30代はライフスタイルに変化が大きく表れる年代かもしれません

20代
それまでの学生生活などのコミュニティの派生で「友人」関係があったりして
それより前の10代は、義務教育の範囲で選んだコミュニティで、自ら本当の意味で共に過ごす人々を”選ぶ”こともない環境の中で人間関係をつくる時代
この頃は、自分の身の周りに直接的に関係する人たちが世界の全てで
思春期という多感な時期に必要以上に傷つくこともあると思います

10代で築いてきたアイデンティティが自分の全てだと思って生きた20代は、
私にとっては、時間の過ごし方や経験値としては充実しすぎていたと言えるくらいに素晴らしかった一方で傷だらけにもなった年代でもありました

20歳になったら成人だけど(今は18歳だけど)
20歳を超えたからといって、人間としての成熟が完成したわけではない
そんなことも分からないけど、100%でぶつかって、100%で落ち込んで、を繰り返したのが私の20代

自分よりも何歳も年上の人だから、きっとこれくらいは知ってて当たり前とか
自分よりも何年も先輩だから、これくらいはできているはずだとか
こういった思考も、無意識の固定観念と自立の足りなさであったことを学びました

そんな20代は、お仕事に200%注いできた私
ドラムをやっていた頃と同じで、”あのレベルにいくにはこれくらい追い込んで当たり前”という考えでほぼ年中無休で働く中で、その頃の「友人」たちは仕事はしつつも結婚して子供を産んでいたりして、「友人」で集まっても結婚生活や子供の話が中心、それが苦痛だったわけではないと言えば嘘なのかもしれませんが、ただ、私の居場所はどこなんだろう?というほんの少しの違和感が芽生えた頃

フリーランスで働く私は時間も合わなくなっていくので物理的距離も心の距離も離れる体験をしました

そもそも一般企業勤めも正社員の経験もしたことがない私は、時間感覚や曜日感覚が少し違っていて、必然的にそれでも予定を合わせられる人たちとしかいられないようになり、友人関係のシフトが始まりました

元々、親友と呼べる人はとても少なく、今でも片手で足りるくらい
友達っていう定義は私にとって、とても難しいなといつも感じます

それぞれ価値観が変化していく20代を経て、30代はいよいよ実質の生活が変動していく年代に
価値観の変化の波に乗れる人と、変化するけどこれまでの関係が”同じ”でいられると疑わない人で、溝が生まれていく

この溝がまた心を傷めることにもなったりして

とくに今の社会は変化が速く、情報をキャッチアップしているだけではすでに時代遅れになっていることがザラにあると思っています
どのような方法で存在価値を見出すのかには自立が問われます
いつの時代もそうであったかもしれませんが、バブル時代も知らない平成生まれの私はそんなことを感じている今

私にとっての20代後半から今は、そのような「自立」の自己認知が変わって成長が著しかった
だからとても大変な思いをしていたのだなと今は思えます

関係をもつ人間が変わるというと、
いらない人間関係は切って、必要な人間関係を引き寄せ築いていく、ということになります
これは一見、利害関係の有無で人をみるドライな印象をもたれます
実際にそういった部分もゼロではないでしょう

これを良しとするか悪とするかすらも、個々の価値観なのではないでしょうかと私は言いたいです

ドライと思われても
冷たいと思われても
人情を忘れたわけではない

利害関係とかそんなことを考えずに自然体でいられる相手が、プライベートで時間を共にする人なのだと思います

人間関係の構築と継続には、関わる人同士の努力が必要で、どちらか一方の片思いと一馬力では絶対に成し得ないので、その互いのバランスが崩れてしまったものは「今この瞬間は」交わらなくていい

交われないのだから、それをどちらかだけが頑張る必要はない

これってドライ?冷たい?

このブログをここまで読んでくださっているあなたにも、思い当たる節があるのではないでしょうか?
なんだか価値観が合わないのに、これまでの関係があるから断ち切れない関係性
世間体を気にして、何となく一緒にいる関係性
心地よく感じられている人には、この前置き文は思い当たらないはずではないでしょうか?

もし思い当たることがあるなら、変わるチャンスです

人にどう思われているかを気にする時間は、もったいない
時間は誰にも平等に限られているのです

私も他人の目を気にする性格でしたが、
色々な経験を経てそのストレスを生み出す原因が、ある種の完璧主義にあったのだと気づきました
そんなことにエネルギーを燃やすのはもったいない
燃焼効率が悪すぎます

私は、一緒に居たい人と、居たいときに居る
私が感じたことを、リスペクトを持って発言するのならリアクションだけ受け取ればいい
このようにやってきたら、思いの外に大いに傷がつきまくった20代を経て
コミュニケーション能力こそ高くなりましたが
結局、今また同じところに戻ってきています

あの頃よりは成長した自分だから
このようなアクションが私の性格なんだと思います

きっと次は上手くいはず

最後までお読みいただきありがとうございました