12月25日、巷はクリスマスホリデーで彩られているでしょうか

私も幼い頃は、クリスマスイヴの夜は「今年こそサンタさんを見るんだ!」と意気込んで夜遅くまで起きるものの寝落ちて1度も会えずに大人になりました
(リアルサンタさんからしたら、さっさと寝てほしかったことでしょう)

さて、30オーバーとなった今の私のクリスマス事情は
街がイルミネーションで輝いていたり、クリスマスコフレなど限定品が出ていたり、そういう雰囲気はとても好きな一方で、あまり興味がなくなったというのが本当のところです

クリスマスというのをさて置いても、寒くなる季節は
人肌恋しくなってみたり、なんとなく切ない気持ちになってみたり
心身共に「ぬくもり」を感じたくなるものですね

色気も何もない話をすると、
冬というのは季節性の鬱に陥りやすいのです
東洋医学的に言えば、腎の季節で寒さに耐える芯の強さが心身の強さを保つ季節
四季の中で冬場というのは情緒不安定になりやすいのですね
それを知っておくと、なんとなく鬱々とするときにも、そんなもんかぁと受け流せたりもする豆知識でした

さて、話は「ぬくもり」に戻ります

身体の温もり、心の温もり、
皆さんは十分に温かく過ごされているでしょうか?

私は、現在独身で愛猫一匹と暮らしています
自営業で医療でありつつ接客業なので、世間一般の多くの人と休みは合わないことがほとんどなので、基本的にはソロ活をしています

鍼灸マッサージの免許を取得してすぐにフリーランスとして働き始めた頃は、
周りの友人たちが次々と結婚や出産を経験し、一緒に過ごせる人がいなくなり
1人も苦痛ではないけど、なんとなく寂しいような置いてけぼりになったような気持ちがありました

ふと早く上がれる日にご飯に誘う
ちょっと新しいスポットに出かける
そんなことを誘える友人がとても少なくなってしまい、結婚をする予定もない、恋愛は二の次で仕事ばかりの日々に時々焦ることもありました

優先順位として、仕事>恋愛であったつもりはないのだけど
私なりの責任として、身体を預かる立場としてのふるまいが疎かにならないように、自然と仕事に支障を出さない生活を心がけていました

周りからは要領よく見られがちな私なのですが、
本当のところは超不器用だし猪突猛進
果たすべき目標に向かってまっしぐらでありながら、色々なことへの勘は鋭いので他人への配慮はそれなりにしているつもりです。決して雑に接することはしないように心がけています
(が、取り組んでいることが佳境に入ると目に入らないことも多々・・・苦笑)

私にも、恋愛の時間というのが存在しています
でも、私なりの配慮は相手には寂しい想いをさせてしまうのか、興味が薄いように見られてしまうのか、、、そういう恋愛が多かったように思います

恋人になるならば、一歩踏み込む勇気をもつこと
ステップインは私から、傷つくのも私から、そうやって安心感を与えられたらいいなと思います
私はタフなので(笑)ボコボコになっても挑み続けることができてしまうのですが(笑)
ある意味で男性的な恋愛をしてきたのかもしれません

私が好きなとあるドラマがありまして、
その主人公のセリフにこうあります
「一人でも生きていけるけど、ちょっとしたことが疲れるんだよ」

まさにその通り
ふとした時に、ちょっとしたことをシェアできる環境があること
これはとても大きな救いになります

それは恋愛や結婚でなくても満たせることだと私は思います

関係性を決めることは時に物事を簡単にもするし複雑にもする
誰かと誰かの関係は、その2人のものであって
それぞれが属するコミュニティも広く見れば関係するけど
結局は2人で解決すること
2人の関係性をいかにつくる努力ができるかだと、私はこれまでの経験を経て学びました

これは、全ての人間関係に言えることで
私はお仕事でも、ある点においては人と深く接することをしています
お身体を預けていただく、お身体に触れる職業というのは多くはなく
お客様・患者様が頼ってこられて、この人には触れてもらってOK、という暗黙の了解を得られるように日々努力するわけですが

