が図れます。
が、しかし。
20代、30代、40代、と女性の身体は外身も中身も変わり続けます。
ホルモンバランスも変わり、生活スタイルも変わり、出産経験の有無にも差があり、健康状態にも差がある。
昔はうまくいっていたダイエット方法が、今の自分には合っていなかったりします。年代ごとにダイエットの方法を変えていく必要が出てくるのですよね。
そこで見直してみていただきたいのが、「リンパの流れ」
年齢を重ねるごとに身体の代謝は落ちていきます。これは、20歳を境に誰もが下降していく運命。代謝が落ちるというのは、食べたものの消費が少なくなるということだけでなく、身体全体のめぐりが悪くなっていくということ。
ヒトの健康を左右する3大要因は、食事・睡眠・運動。
これらはどれかだけをクリアすれば簡単にヘルシー(に見える)ボディを手に入れられた20代とは異なり、30代以降は全てにおいて合格点を出していく必要があります。
ここで大事なのは、「満点でなくていい」ということ。
合格点でいいのです。
皆様それぞれ、生きてきた背景があるでしょうから、それぞれのやり方というのもあると思います。
しかし、それでは結果が出ないときに1つプラスしていただきたいのが”身体のめぐり≒リンパのめぐり”を整えるということ。
そこで今回お伝えしたいめぐりケアは、マッサージケアと運動から1つずつ。
1つずつ見ていきましょう。
まずはリンパの流れる先である首回りを柔らかく保つこと。
首回りのセルフケアとしてオススメなのは、デコルテのマッサージと頭皮ケア。
とくに頭皮が固まっていることが多く、頭皮が固まると毛穴も柔軟性を失い皮脂が溜まりやすくなり、ニオイや髪質低下の原因にもなってしまいます。
シャンプーをするときでもいいですし、朝の支度のときでもいいので、気が付いたら頭皮マッサージをしてみてください。抜け毛が気になる方は、耳の周りをマッサージするのもオススメです。Instagramにもセルフケア動画を上げますので、是非チェックしてみてください。
私は、いつでも気になったら頭皮マッサージをしたり、時々はお家でヘッドスパをセルフでしています。クレイをつかった簡単なケアで、余分な皮脂を取り除くことで髪の艶が保たれています。
また、セルフマッサージは疲れてしまうという方には、ヘアサロンなどでヘッドスパを受けるのもとてもオススメですよ。
皮脂には大事な常在菌がいて、私たちの皮膚を健康に保ってくれているので取り除きすぎるのはNGなのですが、しっかりと要らない分はお掃除をしていくことで、毛穴の健康が保たれてより美しい皮膚や頭皮になっていきます。
毛穴に汚れが詰まっているとそれだけで顔や頭が大きくなってしまう!
それは避けたいですよね。
次に流すべきリンパは、体幹部。
お腹に浮腫みが溜まっていると、腸内環境も悪くなりやすいですし、お腹が冷えやすくなります。
お腹が冷えるとガスが溜まりやすく、便秘にもなりやすい。
見た目でいうとウエストラインの締まりがなくなってきてしまいます。
今回あげた参考文献の中でも紹介されているメタ分析にも、ウエストの周径囲が低い人の方が乳がんリスクが40%も低いということが示されています。
これはひとまとめにウエスト周径囲が低いとういことを言っているので、体脂肪率や骨格筋率の数値には触れておりません。しかし、ウエストラインを絞ることはダイエットとしては分かりやすく、またモチベーションにも繋がりやすいことから、これが病気リスクにも関係してくるのであれば頑張る価値があるのではないでしょうか?
体幹部のリンパを流すにはどうしたらいいか?
「腹圧を高めること」が鍵になります。
腹部の内圧を高くする、つまりお腹を風船のようにとらえたとしたら、その風船がある程度の張りを保った状態のまま動ける身体であること。
え、それってどういうこと?と思いますよね。
一時期ドローインとか流行りましたが、あれも腹筋のコントロールには必要な動かし方です。しかし身体が動き続けるときにはあまり適切ではないお腹の使い方なのです。
あらゆる動作をするときにもお腹の空間が適切に保たれて、自由に使いこなせていること。もちろん呼吸をしっかりとし続けながら。
そのように使える体幹が腹圧が高い(適切な)身体を言えると思います。
そして、そのように体幹が使えるようになってくるとウエストも締まってきて、全身がスッキリしやすくなっていきます。
お家でできること、体力があまりない時でもできること、色々あります。
こちらも動画で見ていていただく方が分かりやすいかと思いますので、ぜひInstagramの方で上げている動画をチェックしてみてくださいね。
(BLUE ORGANIC SPACE Instagram )
そして、さらに言うとウエストラインは肩回りの硬さや胸椎の硬さも影響してきますので、マッサージだけでもすぐに落ちる場合があります。要は”凝り”が原因でボデイラインが崩れているのですね。実際に4月から出る新しいプログラムモニターのご参加者も1回のマッサージでウエスト-2cmという結果が出た方もいました。オールハンド施術だけでもこれだけの効果が出ますから、運動により解消していくのもよし、まずはマッサージをしてみてポテンシャルを確かめるもよし、どちらでも自分に合った選択をされるのが良いと思います。
今回は、上半身についてをお伝えしてきました。
リンパを流すことにおいて、上半身の流れを整えることはとても重要で、ボデイラインの観点でも上半身から崩れることが多いのが現代社会。
下半身のケアについてもまたの機会に触れたいと思います。
本日の内容も実践できることはやってみてくださいね。