2024年5月11日・12日に東京都・築地 聖路加国際病院で行われた「第6回AYAがんの医療と支援のあり方研究会」と併設されたマルシェ(以下:AYA研マルシェ)にBIOS projectが初出店いたしました!

私平沼とメイク北村で立ち上げたBIOS projectはそれぞれのブース出店だけでなく、マルシェ内のアピアランス部門をプロデュースさせていただく機会ともなりました

まず、なぜこのマルシェ出店に至ったかという経緯をほとんどブログに載せられていなかったので書きたいと思います
昨年より、BLUE ORGANIC SPACEにてアピアランスケアの一環として、オーガニックメイクを取り入れていくにあたりメイクの北村渚さんに声かけをし、実際にサロンお客様に対してメイクモニターを実施しておりました。そして、お客様の満足度と手応えを感じられたので、今後これを活動として形作るためにアイデアが必要となり、有識者からヒントを頂戴したいということに

そこで、昨年のオーガニックライフスタイルEXPOで北村が名刺交換をしていた、パパリボンこと水谷真一郎さんへコンタクトを試みたのが発端です

がん治療中の方への「ケア」の考え方や方向性に親しみを感じ、初対面(しかもオフライン)にも関わらず話が止まらない止まらない。そこで、水谷さんより

「ものすごいタイミングなんですよ」

と、ちょうどAYA研マルシェを具体化する段階に入ったタイミングでのコンタクトだったらしく、マルシェ内のアピアランス部門についてBIOS projectにお任せしたいという機会をいただくこととなりました

とんでもないご縁とタイミング
(水谷さんのことを思い出して繋いでくれたなぎちゃん、ありがとう!)

学会と併設のマルシェは初の試み
運営も全くの外部(学会の)で行うため、色々なことが直前まで不透明でした
そんな中、北村と私でお声かけさせていただき、ご出店を決めてくださった出店者様たちには感謝してもしきれません

本当にありがとうございました
皆様のおかげでご来場者にとても楽しんでいただけましたし、学会運営側の方々も喜んでくださっていました

アピアランス部門出店紹介
&…on
BIOS project(babu beaute/Supmile/MAEÉ by encyclo/渋谷サクラステージクリニック他)
dovesA jewerly
J!NS GO
JUKAN
VERDENATUR

北村渚のブースでは、オーガニックコスメ販売とお試し、ワンポイントアドバイスなどアピアランスメイクをオーガニックに叶えるお手伝いを。babu beauteさんは委託販売の他、テスター・特典として差し上げるリップのプレゼントなどなど沢山のご協力賜りました。また、Supmileさんからはスキンケアセットをご協賛いただきました
私平沼のブースでは、リンパ浮腫相談、医療用弾性着衣相談(各メーカーサンプル品展示と紹介)、各お身体お悩み相談、医療機関紹介、医療と医療外ケアの選び方などをカウンセリング。展示用サンプル品や配布用パンフレットなど各メーカー様・クリニック様にご協力賜りました
大変ありがとうございました

このマルシェ開催にあたり、私も北村もそれぞれの想いやプレッシャーを抱えながら当日を迎えたと思っています

利益を生む、意義を成す
それはビジネスにおいて基本と言われつつも、どこか装飾部分であるように私は常日頃感じていて
(※リスクヘッジはめちゃ大切で大前提です)

そこで完結できる仕事は、ある意味で楽なのです
その価値に見合うものを提示するだけのことだからです

しかし、無形のメッセージを発信していくものには、必ずしもその装飾部分までたどり着かない時期が存在します。継続していれば到達するのかというとそういうことでもないのですが、とにかく、核を問いながらも見せ方として、広く多くの人に「いい感じ」と捉えていただくものを進めていくには絶対に欠かせない持論があります

「信じること」

相手も自分も、自分が自分の意志で信じることです

言い換えれば、信じられる方法と根拠を考え実行することです

今回のマルシェにおいて、BIOS projectは水谷さんの長年の構想にちょうどジョインできるタイミングにあり、偶然の重なり、互いの糸がちょうど掛け合って、アピアランス部門担当として声をかけていただくこととなりました。日本国内でアピアランスに取り組んでいる方々は多くいらっしゃいますのを存じ上げていますが、それでも誰でもよかったとは思っていません。それはこのハプニングに対する大変な失礼に当たりますし、私個人としてもただ乗っかるだけなほど少女のような時代はとうに過ぎているからです

アピアランスブース運営に携わらせていただいていた状況が、過去の出来事と被ることがあり様々なモノコトが頭と体を駆け巡り続けた約2か月。何度も思い出してしまう過去に対して
「あのときと今は違う」
「あの人ととその人は別人」
と、自分に言い聞かせ、時にはノートに書いて吐き出して、ボクシングにも行きまくり(笑)、行動に移し続けて心身平衡を保っていました

マルシェ開催までが辛かったか?と問うと
大変ではありましたし、様々な想いは巡り、通常の仕事は平常運転(か、それ以上。苦笑)、心身共に疲労困憊ではありました

でも、手応えのある一歩を毎日進んでいたと思います
ポジティブシンキングではなくて、今起きていることの良い点と悪い点を必ず両方に目を向けるようにしていました

過去の教訓をいかして思いだした親友からの言葉
「人は、初めてのことに直面したとき、拒否するか回避するか否定するのがフツウだ」

その時のことを想いだし、私が実践していたこと
「信じること」

つまり、やるべきことをやり続け、忍耐することを心がけました
後戻りする選択肢はなかったので

そして最後の忍耐が必要になった瞬間、BOSを始めた頃のことを思い出してみたのです
毎月残高が数百円で、月の後半になるとお肉やお魚が買えなくて、漬物とご飯一杯を大切に食べる
それでも思い描いていたあの頃の「こんなのがあったらいいな」を少しでもカタチにする機会が廻ってきたと考えたら、この忍耐なんて全くの別物で楽しいものじゃないか?と

この”忍耐”を味わっているだけでは、豊かさの門の手前で立ち往生しているのと同じことで
ものすごくもったいないことなんじゃないか?

そんなに大したことじゃないよ、と多くの人には言われてしまうかもしれないのですが
医療では、まだまだ「若い」とされる私の年齢で、新しい試みや提案の声を上げていくことは、とても勇気のいることです。少なくとも私にはものすごい勇気のいることです。だって、上を見たらキリがなく素晴らしい人は五万といるから

まだ注目もされていないので完全なる取り越し苦労なのですが(笑)

目の前にみえる対象物の外壁に圧倒されながらも、平静を装って中へ中へ入る強さを、これまでの経験が培ってくれたのだと感じることのできたマルシェでした

Instagramで開催の様子などはご覧になれますので、ぜひ飛んでみてくださいね!

他人の世話を焼くほどに自分が成熟しているのかというと
全くそんなことはないのですが
それを待っていたら一生その日はやってこないので
「信じること」を続けて

私の考えやBIOS projectの活動が、AYA世代が社会を生きやすくなるサポートになっていれば幸いです

これからも楽しんで
一緒にAYA世代を駆け抜けましょうよ
または応援していきましょう

私は大きな病気になったことはないけど
それでも、毎日を毎時間を大切に全力で生きています
人生は経験の合計だ、という言葉も胸において

BIOS projectによるイベントの告知はInstagramにて最新のものをみられますので、是非チェックを
5月16日12時にインスタLIVEにてマルシェ開催報告をBIOS projectアカウントより配信いたします

最後までお読みいただき、ありがとうございました