20代の頃、あえて自分を大きく見せることはしないけど、自分より年上のお客様から信頼を得るためには様々な努力をして毎日が闘いのようだったなぁと今では思います

虚勢を張るのではないけれど、いつでも自信満々で笑顔でいるのは、そんなに簡単なことではありません

なぜなら、私のもとへ来てくださる方々の心身は、教科書通りのことなんて1人としていらっしゃらないからです

どんなに教科書を読んでも、エビデンスを追っても、それは後追いであり

基礎の応用が常に求められる


そして身体だけでなく心のケアのためには心理学やジェンダー論の本も読み漁り、実践し、落とし込む

実践して身についていないことは、臨床では何も役に立ちません
机上の空論は、患者の前では「無」に等しい

そんなこんなで日々格闘し続けているとですね
話は恋愛に戻りますが、
要領のよくない私は
仕事脳と恋愛脳を瞬時に切り替えることなんて全くできず
相手にとってみれば、楽しくないわけですよね

「私が人を好きになると迷惑をかける」
そんなことを考えたときもありました

でも、今は3周くらい回って
「人には迷惑をかけてなんぼだ」
と思えるようになりました

迷惑かけちゃいけない、なんて考え自体が傲慢だったのです

人は1人では生きていけないことを
オーガニックライフの実践で真に実感しました

オーガニックを学んで、人間関係についても学びが深まり
私にはとても合っているライフスタイルなのだと思います

人生の本質ですね

きっと多くの人は、そんなこと自然とできていて
何をそんな大それたように(笑)と言われそうですが、超絶不器用な人間にはとてつもなく難しいことなのです

これまで人生で何度か、手の平を返されたようなショッキングな出来事がありました
傷が大きいと修復までとても時間はかかりますが
必ずその傷は癒えて
無くなるのではなく、傷が増える度に強くなれるのです

身体の怪我も心のケガも、セラピストとしては糧になることばかりです
これだけ経験して深く考え、理解しようと努め、学んできたから、できることがある

これまでに得てきた傷はつくらないように
まだ得たことのない傷は防げるなら防ぐ
それでも傷ができたら慌てない
いつか癒えることを学んだし、癒す方法も理解してきました

何が言いたいかというと

時に人肌恋しいような、切ないような気持ちになることもあるけれど、私は私自身のチカラで「温もり」をつくれるようになりました、ということです

誰かと過ごすことで存在できるのではなくて
1+1=1ではなくて
1+1=2になること

強い女性は、モテませんが
そんな自分も理解してきて諦めがついてきました(笑)

私は私なりの愛情を深く
温かく冬を過ごしたいと思っています

皆さんは、どのように過ごされますか?

年内のブログはこれで最後になります
今年はKINGYOBACHIを開業し、劇的なことが起こりまくった年でした
いつも自分が想像する以上の良い出来事が起きて
自分はそれに見合う人間になれているだろうか?という葛藤は絶えません

1つだけお伝えしたいことは

「感謝、感謝、感謝」

これまでにあった赦せないようなことも赦す必要はない

けれど、全てのヒト・モノ・コトに感謝が尽きません

KINGYOBACHIを開業したときにもお伝えしたのですが、
「過去のこの素晴らしい日を思い出すよりも、常にサロンの向かうところを見据えて泳ぎ続ける」ということを自然と決意しました

何か迷う時にはこの初心を思い出して、私は私らしく前に進み続けたいと思います

来年はもっとKINGYOBACHIを盛り上げていけるように年末年始にゆっくりと考えを巡らせたいと思います。すでに色々と計画中です!

本年もありがとうございました
皆様、良いお年をお迎えくださいませ
来年も元気に、宜しくお願い申し上げます

多謝
2023.12.25 BLUE ORGANIC SPACE 平沼穂香