オーガニックな生き方って、何?-BOSの誕生のはなし-
9月、怒涛の月を過ぎて、私はまだ余韻の残る10月を過ごしています
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
10月は私にとっては裏運気とのことなので、粛々と浄化月間にあてて来月以降に備えたオーガニックライフとなりますように
「オーガニックな生き方って、何?」
こちらが今回のテーマであります
ブログでは過去記事でエビデンスから紐解くオーガニックの概念や考え方、具体的な家計費に関わるようなものもございますので、良ければ過去にさかのぼって読んでみてくださいませ
本物のオーガニックに出会ってから、私の生活は一変しました
まずはできることからオーガニックな食品を取り入れてみたり
生活用品もサステナブルなものに切り替えていったり
それらを通して、日々精進している訳ですが
何よりも大切なのは、生活の質自体を「オーガニック」にしていくこと
これはとても時間がかかるし、その人それぞれ形が異なると思うので私事としてお話を進めてまいりますね
生活で使用する又は食する商品をオーガニックなものに切り替えていくにあたり
ぶつかった壁が、「働き方」でした
私の働き方は、まるでオーガニックではなかったのです
いわゆる”ブラック”な稼働でした
治療院業界というのは、低賃金で長時間労働が当たり前
そして肉体労働です
施術というお仕事は好きですが
身を削っても、心が削られていく一方でした
かつての私の周りにいる施術者は、不健康な人たちが非常に多かったのです
当然、長時間労働していればまともな食品や製品すら買いに行く時間もなく
コロナ禍では店舗の営業時間にも変動があり、医療従事者である私たちは営業停止にはならないので日用品の買い物すらままならない日々
このときに、「あ、身を置く世界を変えなければいけないんだ」
と実感しました
十分に修行をしてきた
一生学びの職業だからこそ、今の自分の価値を適正にみて、私にあった生活・働き方にしよう!
と決意できたのは、コロナ禍のおかげでもありました
思い立ったが吉日
すぐに職場の1つを変え
環境を変える準備を始めました
助けを求めれば、優しくしてくれる人がいるのです
すぐに開業するには時期が悪いので
業務委託の掛け持ちというかたちで、初めから個人事業主ではありましたが、完全フリーランスとなることを決意
次のステップに行くには
踏ん張り時もあるのです
完全フリーランスとして活動し始めた翌年の春
胃腸炎にかかり、久々にダウン
その頃はお金もキツキツで、体調も大きく崩し
胃腸炎によりデトックスされた私が思ったことは
「人生一度きりだ、やりたいことをやろう」
これまで温め続けてきたコンセプトの1つを見切り発車で始めてみよう!
と、すぐに場所を用意するために知人に連絡
場所利用の快諾と共に、さらに新しい場所の提案と繋ぎまでしてくださったのです
思い立って1週間のうちにInstagramアカウントを開設
約2週間後には知人が紹介してくれた最高の空間に内見
使用開始の手続き
簡単に必要物品を用意して
翌月にはBLUE ORGANIC SPACEを開室しました
こうして、BLUE ORGANIC SPACEは溝の口フィオーレの森で始まったのです
1番最初のお客様は、BLUE ORGANIC SPACEを開室した翌月にご連絡をいただきました
最初のメールをいただいたときは鳥肌が立ちました
紹介でも知人でもない方が、私のHPをみて連絡をくださったという衝撃
BLUE ORGANIC SPACEには、「こんなのがあったらいいな」が詰め込まれています
社会で懸命に生きる女性にとって
頑張っているのに損をしてしまう女性にとって
優しすぎるが故にサンドバックになる女性にとって
自身の内情をオープンにできない女性にとって
がんサバイバーへのカジュアルなケアが川向うになってしまっている女性にとって
居場所になるサロンを私がつくろう
鍼灸マッサージ師として医療に貢献するということは
こんなのがあったらいいな、つまりは、こんなのがない、というケアの形を提案し続けること
いつか開業すると決めているのだから
私がやるんだ!
と決意した、胃腸炎の日の事を忘れません(笑)
仕事が大好きな私は、やりたい事には更に邁進してしまって
やはり時間やお金を切り詰めてしまっていた部分はあります
今は、水道橋にKINGYOBACHIを開業し
お客様のお人柄にも恵まれ、安定した暮らしが整ってきましたが
BLUE ORGANIC SPACEを開室した頃は
毎月の残高は3桁は当たり前
でも、やれるところまでやってみたい、という一心で発信し続けていました
周りからは、やりたいことは自由にやっている人
という風に見えているだけだと思いますし、それで十分
だって、やりたいことやってますもん(笑)
しかし、身体にはガタがくるもので
経済的な圧迫は精神もすり減らしてしまうのですね
ポツポツとご予約数は増えたものの、黒字とまではいかない経営
(店舗での業務委託勤務を週5~6日、空いた日をBOSの活動に当てていました)
やはり、がんサバイバーへのケアの発信としては
先を行き過ぎたかなぁ、なんて心も少し折れかける頃
また、追い風が吹き
少しずつ売上は上がりました
それだってまだ細々経営
気は抜けません
ビックサプライズは、ご縁により開業できたKINGYOBACHIでした
BLUE ORGANIC SPACEの開室を通して
やりたい事をやりながら、徐々に安定する経営により
時間的な余裕や金銭感覚の良い変化が訪れ始めています
きっと、他の人はもっと近道を知っているのだろうと思います
私は随分と遠回りをしているのでしょうね
開業してからが大変な人たちが多い中で
私はBLUE ORGANIC SPACEを開室し、KINGYOBACHIの開業が始まってからの方がとても幸せに過ごせています
設備環境の整備や、毎月変動し得る経営にはもちろん気を張っているものの
それでも精神的な安定を強く感じています
やっとここから
自分を充実させる時が来ました
もう30代になって、ようやくです
これまでのことを後悔したことは一度もありません
自分自身が経験して納得しないと、次に進めない性格なので
経験できたことが大きな財産となっています
経験の全てが、これからのKINGYOBACHI経営にも生きていくことでしょう
先の見えない未来に不安になるのか
楽しみと思えるのか
人間の強さの分かれ道
オーガニックな生き方は
先の見えない未来を楽しみながらも
自分を大切にできる選択をし続けること
自己を愛することが、他への優しさになると
私は経験してきました
私が大切にしたい人たちのために、私は私を愛し続けますし
その方法を施術を通して、発信を通して
お伝えし続けいきます
皆さんの大切にしたい人は、誰ですか?
すぐに思い浮かぶ人はきっと自分を満たせている人
もし、ぼんやりとしか浮かばない人は孤独なのではなく、自分を愛することから始めましょうよ
最後までお読みいただきありがとうございました