むくみ知らずさんの2つのポイント
「むくみ」に悩む女性は多いのではないでしょうか?
脂肪がついた太った状態とはまた少し違う、むくみによってもボディラインにメリハリがなくなり体型の崩れに繋がりますよね
体内に水が溜まっているむくみ、手術などによりリンパ節を切除して起きる「むくみ」
これらは原因が違うので対処方法が少し違うのですが、実はむくみに対するケアとしては同じところも多く繋がりがあるのです
今回は「むくみ」ケアについて書きたいと思います
まず、「むくみ」とは何かというのを簡単におさらいしましょう
むくみを生む原因は様々あります
心臓や腎臓など臓器によるもの
ホルモンなど内分泌物質によるもの
低アルブミン血症など低栄養状態によるもの
リンパ管の機能低下によるもの
静脈の問題によるもの
血管の問題によるもの
などなど、多くのタイプがあります
もし上記のように明らかな原因がある場合にはまず医療機関を受診して、その指示に従ってくださいね
私がふだん専門としているのは、リンパ管機能低下によるもの・内分泌物質によるものの一部・一般的な「むくみ」へのケアです
この中で一般的な「むくみ」は何か?というと、
簡単に言うと水が体内に溜まっている状態になります
リンパ管機能異常や低下によるリンパ浮腫によるむくみでは、水ではなくリンパ液の貯留による起きているむくみのため、対処法が少し異なるというのはポイントであります
しかし、全く別物ではなくて通じる部分も多いので、一般的なむくみで悩む方も水とリンパ両方のことを知っておくと役立つと思います
なぜ、水が溜まるのか?
私たちの身体には血管が張り巡らされていて、心臓から出た動脈が末端まで行き届き静脈やリンパ管それぞれへ受け渡すものを渡して、心臓へと血液が返り巡っています
ここでポイントなのが、静脈とリンパ管それぞれへ渡すものが違うという点です
静脈に流れるものの大半が水分であり、リンパ管に流れる大半はタンパク質と脂質などの老廃物です
いわゆる一般的な「むくみ」というのは、この水分が貯留している状態なので静脈への水分回収が間に合っていないほどに水分が組織間に溜まっている、又は、水分回収が上手くいかない状態が出来てしまっていると言えます
例えば夏場、気温が高くなり血管は拡張しやすく収縮しにくいような状態になります
このようなときも「むくみ」は起きやすいのです
動脈から水分が染み出やすいほど血流が良くなっていて、水分が組織間に溜まるスピードが回収スピードより速くなってしまうからです
また、体内(細胞)の水分不足により水分保持の方向へ身体が働きかけることで水分を排出させないでむくむ場合もあります
塩分過多な食事を摂っているとむくむのは血圧上昇により動脈から組織間へ水分が大量に出やすくなるからです
つまり、この2つのポイントに気を付けることが一般的な「むくみ」への効果的なケアとなります
①血液循環がよくなりすぎることで組織間の水分が増えやすい状態ならば、回収も促すように循環系を巡らせる工夫をする
②水分不足の状態、塩分過多な食事を避ける
それぞれの内容について詳しくみていきましょう!
①血液循環がよくなりすぎることで組織間の水分が増えやすい状態ならば、回収も促すように循環系を巡らせる工夫をする
日常から有酸素運動を心がけてみましょう
全身を動かし、脈拍の上下をつくり、少し息が上がる状態をつくることで血管のトレーニングになります。有酸素運動をすることで心臓へもどる回収する方向の循環系の巡りがよくなり、毛細血管や心臓も強化されてむくみが解消されやすくなります
速歩きをする、ランニングをする、階段を上る、ジャンプする、縄跳びをする、有酸素系エクササイズをするなど、有酸素運動は日常の中でも取り入れやすい運動になりますので是非トライしてみてください
②水分不足の状態、塩分過多な食事を避ける
水分不足の状態を防ぐには、こまめな水分摂取を心がけましょう。とくに飲酒後はアルコールによる利尿作用で脱水状態になりやすいため水分摂取は多めにします。常温の水分の方が体内への吸収は速いのであまり冷たすぎるものは避け(熱中症になりそうなときは少し冷えたものも体内に入れましょう)、とくに夏場であれば少量のナトリウムと糖質が入っていると良いでしょう
塩分過多な食事を避けるためには、「お出汁」がポイントです。出汁がきちんと効いた食事は調味料による味付けがあまりなくても美味しく感じられ満足度も高いです。塩や醤油などの味付けだけでなく、出汁・薬味・香りといったもので料理を彩ると結果的に「薄味」で健康的な食事を摂ることができます。減塩のお味噌を使うよりもお出汁を活用してみることにトライしてみてください
いちいち出汁なんか取っていられない!という場合は、最近では美味しくて手軽な出汁パックなどが売っているので活用しましょう。オススメなのは、煮干しや鰹節など天然の減量だけでできているものです。まちがっても〇〇の素など成分表をみたらケミカルな成分ばかりのものを摂らないように、心がけてくださいね
天然素材のものだけのお出汁であれば、嫌でなければパックを破り中身をそのまま入れて出汁をとれば素材そのものの栄養も摂れます。その場合は汁が濁りやすくなるので、出汁は出汁パックのままとり、出汁がとれたら、パックの中身を出してタレやドレッシングなどに使用すると無駄がなく出し殻の栄養も摂れてオススメの食べ方になります
いかがでしたでしょうか?
どれも、すぐにでも実践しやすい内容だと思います
ぜひ、今日からでも取り入れてむくみスッキリ!ボディを手に入れましょう
最後までお読みいただきありがとうございました