2024年9月14日‐15日に徳島県で開催された第8回日本リンパ浮腫治療学会に参加してきました

私にとって学会はお勉強ができる上に、スケジュールを合わせてプチ旅行も兼ねる場となっています

学会の前日から徳島入りをしたのですが、羽田空港にて出発旅行ロビーへ上がるエスカレーターで、何だか見たことのあるお顔が???とよくお顔を見たら、
とあるクリニックの先生方で、声をかけようか0.5秒ほど悩み声をかけてご挨拶
医療機関外にいる私にとっては、いつもお世話になっているドクターと顔を合わせる機会は学会か自ら見学を申し込むくらいしかないのでなるべく接触するように心掛けています。やっぱりフェイストゥーフェイスが一番のコミュニケーションですよね

徳島到着
事前に紹介していただいていた、珈琲豆焙煎所へ向かうべくバス乗り場へ向かい
神山町へいくバスに乗ること約1時間
徳島の大自然の片鱗をバスから眺めて、木々の青々さと、何といっても川の水が澄んでいて美しい!人生で初めて徳島に来た際にも、徳島の自然の美しさと人の活気のバランスがとても居心地のいい県だなぁと感じていましたが、今回もそのようなことを感じることができました

神山町は山に囲まれ、川あり畑ありで自然が豊富にある中で人々が生活をされているのですが、山を含む町全体に光回線が開通していて、IT関連の移住者受け入れを積極的にするために町おこしをされているそうです

で、珈琲豆焙煎所に到着
その名も「豆ちよ焙煎所」‐ 古民家を助成金を使いフルリノベーションして焙煎所として活用、さらにお店の裏側にあたる区画は入り口を別とした移住者支援用の賃貸物件となっているとのこと
移住支援のためのトライアル用なので1年半の期間限定でお借りできる物件だそうで、珈琲焙煎所の裏に住めたら毎日いい匂いに囲まれて生活ができそうで夢のようだなと思いました

豆ちよ焙煎所の店内には、私がお伺いした期間中はグラフィックデザイナーの卵たちの実践の場として高専1・2年生へ「コールドブリューコーヒーが売れるポスターつくり」というお題で作品を募り、壁に作品たちを展示されていました
他にもアートな一面もところどころにある店内でとても素敵なところでした
テイクアウトドリンクもいくつかあるので、私はお土産用のコーヒーと浅煎りアイスコーヒーを購入してから帰りのバスに乗り込み徳島駅に戻りました

ホテルチェックインの前に、お昼を食べていなかったのでお腹が空きすぎてしまい宿泊先チェックイン前に夕飯を食べることに
グーグル検索で評価が高かった居酒屋さんに入ってしばらくたったら
あら、見たことのあるお顔???(デジャブ)

弾性着衣の某社営業さんと久しぶりにお会いして
途中で席に合流させていただき、全く初めましての方からオンラインでのみ知り合っていたがオフラインでは初めましての方まで、交流のひとときを過ごさせていただきました

そして翌日、やっと本題の学会へ(笑)

今回の学会では、リンパ解剖で私が前々から参考にさせていただいていた文献の研究をされているドクターたちの演題があったのでワクワクしてスタート
もちろん全てを聴けないのでうまくあちこちに顔を出しながら過ごしました

中でも注目していた先生のセミナーで、とても響く言葉をいただけました
「科学はツールであり、経験が大事だ」
「経験(事実の積み重ね)が科学で証明される時代がきた」

この言葉は、事実をつくることが「おしごと」のセラピストの私にとっては本当に勇気をいただける言葉でした
エビデンスは後追い、実際に現場で起きていることは常に先をいくもの、だからです
きっと私だけでなく多くのセラピストや臨床ドクターの皆様も、毎日毎分毎秒、一人一人の患者様/お客様へ行っていることの決断が正しいかを葛藤し決断して過ごされていると思います
そして、それが正しくあるために思考錯誤をする日々だと思うのです

これって、とても苦しいように聞こえるのですが
もちろん大変な作業ではあるのですが
私にとってkの「おしごと」というのは、アートや音楽と一緒だと考えています

毎回毎回のセッションが、どんなに事前情報をもらって組み立て計画していても、出たとこ勝負なんですよね
だったら、基礎を深く学び、厚くする努力をすること
そしてそれを本番(施術/セッション)で最大のパフォーマンスとして発揮すること

この勝負強さをつくるのは、日々の学びと、思考力の鍛錬だと思うのです
だからアーティストと同じだと感じています

インスピレーションを大切に
事実を見つめ、それに科学的論拠をいかに多く紐つけられるか
それを頭と身体に叩き込む研鑽をどれだけ詰めるか
そして、いただいた時間内にこれらをどうやってパフォーマンスとして提供し、価値を感じていただけるか

私たちセラピストは医療従事者でありながら、アーティストそのものなのではないでしょうか

今回のセミナーにて「大事なのは経験である」とハッキリと述べてくださったドクターには、感謝です

私は1人で黙々と、取り組むのが得意なタイプでとても地味に日々過ごしています
もしかしたらSNSの発信ではそうは見えていないかもしれないのですが、私の日々はとても地味で静かです(笑)

人といるのが嫌いなのではなく、お話も大好きです
けど、独りの時間もとても大好きで、自分で思いついたことを具現化することにとてつもない幸せを感じるタイプです

学会の感想はInstagramのリール動画にも上げているのでぜひ聴いてみてくださいませ!

今回の学会では、徳島のエネルギーをもらい、新しい知見をいただき、セラピストとしての勇気ももらい、とても充実した時間となりました

これからも職人と事務員を自分の中でうまく飼いならして、頑張りたいと思います

最後までお読みいただきありがとうございました