AYA世代とは、Adolescent and Young Adultの頭文字をとった世代の呼び名で15歳~39歳を指します

15歳~19歳をA世代
20歳~39歳をYA世代
として分けることがあります

近年では、この世代にもがんの発症が多々みられるようになっています
これには様々な要因が考えられていますが、明確な原因は未解明です

AYA世代がかかるがんは、希少がんに分類されるものが多く総数としてはまだ少ないのが現状です。その一方で、AYA世代の病気による死亡原因トップは、がんによるものと言われています
(国立がん研究センター調べ)

15歳~19歳といえば、修学や体験などを通して多くの経験を積む大切な時期
20歳~39歳は、就労や結婚や出産のことなど、人生におけるライフプランを立てていく動きが大きく表れる時期
この期間に病気にかかるということは、その後の人生に大きな影響を与えることになります

私が主宰するBLUE ORGANIC SPACEでのケアは、そのような病気にかかった後のサポートをすることがメインになります。治療中や治療後の不調を改善・緩和していくためのサポートをするのが私のお仕事です

セラピストとして、皆様のお役に立てることはこの上ない喜びである一方で、
未病のうちにできることはないか?ということを考えることも常々あります

がんサバイバーの人たちも、同じような想いを抱いているのではないかと、なんとなく思うのです

未病治のためにできること

全ての病気に当てはめることはできませんが、未病治でいるために私たちができることは何だろう?と考えると、思いつくのは「オーガニック」というライフスタイルを取り入れていくことです

オーガニックなライフスタイルとは
・オーガニックな食生活(オーガニック食材を選ぶ)
・オーガニックな衛生管理(生物や環境に優しい清掃・衛生用品を選ぶ)
・オーガニックな衣類(生物や環境に優しい衣類を選ぶ)
・オーガニックな住居環境(化学物質を減らした居住空間、使用エネルギーの見直し)
・オーガニックな仕事(自分を第一に大切にできる労働環境を選ぶ)
・オーガニックな人間関係(自分を第一に大切にできる人間関係に身を置く)

これら全てが、オーガニックなライフスタイルをつくるものに当たると私は考えています
前半の4つは想像がつきやすいと思います
後半の2つはどうでしょうか?

ヒトの健康を考えるとき、多くの場合は食・睡眠などの休養・運動の3つの柱がでてきます
しかし、ヒトが大きく免疫力を損なうような健康を害するような頭を悩ませることの多くは、「人間関係」だとも言われています
(納得してしまう人も多いのではないでしょうか・・・)

この、仕事や人間関係というのは、特殊な境遇を除けば、自分自身を磨くことでいかようにも変化していくことができます
気に入らない人とは縁を切るというような過激なことを言いたいのではありません
それも時には必要なことです、とは念を押しておきますが

「自分を一番に大切にできる環境を選ぶこと」
これは、自分勝手になること、世界の中心は自分だ!と考えるという意味ではなくて
他者に優しさを向けることができているとき、ヒトは満足度を得やすいと思いませんか?
他人にいいことをしてあげられる余裕があるとき、嫌な気持ちになる人は少ないと思うのです
これは裏を返せば、他人・他者に優しさを向けられないときは余裕がないときであるということです

「余裕」って、どうやってつくっていますか?
人だもの、毎日・毎時間・毎分・毎秒、余裕がある状態には出来ないと思います
時にはいっぱいいっぱいになることもあるでしょう

でも、そんなとき
余裕がないときに、他者への行いが不十分になるとき、なんだか少し落ち込みませんか?
(私はけっこう自分が嫌になります)

自分を一番に大切にできる人間関係にしていく、ということの本当の意味は
心身を整える食・睡眠などの休養・運動という大きな柱を太く強くするものとして
コミュニケーション力を磨く、人間関係を見極める力を養う、ということ

人間だもの、give and takeのバランスが成り立つ関係性がいいじゃない?
時にはそのバランスが傾くときもあるかもしれないけど、長い目でみたときに均衡がとれていたら、いいんじゃない?

毎週・毎日・毎時間・毎分・毎秒では均衡がとれないかもしれないけど
年単位でみてみたら違うかも?
少し俯瞰して物事を見てみる癖をつけると、大きな長い目でみたときでさえ短期的にみて必要のないものが分かるようになってきます

自分を大切にするって、きっと、そういうこと

オーガニックなライフスタイルも、きっと、そういうこと

1年後、5年後、10年後、30年後の私が
私らしくいられているかな?と自分視点で世界をみてみると
色々なことは自分でコントロールできるのだ、ということに気付けるはず

今を生きる、社会をつくる、これからをつくる、AYA世代

私もAYA世代の一人として
がんサバイバーも未病の人も、世代でみたら同じ仲間だとして
仲間たちとのgive and takeで「生きてる~!」を感じたいのです

だから、オーガニックライフ

最後までお読みいただきありがとうございました