明日、BLUE ORGANIC SPACE3周年
明日、2024年4月2日にBLUE ORGANIC SPACEは3周年を迎えます
3という数字は1つの区切りにもなるかと思いますので、ブログに軌跡を残してみます
乳がんリハビリヨガだけでスタートしたこのサービスは、思いつきと見切り発車で始まりました
1年目
神奈川県溝の口にあるフィオーレの森の中、素晴らしい空間の一室でリハビリヨガ1本でサービスを始めたのには理由があります。当時、私は2か所の治療院に勤めていました。鍼灸マッサージの免許を取得してすぐにフリーで活動していた私ですが、その当時勤めていた1か所で女性がんサバイバーへのケアに携わって4年ほど経っていたと思います
術後リンパ浮腫への基本ケアであり重要なものの中に「運動(圧迫下での関節運動)」が謳われているにも関わらず、術後のリハビリはきちんとしてもらえずに退院させられる女性たち。運動をしっかりと組み立ててくれるリンパ浮腫サロンは圧倒的少ないというかほぼ無いに等しい現実
これは、私にとってとてつもない違和感でした
その想いが募ったあるとき、私がものすごい体調不良になり、かなり身体的にしんどい状況になりました。さらにその当時はフリーランスとして完全に成果報酬での活動に切り替えたときで経済的負担からくる心理的負荷もかなりかかっていたときでした。体調不良により仕事を減らすことは生活に関わることで、大変な大打撃
そのときに思ったんですよね
どうせ、いつか平等に死ぬならやりたいことをやろう
「死ぬこと以外はかすり傷だ」
どうせ失敗するなら、やりきって失敗したい
こんなのがあったらいいな、を私がやろう!
そして、BLUE ORGANIC SPACEが生まれました
リンパドレナージなどの徒手療法をみる現場はあったので、リハビリヨガだけのサービスでスタート。週3日はリンパドレナージサロン、週2日は別の治療院、週1~2日をBLUE ORGANIC SPACEに当てることにしました
まずは、やりたいことの100%に近いカタチで始めたい!という想いだけで知人に相談をして、フィオーレの森を紹介していただけることになり、最高の空間で始めることができました。今でもあの空間は目標とするカタチの1つです
ヨガなどの運動療法が標準医療と肩を並べる代替医療になる日を、願うどころか、私にはいつかそうなることへの確信しかありませんでした。基本に忠実に、核を狙い続けることは1番の近道だからです
たとえ、社会的成果や目に見えた利益が生まれるまでに長い時間がかかるとしても
目の前の利益や地位を得ても、それは永続的なものではない
真に、永く、継続されていくものを私は追究していきたいのです
遠回りに見えても、要領が悪くても
核を突き続ける
シンプル イズ ベスト
利益度外視でスタートしたのがBLUE ORGANIC SPACEです
2年目
メニューを追加し、今と近いカタチになりました
リハビリヨガだけでなくコンディショニングと謳い、マッサージとリハビリ運動を一括で行える女性がんサバイバー専門の移動式サロンに
1年目の途中から広尾での営業も開始(だったような。曖昧な記憶)
クリニック提携サロンとして横浜サロンを立ち上げたのもこの2年目の出来事でした
3年目
2周年を迎える数か月前に、これまで移動式サロンだったBOSが常設サロンとしてKINGYOBACHIをオープンすることが決まりました。3年目のスタートは新天地、現在の東京都文京区となることに
リハビリヨガ体験WSを毎月開催し始めたのもこの年で、
3年目の半ば頃に横浜サロンの閉室を泣く泣く決定し、拠点を東京都内に絞ることにしました
そして4年目となる、明日
愛するKINGYOBACHIは移転し、4月4日に新フロアをオープンします
こうやって書き出すと激動の3年間だったようなのですが
私にとっては、BLUE ORGANIC SPACEが向かうところはブレることなく一貫した中で、人事を尽くしていたら、こんなに色々なことが起きていたというのが事実です
やれることは全てやる
やってみてから考える
その先に何があるのかを見てみたい
この一歩一歩をひたすらに進めていったら、こんなに濃い3年間を過ごすことができました
それができたのも、私を頼りにしてくださる方々、私を支えてくれる方々のおかげです
改めて感謝を申し上げます
人は1人では生きられないから
自立して1人で暮らしていたとしても
私の周りにも、あなたの周りにも、沢山の人の愛が溢れていることを忘れないで
与える強さと、受け取る強さ
与える柔らかさと、受け取る柔らかさ
これをこれからも磨いていく
BLUE ORGANIC SPACEは女性とがんサバイバーのケア空間であり居場所
セラピストとして、私を訪れてくださる方の誰よりもファンでいることを誓う4年目です
新しい年に、BIOS projectという新しいプロジェクトも始まり
いよいよ、私がやりたかったことを少しずつカタチにし始めます
社会的意義を発信することは、時に灯台下暗しになりかねないと思います
皆様にこれだけはお伝えしておきたいのですが
BLUE ORGANIC SPACEは、目の前のお客様を心から笑顔にして、美しい後ろ姿で外の世界に出て行っていただくために活動しています
それはサロン内で起きることも、サロン外での活動も同じこと
これからはサロン外での活動の機会が増えることもあるかもしれませんが
どれも同じだけの愛をもって活動をしていきます
BIOS projectでは、アピアランスケアを通してAYA世代を取り巻く社会的環境の境界線をなくしてくことを体験として提案していきたい
そして、私が40代までにやりたいことは宿泊施設をつくること
「人」の「健康」つまりは「生きていくこと」をリアルに感じる空間アイデアを提供したいと考えています
昔に得た、「そんなのできっこない」「まだそんなこと言ってるの?」など心無い言葉を向けられてきた暗い経験は、今になって活かされ、めげないメンタルが育ちました
今でもそういう言葉や態度を向けられたら全く傷つかないわけではないけれど、傷ついて立ち止まる時間の方がもったいないと思います。やったことがないのに、なぜ「やれない」と決めることができるのでしょうか?恐れを他人に向けることは、とてももったいないことです
そんなのは、できなかったときに考えればいいのです
まだまだ尽きない夢を携えながら
この3年が濃すぎて、自分でもいつどんなことがあったかを既に思い出しきれないくらいですが、4年目もきっともっと濃縮された1年を過ごせるだろうと楽しみで仕方ありません
まずは、移転オープン
先日、移転作業と旧フロアの掃除と退去を済ませ空っぽになった旧KINGYOBACHIをみて、さすがに少しこみ上げてくるものがありました。この1年、たった1年、だけど本当に色々なことがありました。毎日が必死で充実していて、とにかく前に進み続けることだけを考え行動し、苦労は多くもそれで得た経験値に大きな価値を感じられる、そんな1年でした
新フロアは雰囲気を少し変え、「新しい」KINGYOBACHIをお目見えできる日が待ち遠しい
いつもご愛顧くださる皆様、これまで関わってくださった皆様
心から感謝を申し上げます
お陰様でBLUE ORGANIC SPACEは、3周年を迎えることができます
これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます
2024年4月1日
平沼穂香
多謝
2024年4月2日 BLUE ORGANIC SPACE3周年