乳がん術後のヨガ|日本がんサポーティブケア学会で発表しました
本年5月に開催された第11回日本がんサポーティブケア学会で発表した演題が、優秀演題に選出されました。
E-poster神経障害・妊孕性カテゴリーで「化学療法継続中の乳がん術後上肢リンパ浮腫患者に対する長期伴走型運動療法の一症例」というタイトルで、3年8か月という長期に渡りヨガを基盤とした運動介入継続をしたケースへの運動設計とお客様ニーズとのマッチングについてを報告しました。
発表後、がん拠点病院や総合病院のメディカルスタッフから
「これからも続けてください」
「応援しています!」
「心の支えになっていたんだと思う」
と、心強いコメントをいただきました。
優秀演題に選出してくださった全田先生からは、専門色が強くなりがちな鍼灸の領域だからこそ多角的に患者様を支援した視点をアツく推していただき、とても励みになりました。
限られた発表時間の中で、4年近く共にヨガをした軌跡をまとめるのはとても簡単なことではありませんでした。
長い年月の中で、機能増強から痛みの緩和まで幅広く”ヨガ”と共にお客様と歩んできた中で、「お客様がヨガだけでなくこの場・この時間に求めていることは何だろう?」と考え続けた4年でもありました。
その中で、必ず医療機関から受ける医療的評価のヒアリングを行った上で運動設計をすることで、運動療法やヨガが「前進している」感覚を提供し続けられたのではないかと感じております。運動を継続できている実感と体験が、お客様の心の支えになっていたのかもしれません。
術後リンパ浮腫があると、むくみが増悪してしまう不安から運動を避けてしまったり、なるべく患部を安静にしようと心がける方も多いのではないでしょうか。
そして、術後リンパ浮腫があると軽い運動・ストレッチなどしかできないと思われている方も多いかもしれません。
しかし、術後リンパ浮腫や慢性的なむくみを考慮して、段階的にできることを増やしたり、調子のよくない時期にはその日の状態で「できること」を積み重ねることで、3歩進んで2歩下がるような小さく見える歩みかもしれませんが、着実に「できること」が増えていきます。
今年は、別の学会への発表も予定しています。
挑戦は続きます。